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ニッポンドットコムおすすめ映画 村上春樹作品、仏でアニメーション映画化:『めくらやなぎと眠る女』監督が語る「作家、日本、震災」 Cinema アニメ 2024.07.20 日本を代表する小説家・村上春樹の作品が、初めてアニメーション映画になった。『めくらやなぎと眠る女』は、村上による6本の短編小説を一つの物語に再構築した意欲作。監督のピエール・フォルデスが、大ファンだという村上作品を翻案する方法や、日本と震災といったテーマへの向き合い方を語った。 ピエール・フォルデス Pierre FÖLDES 映画監督、作曲家、画家として活躍するアーティスト。コンピュータアニメーションのパイオニア的作品『飢餓(Hunger)』でアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされセザール賞を受賞したハンガリー人の父ピーター・フォルデスと、イギリス人の母の間にアメリカで生まれる。パリで育ちピアノと作曲を学び
山手線「駅名」ストーリー 原宿(JY19): 「宿場」を示す古くからの地名が地図から消え、駅名にだけ残った 旅 暮らし 歴史 文化 2024.07.17 1909(明治42)年に山手線と命名されて以来、「首都の大動脈」として東京の発展を支えてきた鉄道路線には、現在30の駅がある。それぞれの駅名の由来をたどると、知られざる歴史の宝庫だった。第9回は日本人の信仰の対象である明治神宮と、海外文化の発信地・表参道が混在した不思議な街の玄関口・原宿駅を取り上げよう。タイトルの(JY19)はJR東日本の駅ナンバーである。 伝統と海外カルチャーが混在する地 原宿駅の木造駅舎は東京を代表するレトロな西欧建造物として知られていたが、2020年3月に新駅舎にバトンを引き継いだ。歴史ある駅舎の引退を惜しむ声は少なくなかったが、耐火基準を満たしていなかったためやむを得なかった。26年に完成予定の新しい商業施設の一
訪日外国人にも人気がある和食のウナギ。ウナギの稚魚を人工的に大量生産する技術にめどがついた。「高嶺の花」が身近になる日が来るかも? 天然資源に頼っているニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)を人工的に大量生産する技術が確立された。年間4万~5万匹のシラスウナギの生産が可能になる。水産庁と同庁の研究機関「水産研究・教育機構」(横浜市)が発表した。今後民間企業などに技術を提供し、商業化を進める。 日本国内で流通しているウナギのほとんどは、天然のシラスウナギを養鰻(ようまん)場で育てたもの。シラスウナギの国内漁獲量は1980年代以降、低水準が続き、価格は高騰している。また、国内のウナギ流通量(2023年)の約65%が輸入だ。 同機構を中心とした研究グループは、母ウナギから毎週200万粒ほどの受精卵を安定して採取することに成功した。これを水槽に入れてふ化させ、「レプトセファルス」と呼ばれる仔魚(しぎょ
今回の都知事選が見せつけたのは、社会制度のもととなる「性善説」をあざ笑う風潮ではなかったか。しかもこの風潮を生んだのは安倍晋三政権以来、3代にわたる自民党の「行政府>立法府」の態度ではないか。思想家の内田樹さんはそう考えている。 内田 樹 UCHIDA Tatsuru 1950(昭和25)年、東京生まれ。神戸女学院大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門は20世紀フランス文学・哲学、武道論、教育論など。第3回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』)2010年度新書大賞(『日本辺境論』)、第3回伊丹十三賞を受賞。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」主宰。 失われつつある選挙への基本認識 今回の都知事選では、「選挙は民主主義の根幹をなす営みである」という認識が崩れてしまったという印象を受けた。選挙というのは有権者が自分たちの立場を代表する公人
7月10日は納豆の日。糸を引く粘りと独特の臭いで、外国人が苦手な日本食材の代表格だった納豆の輸出が伸びている。 輸出統計品目として納豆の番号が新設されたのが2017年。以降、輸出は数量・金額ともにほぼ右肩上がりで、この6年で倍増している。ちなみに納豆は、冷凍の状態で世界各国に輸送される。 どの国からの需要が高いのか、17年と23年の輸出数量を国・地域別に比較したところ、この6年間で明らかな変化が見られた。 17年は全体の約40%を占める米国が最大の輸出先で、韓国と中国が2位・3位を争っていた。今や米国と中国がきっ抗し、3位以下に香港、台湾、韓国がランクインしている。 17年に2位だった韓国は5位にランクを下げているが、輸出量に大きな変化はない。カナダ、オーストラリア向けはむしろ増えているのに、順位は下がっている。それだけアジア圏の伸び幅が著しく、特に中国は圧倒的な存在感を放っていることが分
