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よくもまあこんな机上の空論を前提にした政策を考えたものだと思う。いったいどんな「有識者」をそろえてこの政策を考えたのか、不思議。農業のことをろくに知らない人間が考えたとしか思えない。ただひたすら罵倒したいところをグッと抑えて、何が問題なのかを考えてみる。 https://news.yahoo.co.jp/articles/24e68dc66e4527c9f45eefcd0ec54733b7facf18?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240529&ctg=bus&bt=tw_up 食糧危機が起きるリスクがある場合、海外から食料が輸入できなくなっているということだろう。そんな事態が起きた場合、当然、様々な資材が手に入らないだろう。肥料や石油も手に入らないかもしれない(種子は、コメに限っては大丈夫だと思うが)。となると、増産しようにも増産できない。 戦後間も
2001年入省の官僚の間では、私はちょっとした有名人だった。新人研修のとき、事務次官だろうが誰だろうがズバズバ質問するので、「どうせ篠原が質問するんだから最初からマイク渡しとけ」と言われるほど。当時の新聞で「今年の新人はえらくやる気がある」と評されていたのは、たぶん私のせい。 そんな私を蛇蝎の如く嫌う同期と、面白がる同期とにスパンと分かれた。そりゃまあ、これから出世したいと思う人間は、私と親しいなんて思われたら迷惑だと思ったに違いない。けれど不思議なことに、私に触発されてズバズバ質問するのもいたりして、必ずしも一色ではなかった。 金融庁の課長が私の参加してるグループで懇談。「何兆円ものお金を動かしてる、この国を動かしてるんだという快感」の話、税務署に行ったらいきなり署長で、トップとして君臨する快感とかの話。 で、私に触発された同期が「あなたのポリシーは?」と質問したら、その課長、ドギマギし
私は当初、日本酒が大嫌いだった。甘ったるくてベタベタして悪酔いする。決定的だったのは、大学入学したての時の歓迎会。日本酒コップ一気飲みをやらされ、当然ながらゲーゲー吐いた。目が回ってグラングラン。「ポン酒」はもう飲まないぞ!と心に決めた。 私が日本酒の旨さに目覚めたのは阪神淡路大震災。当時は真冬。暖がとれなかったため、薪になるものはないかと町中を歩いていたところ、酒蔵が倒壊していた。申し訳ないけれど、薪に使わせてもらえないかとそこにいた人に声をかけた。すると、コンクリートの建物に手招きされた。 薪にしたいなんて言ったから怒って殴られるんじゃないか、とおっかなびっくり入ったら、「ボランティアか?搾りたてを飲ませてやろう」と言われた。その時口にした飲み物に衝撃を受けた。果物ジュースのように豊潤で、それでいて切れもよい。いくら飲んでも飲み飽きしないおいしさ。 こんなうまい飲み物がこの世にあったと
イギリスで3人子育てしておられた方のお話、むっちゃ面白かった。日本と違いすぎて比較にならない。忘れないうちにメモ。 ・大学進学には3教科勉強してればいい。 ・法学部に進学するのにその子が選んだのは英語、心理学、社会学。 ・高校では基本的なものだけでも24教科。さらに細分化。 ・たとえば日本だと「美術」とひとくくりだけど、絵画、彫刻などに教科が細分化。それのうちの好きなの取ればよい。 ・学年の考え方が弱い。興味があれば上の学年の教科をとってよい。下の学年の教科から苦手をやり直しても構わない。 ・でも3教科だけ勉強すればいいから、得意なことしかしない。 ・3教科の成績は生涯の証明書になる。たとえばA.A.Bという成績なら、ずっとそれがついて回る。ただしもう一度カリキュラムを受け直して成績を上げることは可能。そのためにトシ取ってからまた学校に通う人多い。 ・大学出てから就職するとは限らない。1年
