サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
www.tokyoartbeat.com
ロックスターやポップアイコンをモチーフに描く、アーティストの水戸部七絵による人気シリーズの第5弾が渋谷のDIESEL ART GALLERYに登場。7月3日まで開催中の個展「People Have The Power」にて、闘いや情熱を表す赤色で彩られた空間で展示されている。個展の会場で作家にインタビューを行った。 絵画がもつ永続的な価値水戸部が画家を志すようになった原点には、小学生のころに初めて美術館で見たゴッホの絵がある。「もちろんゴッホの作品の力がすごかったこともありますが」と前提したうえで、そのときに感じたことを次のように話す。 「人生や寿命よりも絵画作品が長く生きて、ずっと残っていることにすごく価値があると思ったんです。子供だから言語化できていたわけではありませんが、直感的に、美術館という芸術作品を保管し、展示することに特化した施設で見たことにも大きな意義を感じました。芸術に携わ
首里城から名護市庁舎、貴重な伝統的木造民家まで、沖縄を知るうえで重要な10の琉球・沖縄建築を建築家が解説する。 年間約1000万もの人が訪れる国内屈指の観光地の沖縄。透き通った青い海と雄大な自然の景観、琉球王国時代の旧跡や第二次世界大戦の戦跡など訪れたい場所は数多いが、優れた建築にも注目したい。独自の長い歴史を持ち、亜熱帯に属する沖縄は、日本の文化と風土の多様性を改めて教えてくれる名建築や歴史的遺産の宝庫だからだ。 本稿では那覇在住の建築家・福村俊治に、ぜひ訪れたい10の琉球・沖縄建築を挙げて解説してもらった。福村は1953年滋賀県生まれ。沖縄の自然と歴史に魅せられ約30年前に東京から移り住み、沖縄戦の犠牲者を慰霊し資料を展示する沖縄県平和祈念資料館(糸満市)の設計で知られる。公共建築や土地に根ざす住宅を手がけ、旧日本軍が首里城の地下に造った司令部濠など歴史的建造物の保存活動にも携わってい
都立の文化施設で、今年も 「サマーナイトミュージアム」を開催する。東京都美術館、東京都庭園美術館、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都渋谷公園通りギャラリーの5館が参加。7月18日~8月30日までの期間、毎週金曜日の夜間に開館し、観覧料割引等の特典もある。 東京都美術館は、17:00~20:00まで夜間開館。 「大地に耳をすます 気配と手ざわり」が、7月26日、8月2日、9日、16日、23日、30日。学生は無料で、一般・65歳以上は 200円引き。
ホーム / ニュース・記事 / サエボーグ、津田道子の個展を開催。「Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展」(東京都現代美術館)レポート
ブルース・ナウマン The True Artist Helps the World by Revealing Mystic Truths (Window or Wall Sign) 1967 ネオン管、クリアガラス、サスペンションフレーム 149.9×139.7×5.1cm Philadelphia Museum of Art, purchased with the generous support of The Annenberg Fund for Major Acquisitions, the Henry P. McIlhenny Fund, the bequest (by exchange) of Henrietta Meyers Miller, the gift (by exchange) of Philip L. Goodwin, and funds contributed b
初期から晩年までの作品をテーマごとに総観20世紀に活躍したイタリア人画家、ジョルジョ・デ・キリコ(1888~1978)。彼の日本では10年ぶりとなる大規模個展「デ・キリコ展」が東京・上野の東京都美術館で開催中だ。監修はキェーティ・ペスカーラ大学教授のファビオ・ベンツィ、担当学芸員は同館の髙城靖之が務める。 デ・キリコが約70年にわたって制作した作品は世界中の美術館に収蔵されているが、今回の展覧会では、代表作を含む約100点以上の作品が一堂に会することとなった。本記事では、展覧会の様子をデ・キリコ作品の魅力とともにレポートする。
東京都現代美術館で、シンガポールを拠点に活動するアーティストの個展、「ホー・ツーニェン エージェントのA」が開催されている。会期は4月6日〜7月7日。 資料や言説を参照しながら、東南アジアの思想や歴史にもとづいた映像やヴィデオ・インスタレーション、パフォーマンスを発表してきたホー・ツーニェン(1976〜)。国際的にも注目されている作家のひとりであり、2011年には第54回ヴェネチア・ビエンナーレのシンガポール館の代表を務めた。日本でも東京都現代美術館のグループ展などでの作品発表に加え、「あいちトリエンナーレ2019」の《旅館アポリア》(2019)、山口情報芸術センター[YCAM]での「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」(2021)、豊田市美術館での「百鬼夜行」(2021)など個展や新作発表の機会がつづき、国内で大きな話題を呼んできた。 今回は聞き手にNPO法人芸術公社代表理事/アートプロ