Japan Data 水産白書:2022年の水産物生産額は1兆6000億円 魚価高騰で増加も、輸入額を下回る水準に 経済・ビジネス 食 2024.07.09 このほど公表された2023年度版の水産白書によると、22年の日本の漁業・養殖業生産量はカツオ、サバなどの不漁により、前年比24万トン減(5.8%減)の391万7000トン。一方、生産額は魚価の高騰などにより、前年比14.8%増の1兆6001億円となった。 同時に、22年は外国からの水産物輸入額も急増して2兆711億円に。国内の生産額を大きく上回った。23年の輸入額は前年比2.7%減の2兆160億円だった。 22年度の食用魚介類の自給率(概算値)は56%。1964年度の113%がピークで、長期にわたり低落している。 2022年の漁業・水産業就労者数は12.3万人、13年には18万人だったが、この10年で3割以上減少した。 国内の漁業・養
「難民」から「留学生」、そして「高度人材」へ:シリア人エンジニアが日本で目指していること People 政治・外交 社会 経済・ビジネス 国際・海外 2024.07.08 国際協力機構(JICA)は、「シリア平和への架け橋・人材育成プログラム(JISR)」の下で、2017年からシリア難民を留学生として受け入れている。修士課程修了まで最大3年間支援するプログラムで、修了生の多くは日本企業に就職して活躍中だ。その1人、ITエンジニアのイスカンダー・サラマさんに話を聞いた。 家族帯同も可能 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、13年間内戦下にあるシリアでは「世界最大の難民危機」が続いており、国内外で1380万人が避難を強いられている(2024年5月時点)。国外に逃れた約640万人の大半はトルコ、レバノン、ヨルダンなど近隣諸国で暮らしているが、ドイツやスウェーデンをはじめとする欧米各国
ロシア軍とウクライナ軍による激しい戦闘が続くウクライナ南東部。前線から約100キロの100万人都市・ドニプロ市には、周辺の危険地域から19万人もの避難者が押し寄せ、地域住民とともに生活をしている。ロシアからのミサイル着弾におびえながら、人々は日々をどう過ごし、何を願っているのか。4月に大阪市との連携協定のために来日したドニプロ市のボリス・フィラトフ市長にオンラインで現状を聞いた。(聞き手:ニッポンドットコム編集部) ボリス・フィラトフ Boris FILATOV ウクライナの弁護士、実業家、ジャーナリスト、政治家。2015年11月よりドニプロ市長。日本の歴史や文化に深い関心を持ち、03年から根付を収集。11年から14年まで国際根付コレクター協会のCIS諸国支部長を務め、11年秋に高円宮妃殿下に拝謁。 国内2位の避難者の街 男性は人手不足 ―ロシアとの戦闘の前線に近い、ドニプロの街の現状を教
中国経済の減速などを受け、日本産酒類の2023年輸出額は前年比で微減に。しかし、3年連続で1000億円の大台を突破した。 財務省の貿易統計などによると、2023年の国産酒類の輸出金額は前年比3.4%減の1344億円余りとなった。前年まで11年連続で過去最高を更新していたが、ここにきて伸びが一服した格好。それでも、この5年で輸出額は倍増している。 品目別でみると、主力のウイスキー、清酒がともに10%以上輸出額が減少。一方、ビールは韓国向けの輸出が大きく伸び、前年比66.6%増の179億円と好調だった。総輸出額における品目別の割合はウイスキー37%、清酒30%、ビール13%、リキュール9%、ジン・ウォッカ3%など。 輸出金額が多い国・地域のトップは中国。次いで米国、韓国、台湾、香港、シンガポール、オランダの順。米国と中国、香港への輸出額は、いずれも前年比で10~20%も減少した。 直近の202
日本の労働組合は、欧米と異なり「企業別労働組合」が主流。しかし、その中で産業別、産業横断的な統一闘争に取り組み、独自の「春闘」システムが生み出された。 世界の労働運動の中核担う 今年のG7サミット(先進7カ国首脳会議)はイタリア南部のプーリア州で6月13日から開幕した。昨年は日本がホスト国として、「HIROSHIMA」で開催されたことは記憶に新しい。あまり報道されることはないが、G7やG20のような首脳会合では、一連の開催プロセスとして、首脳会合や関係閣僚会合に先立って、市民社会を構成する各種団体との個別の対話を行うことがルールとなっている。 エンゲージメント・グループと呼ばれるこうした団体には、市民社会組織(C7)、科学(S7)、大学(U7)、経済界首脳(B7)などとともに、労働組合代表との対話も含まれており、ホスト国議長との対話(L7)を行っている。 連合の芳野友子会長(中央左)から「
