今国会で成立する見通しの児童ポルノ禁止法改正案について、インターネットユーザー協会(MIAU)がこのほど、「一般国民の生活やインターネット利用に大きな弊害を生む可能性がある法案で、内容を再検討すべき」という声明を発表した。声明の賛同者をWebサイト上で募集中。国会議員などへの陳情で使うという。以下の5点について考慮するよう訴えている。 改正案の協議では、児童ポルノの単純所持を禁止することで与野党が合意したと報じられているが、MIAUは「子どもたちに対する性的搾取や虐待が起きない社会を強く望むが、改正案はその仕組みとしては不十分である一方、一般国民の生活やネット利用に大きな弊害を生む可能性のあるものが含まれている」と指摘。 (1)児童ポルノの定義を客観的・限定的にし、アイドルの水着写真まで含むような法文を改善すること、(2)「性的目的で所持した場合」などあいまいな基準ではなく、客観的に証明で
既に報道されているとおり、去る6月12日の参議院本会議において“ダウンロード違法化”を含む改正著作権法案が全会一致で可決・成立しました。 MIAUでは設立当初より、ダウンロード違法化がはらむ問題点を訴えるとともに、パブリックコメントの提出や関係者への働きかけ、委員会等での提案等を行って来ました。結果的には「罰則規定なし」「“情を知って”という条件の追加」「ストリーミングは対象外」というところまで引き下げられたものの、約6000通ものパブリックコメントで指摘された問題点のほとんどに対して、なんら具体的な修正は行われぬまま法案が提出され、可決・成立したことに対し、強い遺憾の意を表明致します。 私たちは本法案が国会に提出された後も、野党議員らへの修正案の提示等、様々な働きかけを行ってきましたが、一部の議員を除けばこの問題に対する関心も薄く、国会内外で大きな世論の動き巻き起こすことが出来なかった事
MIAUでは、このたび文化庁の「著作権法施行令の一部を改正する政令案に関する意見募集の実施」(いわゆる、Blu-ray Disc関連機器及び媒体を補償金の対象に追加する改正)を受け、以下の内容をパブリックコメントとして提出いたしました。 意見の概要 補償金の対象範囲などについては、今回のブルーレイに対するものだけでなく、今後も家電メーカーと権利者団体で意見の対立が見られると思うが、すでに文化庁にはその調整・裁定能力はない。 法律上は消費者が負担するとされている補償金だが、家電メーカー側は実質的に自分たちが支払っているものと公言して憚らない。また補償金に対するに認知度調査および認知に対する取り組みも、積極的に行なわれていない。したがって補償金の支払い実態は、すでに法の定めるところから乖離している。 これらのことから判断して、補償金の規定を著作権法から外し、純粋に家電メーカーと権利者団体との契
いままで「無限責任中間法人」だったMIAU(インターネット先進ユーザーの会)が、4月1日を目処に一般社団法人化し、名称もそれにともなって「インターネットユーザー協会」に変更することが明らかになった(MIAUの発表)。 これは、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」の施行にともない、無限責任中間法人を一般社団法人に移行することが求められての措置とのこと。移行後の組織体制としては、現在「代表社員」である小寺信良氏および津田大介氏が「代表理事」に、現在「社員」である中川譲氏が「理事」となるそうだ。 しかし、「インターネットユーザー協会」ってなんか紛らわしいような……。(参考:財団法人インターネット協会)
我々MIAUが発足したのは、07年10月のことである。なんとまだ1年とちょっとした経っていないにもかかわらず、やることなすこと常に賛否両論、話題を提供し続けてきたという点では、希有な存在となったように思う。とにかく今年は、「インターネット」を巡って様々な思惑が錯綜し、それに翻弄されてきた1年だった。今回は08年にMIAUが取り組んで来た事例をピックアップして、今後の展望を考えてみたい。 昨年1月に行なったのが、「ダビング10について考える」シンポジウムである。ダビング10は今年の7月にスタートしたが、そのルールに落ち着いた経緯、そして運用が開始されたらどういうことが起きるのか、といった点を総括した。さらにパネルディスカッションではB-CAS運用の問題点を指摘、のちに熱く語られることになる廃止論の火蓋を切った。 B-CASに関しては、現在も総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する
東京都北区にある東京成徳大学中学校で、インターネット先進ユーザーの会(MIAU)によるネットリテラシーの授業が行われた。講師は、MIAUの代表を務めるコラムニストの小寺信良氏と多摩大学情報社会学研究所リサーチアソシエートの中川譲氏。MIAUが作成・公開したネットリテラシーの教科書「“ネット”と上手く付き合うために」を用いて、中学1年生を対象に行われた授業の模様とともに、その意図や受け入れた学校側の話も聞いていく。 ● 授業のテーマは「メールつらくなってない?」 「残念なことに、世の中は携帯電話を小・中学生には持たせない方向に進んでいます」と小寺氏は子どもたちに話しかける。「僕にも中学生の娘がおり、塾に行かせるために小学生のころから携帯電話を持たせています。もちろん当初は、ネットいじめやメール中毒といった問題が起きるとは思いませんでした。しかし、悪いことが起きたから取り上げてしまうのはよくな
MIAU(インターネット先進ユーザーの会)が、主に青少年に向けたインターネットリテラシ入門書「“ネット”と上手く付き合うために」Ver1.0をPDF形式で公開した(MIAUの発表記事、「“ネット”と上手く付き合うために」PDF)。 この「“ネット”と上手く付き合うために」は、「ネットは匿名ではない」、「メールから少し離れてみよう」という2つのテーマについて述べられており、各種教育機関でのコンピュータリテラシの教育や、家庭内で保護者が子供にどのようにインターネットを使わせればよいのかを検討するための材料として利用できるようになっている。内容は青少年向けということで非常に平易に書かれており、また保護者向けの内容も併記されているため、インターネットに不慣れな教師や保護者にとっても有用だろう。 青少年にインターネットリテラシを学ばせる機会がある方は活用してみてはいかがだろうか。
時下、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 インターネット先進ユーザーの会(略称:MIAU、以下「当会」といいます)では、当会の活動趣旨にご賛同いただき、当会の活動を財産的に支援してくださる法人/団体、個人の方からの寄付の受け付けを開始いたします。皆様のご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 なお、来週には正会員/法人会員の入会受付もスタートさせる予定です。会員としてご協力いただける方は、こちらのお申込みもよろしくお願いいたします。 1.寄付の手続 a. 当会のウェブサイト、当会の寄付金取扱規程等をご覧頂き、当会の趣旨等について十分なご理解をお願いいたします。 b. お振り込み前に、下記の事項についてdonate◎miau.jp(◎を@に変えてください) までご連絡下さい。 【ご連絡内容】 (1) 申込
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