もしこの事件が起きなければ、西洋が世界を牛耳ることもなかったかもしれない。世界中で侵略を重ね、各地に植民地をもち、科学技術を発展させ、今も世界をリードし続ける存在にはなれなかったかもしれない。この事件が西洋を目覚めさせ、世界最強の地域に変貌させることになった。それが十字軍。 十字軍が起きる前、西洋は世界でもとびきり技術が遅れていた地域だった。というと、不思議に思われる人もいるかもしれない。西洋は古代ギリシャ・古代ローマ帝国の時代から、世界最先端地域だったはずではないか、と。ところが中世ヨーロッパは、一時、石器時代にまで技術が後退していたといわれる(※技術を残した地域もある)。 確かに古代ローマ帝国が健在だった頃は、世界最先端地域だった。ところが4世紀にゲルマン人の大移動が起きて、帝国が崩壊すると、あれよあれよと文明も技術も失われてしまった。「連鎖倒産」が起きたからだ。 ゲルマン人達はローマ
ビートたけしに始まり、ダウンタウンが引き継いだ「いじり」という手法は、集団を「嗤(わら)い」で支配できるということを子どもたちに示してしまった面があるように思う。 頭の回転がよく、言葉巧みな強者は、特定の人間を「いじられキャラ」に仕立てることで嗤いを生む。この場合、 いじられキャラと目された人間は、他のポジションを要望する自由を奪われる。もし拒否すれば、「笑いがわかってない」「せっかくお前が主人公になれるようにしてやったのに」と恩着せがましさを見せながら相手を罵り、それでも拒否するなら集団から排除する。「おもんねーヤツ」とレッテルを貼って。 こうした強者は空気を支配するのがうまい。大学のサークルの新歓コンパで、そうした先輩がいた。新人に自己紹介をさせたあと、ビールを何杯も飲ませて酔い潰させていた。さて、私の番。ビールを飲み干し、コップを頭の上で逆さにし、「あー、うまかった」と言ってそのまま
(技は見て盗め、というタイプの指導者を根絶させたい、マニュアルも作って丁寧に教えたいという書き込みに対し) ここ、難しいところで。教えるのがうまい、あるいは親切に教える人のところだと人がかえって育たないという不思議な現象があって。 ろくに教えず、教えるのがヘタだと自覚もあって、頼むから勝手に育ってくれという人のところのほうが人が育つという矛盾めいた現象もあって、単純ではない。 なぜ教えると人が育たなくなるのか?教えられた人は、教えられたその言葉に縛られて、眼の前の現象を観察しなくなる、あるいはできなくなる、ということが起こりやすい。上司の言葉を聞き逃すまいということに必死になって、上司に「聞いてなかったのか』と叱られるのが怖くて、必死になって聞く。 すると、上司の言葉に集中することに必死のため、目の前の現象を落ち着いて観察するゆとりがなくなるらしい。器用な人は切り替えて観察できるのだけど、
FB友が「なぜ大谷翔平の親は『大谷翔平の育て方』を語らないのか』という問題提起をしていた。これは大変興味深い視点。将棋の世界で7冠を誇る藤井聡太氏の親御さんも、本や講演の依頼が多いだろうに、語ったことはない。なぜ講演依頼を引き受けないのか?受ければ年億単位の収入となるだろうに。 恐らく、「私達が育てたんじゃなくて、あの子が育ったんだ、自分たち以外の皆さんが育ててくださったんだ」という思いをお持ちだからではないか。そういう思いがしっかりしてるから、語る気にならないのではないか。もし語ったら、その途端、全てが崩れ去る気がするのかも。 私は部下育成の本を書かせてもらったけど、当初、全然筆が進まなかった。自分がどう育てたか、みたいな自慢をするのはなんか変だと思ったし、私の力で育つものではない、と強く感じたからだ。筆が進みだしたのは「私を育ててくれた人のことを書こう」と思った時からだった。その時、気
私は経済学に関してはかなりヘンテコな考え方をしていて、非常に共感されにくいのだけど、ケインズ、ソディ、ゲゼルの3人を組み合わせた考え方がいいじゃないか、と考えている。ケインズは別として、ソディとゲゼルは聞いたことがない、という人が多いと思う。 ソディはノーベル化学賞を受賞した化学者。その後、ソディは経済学に興味を持ったのだけれど、当時としてはあまりに奇抜過ぎる理論だったので変人扱い。でも、さすが化学者らしく、エネルギーの視点から経済を見直すという興味深い着眼点。 この世に存在するものは全て壊れていく。エネルギーは使ってしまえばなくなってしまう。なのに、一つだけ壊れもせず、それどころかどんどん増殖するものがある。お金。お金は信用創造などでどんどん増殖してしまう。この世のものはすべて壊れ、失われていくのに。 お金を支払えばいろんな商品を購入することができ、エネルギーを消費することもできる素晴ら
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