メイン州
アメリカ合衆国の州
- メイン州
- State of Maine
-
(州旗) (州章) - 州の愛称: 松の木の州
The Pine Tree State -
州都 オーガスタ 最大の都市 ポートランド 州知事 ジョン・バルダッチ 公用語 法的指定なし 面積
- 総計
- 陸地
- 水域全米第39位
91,647 km²
79,932 km²
11,715 km² (12.8%)人口(2003年)
- 総計
- 人口密度全米第40位
1,305,728人
14.25人/km²合衆国加入
- 順番
- 加入年月日
23番目
1820年3月15日時間帯 UTC -5
DST -4緯度 北緯43°4' - 47°28' 経度 西経66°57' - 71°7' 東西の幅 305 km 南北の長さ 515 km 標高
-最高標高
-平均標高
-最低標高
1,608 m
180 m
0 m略称 (ISO 3166-2:US) US-ME
ウェブサイト メイン州政府 上院議員 オリンピア・スノー
スーザン・コリンズ
歴史
- 主要記事:メイン州の歴史
1652年マサチューセッツ植民会社の領土となり、合衆国成立によってマサチューセッツ州の一部となった。1820年3月15日、ミズーリ州と同時に23番目の州となった。
地理
- 関連項目:メイン州の郡一覧及び List of Maine rivers
南部及び東部は大西洋、及び北東部はカナダのニューブランズウィック州である。カナダのケベック州は北西部にある。メイン州はニューハンプシャー州と西部で隣接している、ニューイングランド地域内で最大であり最北端に位置している。メイン州は他の1つの州とだけ隣接している唯一の州である。メイン州は米本土48州内で最東端に位置している︵参照‥Extreme points of the United States︶。最東端の都市はイーストポートであり、最東端の町はLubecである。最大な湖はムースヘッド湖であり、一番高い山はAppalachian Trailの北部終端になる、Mt. Katahdinである。新しいInternational Appalachian TrailはMt. Katahdin がスタート地点となりニューファンドランド・ラブラドール州Belle Isle まで続いている。
メイン州は多数のユニークな地理的特徴も有している。最東端に位置する、Machias Seal Islandはアメリカ合衆国及びカナダの両国が統治権があると現在も争っている5つある北米地域の1つとなっている。また、この最東端地域は世界の中で最大なうずしお、Old Sowを見る事が出来る。
国立公園局の保護及び管理下にある地域は‥
- アカディア国立公園(Bar Harbor)
- Appalachian National Scenic Trail
- Maine Acadian Culture(St. John Valley)
- ルーズベルト・カンポベロ国際公園(Lubec)
- Saint Croix Island International Historic Site(Calais)
人口動勢
人口推移 | ||
---|---|---|
年 | 人口 | ±% |
1790年 | 96,540 | — |
1800年 | 151,719 | +57.2% |
1810年 | 228,705 | +50.7% |
1820年 | 298,335 | +30.4% |
1830年 | 399,455 | +33.9% |
1840年 | 501,793 | +25.6% |
1850年 | 583,169 | +16.2% |
1860年 | 628,279 | +7.7% |
1870年 | 626,915 | −0.2% |
1880年 | 648,936 | +3.5% |
1890年 | 661,086 | +1.9% |
1900年 | 694,466 | +5.0% |
1910年 | 742,371 | +6.9% |
1920年 | 768,014 | +3.5% |
1930年 | 797,423 | +3.8% |
1940年 | 847,226 | +6.2% |
1950年 | 913,774 | +7.9% |
1960年 | 969,265 | +6.1% |
1970年 | 992,048 | +2.4% |
