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本稿は,令和4(2022)年度国立大学図書館協会海外派遣事業(短期)による筆者の短期研修の報告である。令和5(2023)年2月に訪問した国立台湾大学,中央研究院におけるデジタルアーカイブおよびデジタル・ヒューマニティーズの取組に関するインタビューをもとにした調査により,各機関において,史資料のデジタルコンテンツの利用促進やその普及,さらにはシステムの利用状況の把握等,意識される問題については日本の機関と共通する点があるものの,それらを克服する為に多くの工夫や取組が実施されていることがわかった。
The author once published two reports of criticism, in 1982 and 2001, on the legend of movement against railway construction during Meiji Era, spreading all over Japan. On many books of regional history, both in academic or journalistic works, they have introduced the legend that there were many movements against railway, for the infringement to right vested in feudal system, or simple ignorance t
There have been many oral traditions relating to oppositions against railway constructions in the early period of railway development in Japan. The most famous oral traditions have been in Shukubamachis (towns or villages with facilities for relay post-horse), where the inhabitants had There have been many oral traditions relating to oppositions against railway constructions in the early period of
テレビ朝日では、地上・BS放送に対応するマスター設備を構築し、2013年12月より稼動した。その特徴として放送中の保守作業を可能としており、ノンストップマスターを実現した。その実現のために本線系設備を3重化構成とし、制御LANはSECNET3を採用している。また、サーバー設備を簡易3重化構成にすることで、コストパフォーマンスに優れた冗長構成としている。さらに同期系統、アラーム監視に関して日中保守を可能にする実装をした。
The purpose of this paper is to suggest that the teaching focused on the extention of multiplication of fractions on the sixth grade is effective to promote learner's understanding of its meaning. In the teaching of multiplication of fractions, we adopted the following four activities in the lesson. (1) The first lesson was designed for the extention of the meaning of multiplication of fractions i
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漆芸家、菅原精造はアイリーン・グレイに日本漆芸を教え、共同し、彼女の作品に影響を与えた。本稿の目的は、日本とフランスの菅原の遺族に取材し、関連文献・史料を調査してグレイが学んだ菅原の漆芸習得の背景を明らかにすることである。結果、次の事実が明らかになった。1)菅原の漆芸技術の習得は、圓山卯吉が創設し運営した山形県酒田市の教育機関兼事業所「カワセ屋」での修行に始まる。 2)「カワセ屋」が木工・家具製作に重点をおいていたことから、菅原は木工・家具製作の技術も習得していた。 3)菅原に漆芸を教えた師匠の一人は漆器職人、森川奇秀である。 4)菅原は、1901(明治34)年9月に東京美術学校漆工科に入学し、1905(明治38)年11月に渡仏した。同校に4年以上在学したが、卒業はしていない。 5)東京美術学校漆工科における主な教員は、彫刻家・高村光雲、漆芸家・川之辺一朝、漆芸家・辻村松華である。6)東京
日本人が,英文の査読付き学術雑誌に論文を掲載することは容易ではない.しかしこのグローバル化した時代に,日本語で研究論文を書いていたのでは学問をしたことにはならない.高い志を持って,英語の論文に挑むべきである.英語の微妙なニュアンスがわかるまで,英語を徹底的に読むことも重要である.また若い時には,教育を犠牲にして研究に集中しなければならない.国際会議は,研究者の戦場でもあることは理解すべきである.いろいろと苦労して投稿した論文も,意地の悪いレフリーにあらを探されて棄却されてしまうことも多い.本論は,英語の論文の雑誌に掲載しようとしている研究者に,著者の経験からアドバイスをしようとするものである.