OFS GALLERYでは、菊地敦己と田中良治による展覧会「録音とコピー PROMO ONLY」を開催します。カセットテープをフォーマットに、二人が録音/セレクトした音と新作のグラフィックが展開されます。カセットの音は、会場に設置されたデッキで自由に再生可能で、専用のカセットを購入した方はダビングしてお持ち帰りすることもできます。音とグラフィックが拮抗する世界をどうぞお楽しみください。
55歳でこの世を去った作家・木下佳通代とは戦後、関西を拠点に活動したアーティスト、木下佳通代(きのした・かずよ、1939〜1994)の個展「没後30年 木下佳通代」が、大阪中之島美術館で開幕した。会期は5月25日〜8月18日。 木下佳通代と聞いて、知っている人はあまり多くないかもしれない。1960年代から河口龍夫、奥田善巳らの前衛美術の集団「グループ〈位〉」と活動をともにし、70年代には写真を用いた作品を中心に制作、80年代には抽象絵画へと表現の軸足を移した。1981年には彫刻家・植松奎二の紹介でドイツのハイデルベルク・クンストフェラインで個展を開催。その後も新たな展開を模索していたなか、1990年にがんの宣告を受け、惜しくも1994年に55歳の若さで亡くなっている。
子供を連れた美術館訪問や展覧会鑑賞をどう考える?Tokyo Art Beatは、2023年11月に2週間にわたり「子連れ美術鑑賞についてのアンケート」をオンラインで実施し、読者の意見や体験、エピソードを募った。 期間中に寄せられた有効回答は701人。今回のアンケートはデータの収集・分析を目的とする調査ではないが、おおよその傾向は把握できた。それぞれの質問項目ごとの概要と回答者から寄せられたコメントを抜粋して紹介しよう。 なお、コメント文末のカッコ内は回答者ネーム、匿名希望は匿名、無記名は表記なしとした。 【Q1】子連れで美術館へ行ったことがある? (質問全文)身近に子供がいる場合、美術館に一緒に行ったことがありますか? ある場合はなぜ一緒に美術館に行こうと思ったか、ない場合はなぜ行かないか、それぞれの理由も教えてください。 自分の子供などと「美術館に一緒に行ったことがある」は、回答の半数以
1960年代の日本において、「イラストレーション」「イラストレーター」という言葉を広め、時代を牽引してきた宇野亞喜良(1934〜)。その初期から最新作までの全仕事を網羅する、過去最大規模の展覧会「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中だ。会期は4月11日〜6月16日。 本展を機に、宇野のオフィスにてインタビューをする機会を得た。横尾忠則や和田誠らとともに「イラストレーション」の時代を作った1960年代から現在までの仕事の歩み、そして社会との向き合い方など、話題は多方向に及んだ。【Tokyo Art Beat】 *レポートはこちら
東京都現代美術館で「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」が2022年11月12日〜2月19日に開催中だ。1962年生まれのウェンデリン・ファン・オルデンボルフは、オランダの現代美術を代表するアーティストのひとり。その代表作から日本で制作した最新作まで映像作品6点を展示する本展を、モデル・女優の長井短(ながい・みじか)さんが訪れた。 長井さんはエッセイ集『内緒にしといて』を刊行するなど、平成生まれの自身の経験にもとづく率直な言葉で、ジェンダーの問題や、俳優の視点からとらえたハラスメントとケア、ライフスタイルやカルチャーについて綴ってきた。そんな長井さんは、人種、ジェンダー、歴史といったテーマについて人々が対話する姿を収めたファン・オルデンボルフ作品群をどう見たのだろうか。会場での撮り下ろし写真とともに、 エッセイをお届け。【Tokyo Art Beat】 *展覧会の詳細レポー
平年より厳しい暑さになると言われている2022年の夏休み。涼しい場所で親子でアートを楽しむお出かけプランがおすすめです。 全国で開催される、子供も大人も楽しめる夏休み期間に開催のおすすめ展覧会をピックアップ。帰省時の予定や家族の好みに合わせて美術館を訪れてみてはいかがでしょうか? *会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください。 「クマのプーさん」展(PLAY! MUSEUM)立川にあるPLAY! MUSEUMでは、「クマのプーさん」展が開催。物語の舞台である「百町森(100エーカーの森)」を再現した空間の中で、100点に及ぶ原画や、「百町森」のモチーフとなったアッシュダウンの森の様子を記録した映像インスタレーションなどが展示され、プーさんと仲間たちの森を散歩するように作品を鑑賞することができます。 さらに展示室すぐ上にあるPLAY! PAR