仕事への意欲、組織への貢献意欲を持つ人の割合が、日本は世界で最低水準にあることが、最新の調査で明らかになった。 米世論調査会社ギャラップが世界の従業員エンゲージメント(仕事への意欲、組織への貢献意欲など)に関して調査したところ、2023年時点で「仕事に意欲的、積極的に取り組む人」の割合が日本は6%にとどまり、世界最低水準であることが分かった。世界全体(23%)、東アジア(18%)と比べ、低さが際立っている。東アジアで最も高かったのはモンゴルの41%だった。 日本の労働者のうち、24%が仕事に対して意欲を持とうとせず、意欲的な人の4倍に達している。ギャラップは、「日本では抜本的な働き方改革がなされたにもかかわらず、ここ10年以上、仕事に意欲を持てない人の割合が高止まりしている」と指摘し、仕事に意欲的な人の少なさは、企業や経済に影響を及ぼしかねないとみている。分析によると、従業員エンゲージメン
米・ニューヨーク(以下、NY)在住の前衛芸術家、篠原有司男。渡米から50年以上が経ち現在91歳。ボクシング・グローブでパンチをしながら大胆に描く「ボクシング・ペインティング」や、芸術家の妻・乃り子との日々を描いたドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』(2013年)が大きな話題となった。90代になった彼の「その後」を追った。 篠原 有司男 SHINOHARA Ushio 1932年東京生まれ、NY在住の前衛芸術家。本名は牛男で、「ギュウちゃん」の愛称で親しまれる。東京藝術大学中退後、60年に赤瀬川原平、荒川修作、吉村益信らと「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成、過激で破天荒なアプローチで日本美術界に衝撃を与える。ジョン・D・ロックフェラー3世奨学金を得て、69年に渡米。原色を大胆に使う独自の技法「ボクシング・ペインティング」、自身のドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー
2024年は、東海道五十三次で最後に設置された庄野宿(三重県鈴鹿市)の完成から400年目。節目の年を記念し、東海道10番目の宿場である箱根の岡田美術館では、『「東海道五十三次」で旅気分 ―富士に琳派に若冲も―』を12月8日まで開催中だ。歌川広重(1797~1858)の浮世絵『東海道五十三次』(保永堂版)全55枚を順に並べて展示し、美術館に居ながら旅している気分に浸れる。同館学芸員の稲墻朋子さんに鑑賞のポイントを聞いた。 キーワードは「詩情」と「郷愁」 歌川広重は1797年、江戸の定火消(幕府の消防組織)の同心(下級役人)、安藤源右衛門の子・徳太郎(のち重右衛門に改名)として生まれた。1809年に両親を相次いで亡くすと、13歳で家督を継ぐ。幼少より絵を好み、浮世絵師・歌川豊広に入門。豊広より「広」の字を拝領し、「広重」と号した。1823年に家督を身内に譲ると、32年には後見役・番代からも退き
南鳥島周辺の海底に高密度レアメタル : コバルトは日本の消費量75年分、商用化目指す Newsfrom Japan 社会 経済・ビジネス 科学 2024.06.21 日本の最東端である南鳥島の周辺の海底に、レアメタルを含む鉱物資源が高密度で分布していることが確認された。商用化が実現すれば資源小国の日本にとって大きな転機となる。 日本財団と東京大学大学院は6月21日、南鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内に、レアメタルを含む海底鉱物資源が約1万平方キロにわたって高密度に分布しているのを確認したと発表した。推定される資源量は約2億3000万トン。このうちコバルトは約61万トン、ニッケルは約74万トンと見積もられ、それぞれ日本の消費量の75年分、11年分に相当するという。商用化を目指し、2025年から海上に引き揚げる実証試験を行う。 南鳥島沖の海底から引き揚げられた「マンガンノジュール」=