本稿は、『明恵上人伝記』に載る、明恵が栄西から茶を贈られた説話の読解を目的とする。本話の歴史背景を検証するにあたり、従来説では限界があると気づいて、栄西の研究に着手した。文学研究からのアプローチであるものの、仏教学や歴史学に越境する実践であり、近年の寺院調査や学際研究の進展が架け橋となった。そこで得た視点をもとに、改めて『明恵上人伝記』の本文を分析し、日本の茶の始発を示す伝承の成り立ちと展開を問い直す。
Nowadays, businesses that utilize increasingly varied and large-scale data are growing on a global scale. New technologies for data acquisition and analysis are changing at an extremely rapid pace and being implemented in society. In business, where understanding and trust from users and citizens are essential, ELSI (Ethical, Legal, and Social Issues) framework, which deals with all issues other t
東京大学附属図書館では,所蔵する『源氏物語』写本のデジタル化を機に,異なる分野を専門とする研究者と図書館職員が『源氏物語』を軸としたデジタルデータの活用に関する勉強会を開催し,その成果として『源氏物語』の本文研究プラットフォームを目指すサイト「デジタル源氏物語」を公開した。本稿では,勉強会開催に至るまでの経緯とデジタル源氏物語の構築・機能拡張および,勉強会ならびに図書館職員が研究者と協働することの意義について述べる。
本研究では,韓国の大学において学習支援担当者の職能開発がどのように行われているかを韓国大学教育開発センター協議会が実施している研修の内容を事例に情報をレビューした結果を示す.調査の結果,韓国の高等教育においては,多くの大学の教授・学習支援センターが本協議会に加盟し,その連携体制を活かした複数の階層別・職能別研修が実施されていること,その研修は会員校のみに閉じられたものではなく広く韓国の大学教職員が参加可能であること,とくに学習支援担当者については,カウンセリング能力が必要な専門性の一つとされており,育成しようとする学生像は自律的な学習者であることが確認された.
本稿の目的は、女性の性的自立の可能性について探究を行うことにある。そのために、通常は女性の性的自立と対立するものとされるマゾヒズムを取り上げ、女性のマゾヒズムが性的自立に導きうる可能性を検討する。女性の積極的なマゾヒズムの実践が現状の権力構造を脱構築する可能性を検討し、あわせて、マゾヒズムのより深い理解へ至るよう努める。ジェンダーの文化的偏向によって、男性のそれとは異なり、女性のマゾヒズムは自然本性的なものとされてきた。自然に依拠したこの種の議論は、当然のことながら再吟味されねばならない。しかしまたこのことは、必ずしも女性の性的なマゾヒズムが日常の権力関係を単純に反映していることを意味しない。サドマゾヒズムが権力関係を利用するというように考えると、パット・カリフィアのように、サドマゾヒズムは「権力関係のパロディ」と定義することもできよう。そこで本稿では、パット・カリフィアのこの考え方を、女
Online ISSN : 1884-1236 Print ISSN : 0022-7668 ISSN-L : 0022-7668
書評(岩村 昇著『共に生きるために――アジアの医療と平和――』(新教出版社、一九八二年、二三五頁)荒川純太郎著『アジアの地下水――サラワクの自然と人々――』(新教出版社、一九八二年、二四八頁)望月賢一郎著『アジアの視点から見た日本』(日本基督教団出版局、一九八二年、二五三頁)池 明観著『現代史を生きる教会』(新教出版社、一九八二年、三一二頁))
Online ISSN : 2189-9355 Print ISSN : 0288-4038 ISSN-L : 0288-4038
キーポイント: ・「口腔セネストパチー」(体感異常症)は,「奇異な表現で訴えられる,多彩で変動する口腔の異物感や違和感」である. ・常識的には理解しがたい訴えとして表出されるが,幻覚や妄想とは異なり,元々は「体内感覚の変質」とみなされていた. ・「名状しがたい口腔内の不快感」をありありと訴えるが,患者本人は「実際に異物はない」と理解はしていることが多い. ・精神科よりも歯科や耳鼻科など身体科を受診することが圧倒的に多い. ・舌痛症(口腔灼熱症候群)と重複する症状も多く,明瞭な分類が困難な場合も多い. ・多くが難治性で,向精神薬等の有効率は50%以下である. ・基本的な対応としては,患者の訴えを傾聴する.安易に否定しない一方で, 「変なものは変」であるため,当然のように肯定はしない. ・「病気の成り立ちを患者と一緒に探求する姿勢」が大切とされている. ・全身に異常感覚が拡大する場合や,精神症
人々は自分の所属する集団(内集団)に対して、自分が所属しない集団(外集団)よりも好意的・協力的に行動する傾向を持つ。この内集団ひいき現象は様々な種類の集団間で観察されるのみならず(e.g., Sumner, 1906)、実験室内でのみ存在する名目的な集団、すなわち最小条件集団(Tajfel, Billig, Bundy, & Flament, 1971)においても生じることが多くの研究で確認されている(e.g., Brewer, 1979)。近年、この最小条件集団における内集団ひいきは、適応論的視点からの集団協力ヒューリスティック仮説(e.g., 神・山岸,1997; Yamagishi, Jin, & Kiyonari, 1999)や評判維持仮説(Mifune, Hashimoto, & Yamagishi, 2010; Yamagishi & Mifune, 2008)によって説明され
