ロボット開発を手掛けるツバメインダストリ(東京都江戸川区)は8月19日、搭乗型ロボット「アーカックス」の日本国内での先行販売を始めた。価格は4億円で5台限定。同社の吉田龍央代表取締役は「日本が得意とするアニメやロボット文化を凝縮したようなプロダクトだ」と話す。 アーカックスは全高約4.5m、重量約3.5tの搭乗操作型ロボット。2本の腕と車輪がついた4本の脚や28の関節自由度を備える他、乗り物のような姿になる「ビークルモード」と、両腕を自由にする「ロボットモード」に“モードチェンジ”できる。また、産業用エアコンも搭載し、コックピット内は暑くならないという。同社の石井啓範CTOは「私も以前、実験用重機を開発をした際にエアコンを付けず、ひどい目にあったので」と理由を話す。 ベースカラーは紺色や黄色だが、注文の際に色やデザインの変更も可能。完全受注生産のため申し込みから1年~1年半で納入する予定と
Hewlett Packard Enterprise(HPE)は世界最大級の産業見本市「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)」(2023年4月17~21日)において、ドイツのAI(人工知能)スタートアップAleph Alphaの生成AIを用い、自然言語での対話で産業用ロボットの操作をサポートするシステムのデモを行った。 ≫ハノーバーメッセ2023特集はこちら マルチモーダル、説明可能性、オンプレミス実装など特長 Aleph Alphaは、2019年創業のドイツ・ハイデルベルクに拠点を置くAIスタートアップで、独自の大規模言語モデル「Luminous」シリーズを開発、展開している。Luminousは、テキストだけでなく画像のプロンプトも処理可能なマルチモーダル機能や、生成したコンテンツを検証し、そのソースまで追跡する説明可能性などを特長としている。さらに、クラウドだけではなくオン
アメリカ国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が開発した、人間を検出する訓練を受けた軍用ロボットのテストを行った結果、「段ボールに隠れる」などの行動を取ることでロボットの目を欺くことに成功したことが報告されています。 US Marines Defeat DARPA Robot by Hiding Under a Cardboard Box - ExtremeTech https://www.extremetech.com/extreme/342413-us-marines-defeat-darpa-robot-by-hiding-under-a-cardboard-box 元陸軍隊員で作家のポール・シャーレ氏は、DARPAがアメリカ海兵隊員のグループと共同でロボットが人間を検出するためのアルゴリズムを調整した1週間について、自著『Four Battlegrounds: Power in
2022年9月、世界で初めて人を乗せる4足歩行ロボットが誕生した。大きさは全長約3.6m、全幅約2.0m、高さは約2.1mと軽自動車よりも大きい。その背中に最大4人を乗せ、象のようにゆったりと歩き回る。 開発したのは遊戯機械を手掛ける三精テクノロジーズ。富士急ハイランドやナガシマスパーランドを始めとした世界各地の遊園地に数多くのジェットコースターやメリーゴーラウンドを納めている。誰もが1度は同社の乗り物を目にしたことがあるのではないか。 三精テクノロジーズがロボットに手を広げたきっかけは経営トップの「面白いものを造ろう」という言葉だった。足で歩く乗り物は見た目も乗り心地も、ジェットコースターなどの車輪で動く通常の遊具とは全く異なる。かつてない挑戦の裏側を、4足歩行ロボット開発のプロジェクトリーダーを務める同社CTOの宮﨑和也氏が語る。 本セッションではロボットが動く仕組みを解説する他、ロボ
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