2024年は、東海道五十三次で最後に設置された庄野宿(三重県鈴鹿市)の完成から400年目にあたる。メモリアルイヤーを記念して、東海道の歴史をひも解くとともに、「五十三次」にまつわるエピソードやトリビアを紹介する。 「幕府の軍用道路」から「庶民の道」へ 「東海道」とは元々、古代日本の広域地方行政区分(五畿七道)の1つ、本州太平洋側中部の名称だが、やがて同地帯の幹線道を指すようになり、江戸時代に入ると、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道と共に、江戸・日本橋を起点に延びる「五街道」を構成した。 江戸時代の日本橋魚市場の様子を描いた錦絵(「江都名所日本ばし」歌川広重画/国立国会図書館デジタルコレクション) 現在の日本橋。かつて日本橋は木製で、大火による焼失や老朽化で何度も架け替えられた。1911年に現在の石造橋となり、63年、その上に首都高速道が開通した 写真:天野久樹 1601年、徳川家康は東
日本のアジア認識、アジアとの関係性の変遷について、歴代のアジア政経学会理事長に振り返ってもらうインタビュー企画。第1回は平野健一郎・東大名誉教授に、冷戦終結直後の学会の潮流、国際交流のあるべき姿などについて聞いた。(聞き手:川島真・東京大学大学院教授) 平野 健一郎 HIRANO Ken’ichirō 東京大学名誉教授。専門は国際関係史、国際文化論。1937年生まれ。東京大学教養学部教授、早稲田大学政治経済学部教授などを歴任。1989-1991年にアジア政経学会理事長。 経済発展と民主化の関係 川島 真 先生がアジア政経学会の理事長でいらした1989年から91年までの時期は世界史的な転換点だと言われています。当時、先生はどのように世界を見ていらっしゃいましたか? 平野 健一郎 89年の初めちょうど昭和が平成になり、天安門事件があり、冷戦が終結しました。調べてみると、ビルマがミャンマーに改名
ニッポンドットコムおすすめ映画 映画『あんのこと』:主演・河合優実が入江悠監督と語り合う、主人公のモデルとなった女性の尊厳 Cinema 2024.06.10 コロナ渦に翻弄(ほんろう)された若い命を描く映画『あんのこと』。新聞の三面記事に載った出来事がベースになっている。主人公は実の母親から虐待を受けて育った香川杏(あん)。彼女が10代で経験したのは、母から売春を強要され、知り合ったヤクザから“シャブ漬け”にされるという壮絶な日々だった。そこから立ち直ろうと懸命にもがく主人公を演じ切った河合優実と、彼女を見つめ続けた入江悠監督に語ってもらった。 入江 悠 IRIE Yū 1979年生まれ、神奈川県出身。2009年、自主制作の『SR サイタマノラッパー』が大きな話題を呼び、ゆうばり国際ファンタスティック映画オフシアター・コンペティション部門グランプリ、第50回映画監督協会新人賞など多数受賞
独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)が、2023年5月1日時点で海外からの留学生の状況を調査したところ、日本語学校に在籍する留学生は11年の調査開始以来、過去最多の9万719人だった。前年から約4万人増(83.6%増)となった。 大学や専門学校などを含めた留学生の総数は、前年比約4万8000人増(20.8%増)の27万9274人だった。留学生総数は19年の31万2214人をピークに減少が続いていたが、コロナ禍以後で初めて増加に転じた。 JASSOの担当者は「コロナ禍での水際対策などが緩和され、日本への留学を思いとどまっていた学生が戻ってきたのではないか」と話している。 留学生の出身国は、中国が最も多く11万5493人で全体の41.4%だった。ネパール3万7878人(13.6%)、ベトナム3万6339人(13%)、韓国1万4946人(5.4%)、ミャンマー7773人(2.8%)が続い
「下請け」は差別的?改名案浮上 公取委、20年前は見送り Newsfrom Japan 社会 2024.06.15 05:16 / 2024.06.15 09:23 更新
記録的な円安進行で、「稼げない国・日本」では働きたくないという外国人材が目立ち始めた。特にベトナム人の中では、就労意欲の減退が目立つ。人口減が進む中、今後も日本は外国人材に「選ばれる国」であり続けられるのだろうか。 「日本で働きたい」2年で5.8ポイントの急減 外国人採用の人材会社、マイナビグローバルが2024年1~2月に行った調査によると、日本に住む外国人のうち「在留期間後も日本で働きたい」人は91.0%と22年の調査に比べ5.8ポイント減った。一方、「働きたくない」人はこの2年で1.6%から5.7%に増えた。 外国人労働者数は23年10月末時点で204万人と過去最高を更新したが、日本で働くことへの期待値は減少しており、今後の人材の確保に影響が出る可能性もある。 高い給与求めるベトナム人 交渉物別れも 特に国籍別で最多を占めるベトナム人は、「働きたい」人が2年間で12.1ポイント減り、8
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