Online ISSN : 1884-9571 Print ISSN : 0451-2375 ISSN-L : 0451-2375
In recent years, various efforts have been made on a national scale in Japan to develop human resources in the sciences. It is expected that university laboratories will play a significant role in the development of science-related human resources in Japan. However, there is limited knowledge of what experiences in university laboratories influence students’ decisions to become researchers. In thi
歴史研究と社会学の合流点にある研究は,1つの事例を詳細に分析しながら,いかにして一般化可能な理論を構築することができるのだろうか.本稿は,理論志向のエスノグラフィーの方法論に着想を得て,歴史社会学者が外的妥当性を備えた理論を構築するための1つの枠組みを提案するものである. 近年のエスノグラファーは,その解釈的・記述的な性格を保ちつつ,因果関係の説明や限定的に一般化できる理論の構築を試みてきた.こうした理論志向のエスノグラファーによる「構成的主張」(Pacewicz 2020)は,ある現象や特性が「どのように(how)」存在するようになったかを詳細に記述することで,それらが「なぜ(why)」生じたかについての理論的説明に貢献することをめざすものである. 本稿は,歴史分析のために構成的主張を改良し,歴史社会学者が単一事例研究から外的妥当性のある理論を作り出すための1つの方法を提案する.歴史社会
The purpose of this paper is to introduce Japanese informatics education from elementary school through high school. To this end, we discussed what competencies are expected to be developed by programming education, the Japanese curriculum standard for informatics subjects, and what should be considered in future programming education. To concretize the discussion, we examined previous research ab
Online ISSN : 1882-0352 Print ISSN : 0913-5227 ISSN-L : 0913-5227
砂州の寒村だった横浜村は,修好通商条約の開港場に選ばれ,生糸貿易によって発展し,現在日本最大の政令指定都市と なっている.1858年の条約では,開港場は東海道の「神奈川」であった.しかし幕府は,長崎出島のような閉ざされた居留地を意図して,「横浜開港場」を突貫工事で建設し,1859年7月1日の開港日に間に合せた.そして翌年,横浜村の住民を移住させ堀川を開削して,水路で囲まれた「関内」を作り上げた.島崎藤村の小説「夜明け前」では,高額な生糸相場のうわさを耳にした木曽の生糸商人一行が,百里離れた開港直後の横浜を訪れている.そして同行した医師の眼を通して,横浜の様子を詳しく伝えている.また開港前後に来日した外国人写真家は,当時の貴重な歴史写真を残している.本報では,小説「夜明け前」と外国人写真家の歴史写真と共に「横浜開港場」を辿ってみる.
Online ISSN : 2424-2179 Print ISSN : 1880-3806 ISSN-L : 1880-3806
江戸幕府は慣例的に全国から集めた国絵図に基づいて日本総図を集成していた。国土の地図づくりが制度の存立や機能と関って国家権力により組織的に遂行されていた。だが従来研究不十分のまま,幕府が編纂した日本総図は最後の伊能図を除くと慶長・正保・元禄・享保の4回であるとみなされてきた。だが,近年の研究によりとくに江戸初期において,慶長図の編纂はなく,寛永期の2度の編纂など,従来の通説を大きく改める成果を生むに至った。幕府編纂の日本総図は順を追うと,最初は寛永10年,同15年,正保初回,正保再製,元禄,享保とつづき,最後は文政の伊能図にいたる全部で7回に及んでいた。伊能図は国絵図に基づく集成ではなく,成立経緯が他とは異なることから本稿では除外している。しかるに,江戸幕府の日本総図は時々の政治や社会情勢を背景にして図示・内容に違いはでているが,全国の国絵図をいかに接合するかの技術面でも各期工夫があった。寛
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