体操女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていたエースの宮田笙子︵19︶=順天堂大=が、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱することが18日、分かった。複数の関係者によると喫煙の疑惑が浮上し、調査を進めている日本体操協会が同選手を事前合宿地のモナコから帰国させる見通し。26日開幕の五輪出場は不透明となった。 日本協会や順天堂大が帰国後に聞き取りを実施し、事実関係を確認する。17日に報道陣に公開されたモナコ合宿で姿がなく、日本体操協会の田中光女子強化本部長は﹁事情により今日は参加していない﹂として詳細は明らかにしなかった。 代表剝奪となれば異例の事態で、1964年東京五輪以来、60年ぶりの団体総合メダルを目指すチームに動揺が広がりそうだ。 京都市出身の宮田は福井・鯖江高時代に急成長し、初出場だった2022年の世界選手権で平均台銅メダル、個人総合8位と活躍。今年は4月の全日本選手権で初優勝、