ファミコンのゲームカセットの形状デザインはメーカーによっていくつかの種類がありました。印象が強いので、当時他のメーカーもやればいいと思った方もいるでしょう。しかし実は、やりたくてもできない事情がありました。 2022年12月、ファミコン初期のゲームカセットのデザインについて、任天堂が商標を出願していたという話題がありました。ここでいうデザインとはラベルのことですが、ファミコンのカセットは形状もさまざまだったことをご存じでしょうか? 例えばコナミのカセットは向かって左側に穴が開いていました。これは子供がひもを通して首から下げるためのものと言われています。他にも発光ダイオードが光るアイレムをはじめ、サンソフト、ジャレコ、タイトー、ナムコ、バンダイといったメーカーのカセットは独自の形状でした。他のメーカーもやればいいのにと思ったのは筆者だけではないはずですが、実はやりたくてもできない事情があった
言わずと知れたRPGの名作『ドラゴンクエスト』。その初代が発売されたのは1986年の5月で、時代はまさにバブル期に入る直前だった。筆者もかつては時間を忘れて冒険やレベル上げに夢中になり、親から「早く寝ろ!」と怒られたものである。 【ランキング】ホイミ、メラゾーマを超えて1位となったのは「思わず言いたくなるドラクエの呪文」ランキング1位から10位 当時味わった興奮と感動を、平成生まれの高校1年の息子にも堪能してもらいたい。スマホアプリでドラクエ5のリメイク版をクリアして感極まっていた息子だけに、“ロト伝説”にも心動くのか?と期待していたら、なんとコントローラーを放り出してしまう結果に……。 なぜだ? その要因を探ってみよう。 ■いきなり密室の中で始まるオープニング 初代ドラクエのオープニングは、王室のなかで始まる。王様から竜王の配下たちが暴れまわっている話を聞き、冒険してこいと背中を押される
アタリショックと任天堂: 「アタリショックは任天堂の捏造」という捏造 作者: 広田哲也出版社/メーカー: 発売日: 2020/08/14メディア: Kindle版 〇「アタリショック」という概念、言葉は任天堂が捏造したものだったのか? 答えはここにある。 (任天堂雑学blog) 〇「アタリショックの嘘と誤解」の嘘と誤解(その2) (同上) 本エントリーは、Webサイト「任天堂雑学」を運営する広田哲也氏が上梓した書籍『アタリショックと任天堂』を批判するものである。 当該書籍は極めて難点が多いが、特に看過できないのが副題にも挙げられている「アタリショックは任天堂の捏造」とのテーマだ。 広田氏は『アタリショックと任天堂』を執筆するに至った動機として、とあるブログの主張に疑問を感じことにあると述べている。本書の中では(何故か)名が明かされていないが、これはゲーム史研究家のhally(田中治久)氏が
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