『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督による最新の映画『悪は存在しない』が4月26日より公開される。音楽家の石橋英子がライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼したことから始まった本作は、第80回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞するなど世界的に大きな注目を集めている。 長野県の自然豊かな高原に暮らす父娘を中心に、コロナ禍以降の社会の日常をも描いた本作。アートとエコロジー、動物について研究を重ねてきた、芸術人類学者の石倉敏明は本作をどう見るか?【Tokyo Art Beat】 美しい自然描写弦楽器の印象的な音色が何層にも絡まり合い、冬の澄んだ陽光の漏れる森林の樹冠が映し出される。濱口竜介の『悪は存在しない』は、そうした美しい自然描写から始まる。石橋英子による静謐な緊張感を孕んだサウンドは、全編を通じてこの森林に棲む目には見えない生物たちの活動を感じさせてくれる。
2025年10月~12月に、東京の臨海副都心に位置するお台場エリアで「東京お台場トリエンナーレ2025」が開催される。実行委員長は、日本民間放送連盟(民放連)会長、フジテレビジョン取締役副会長である遠藤龍之介。 観光地として国内外に広く知られる「お台場」は、江戸時代末期の鎖国政策終焉の直前に、日本を外国から防衛するための砲台を設営した土地として歴史にその名を刻む。現在は臨海副都心として都市計画により開発され、世界に開かれた東京の玄関口に変容を遂げたお台場を舞台に「東京お台場トリエンナーレ2025」が来秋スタートする。 開催によせて、メッセージが公開された。 「東京お台場トリエンナーレ2025」は、水辺の自然に恵まれ、世界に繋がる海の玄関口であるベイエリアを舞台に、来年10月から開催されます。 2025年は、世界陸上やデフリンピックが開催される年です。国内外から多くの方が訪れる特別な時期に、
今回のリリースでは、村上のシグネチャーである「お花」とメンバーの顔をもとに村上が制作したイラストがプリントされたバッグがCDとセットで付いているそうだ。過去にも同様のリリースがあったことから、海外リスナーの中にはこれらを「バッグアルバム」と称する層も一定数みうけられる。今回のバッグアルバムは幼少期に使っていた体操服入れを思い出させるようなドローストリングバッグと、肩から掛けられるクロスバッグの2種類での展開。こちらは美術館などへのお出かけや、これから訪れる夏フェスシーズンにもってこいなサイズ感で、ストリートで見かけることも多くなりそうだ。
国立西洋美術館で開催中の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」。3月11日に行われた内覧会で、イスラエルのパレスチナ侵攻に対するアーティストや市民による抗議活動が行われた。本件についてはSNS等でも様々な意見があがっているが、アクションへの肯定/否定といった二項対立にとどまらず、明るみに出た様々な問題を建設的に考えていくにはどうすればいいのか。文化研究者・アーティストの山本浩貴による寄稿を4回にわたり公開する。【Tokyo Art Beat】 *第1回はこちら 2024年3月11日に国立西洋美術館で起きたこと、2023年10月7日から——あるいは、もっと以前より、そして、この瞬間も——ガザで起きていること #1 (文:山本浩貴)「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? —— 国立西洋美術
毎週更新でやってみよう! みんなのペット自慢でもすればいいじゃん! とノリ始めたTAB編集部日記。第1回からすでに3週間が経過し、早々の失速に不安が高まっておりますが、こんにちは。編集の福島夏子です。 今回は、ヴェネチア出張のこぼれ話をお届けします。 ヴェネチア!行ってきたよ!はい。今回は大変幸運なことに関係者の方々の協力を得て、「アート界のオリンピック」とも言われる第60回ヴェネチア・ビエンナーレに取材に行くことができました。担当したのは編集部の野路と私、日程は移動含めて4月15日〜21日。毛利悠子さんが個展を開催した日本館の取材をはじめ、各国パビリオンやメイン企画展、関連展示などをまわって来ました。速報で公開した日本館のレポートをはじめ、いくつかの記事を準備中ですのでご期待ください。
今回標的にされたバルフォア卿(アーサー・バルフォア、イギリス元首相)は、 パレスチナで後に民族浄化を引き起こす原因のひとつとなった1917年のバルフォア宣言に外相としてサインをした人物である。当時イギリスの領土でもない、かつ当時先住のアラブ人・キリスト教徒などが人口の90%を占めていたパレスチナに、シオニストの「郷土」を建てることへの支持を約束するその宣言は、中東におけるイギリスの戦争責任を問うものとして、現在でも国際社会で物議を醸している(*4)。こうした入植行為はセトラー・コロニアリズムと呼ばれ、植民者が特定の土地を永久的に占領し、すでに存在する社会を植民者のもので置き換える行為のことを指す。 今回絵画への攻撃を通して抗議を行ったパレスチナ・アクションは、こうしたイギリスの戦争責任を追及するとともに、イスラエル最大の武器会社であるエルビット社と、エルビット社に出資をするイギリスの共犯関
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『東京アートビート - Tokyo Art Beat -』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く