1980年 | 1,124,660 | +13.4% |
1990年 | 1,227,928 | +9.2% |
2000年 | 1,274,923 | +3.8% |
2005年現在、メイン州は前年より6,520人、または0.5%増加し、2000年より46,582人、または3.7%増加した、人口1,321,505人と概算された。これは6,413人︵出生71,276人、死亡64,863人︶と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者41,808人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は5,004人増加することとなり、合衆国内部の移住者は36,804人増加することになる。
メイン州の人口重心はオーガスタがある、ケネベック郡となっている[1]。
人種及び祖先
この州の人種的構成は‥
●96.5% ヒスパニック以外の白人
●0.7% ヒスパニック
●0.7% アジア人
●0.5% 黒人
●0.6% インディアン
●1% 混血
アメリカ合衆国内で、最も白人の比率が高い州であることから、"Most white state"とも呼ばれる。
この州内で5つの最大な祖先は‥イギリス系 (21.5%)、アイルランド系 (15.1%)、フランス系 (14.2%)、アメリカ系 (9.4%)、フランス系カナダ人 (8.6%)。
2000年現在、5歳及びそれ以上のメイン州民の92.2%は家庭で英語を話し5.3%はフランス語を話している。スペイン語は0.3%でドイツ語及び0.1%でイタリア語に続いて、0.8%で3番目に多く話されている言語である。
宗教
メイン州の住民の宗教的関係は以下の表に示される:
インディアン部族
同州に先住するミクマク族、マリシート族、ペノブスコット族、パサマクォディ族、アベナキ族などのインディアン部族は﹁ワバナキ連邦﹂と呼ばれる部族連合体を形成し、この地で鮭を中心とする漁猟採集を行って暮らしてきた。
1972年パサマクォディ族とペノブスコット族は、メイン州によって不法没収された本来の部族の土地の2/3に当たる1250万エーカー︵50590㎢︶の返還訴訟を連邦政府に起こした。彼らはこれを、インディアンの土地の白人への売却を禁止する1790年制定の同州の﹁交易禁止法﹂違反であるとしたのである。
1975年、こういったインディアンの領土問題の解決に対して、合衆国に法的義務を課す画期的裁定がなされ、1978年に、両部族への8150万ドルの慰謝料とともに和解協定が行われた。これは同時に彼らを連邦公認し、正式にインディアン部族として﹁復活﹂させるものだった。
ペノブスコット族の部族国旗
パサマクォディ族の部族国旗
メイン州ミクマク族の部族国旗
1980年、この協定に基づき、パサマクウォディ族、ペノブスコット族、マリシート族ホールトン・バンドの共有領土が州によって正式に認定返還され、パサマクウォディ族は領土の獲得資金として1350万ドル、また信託資金として2680万ドルを連邦政府から受け取った。ハーバード・ビジネス・スクールの試算によると、この資金はパサマクォディ族の投資によって、すでに1億ドルに達している。
現在、アメリカ連邦政府が公式に認定し、保留地︵Reservation︶を領有する部族は以下の4つである。部族の土地の更なる返還運動が年次高まっている。
≪アメリカ連邦政府から公認されているインディアン部族≫
﹁ミクマク族・アローストック・バンド﹂
﹁マリシート族・ホールトン・バンド﹂
﹁ペノブスコット族﹂
﹁パサマクォディ族﹂
≪アメリカ連邦政府に公認要求中のインディアン部族≫
- 「マリシート族」
- 「ウェスゲット=シプ共同体(ミクマク族、マリシート族)」
ペノブスコット川復活計画
同州を流れるペノブスコット川の﹁大西洋鮭﹂は州の特産物である。しかし、20世紀初頭からこの川に数基の発電用ダムが設置されたため、鮭の遡上が阻害され、2000年代には遡上数が1000匹を切った。ペノブスコット族は同川での鮭漁を生業とし、連邦法で漁業権を保証されているインディアン部族であるが、保留地内のダムの影響で、鮭の収穫を祝う伝統儀式も行えなくなった。初ものの鮭はアメリカ大統領の献上物にもなっているが、1992年より中止されている。
2003年10月6日、4年越しの﹁ペノブスコット川復活計画﹂として、州・連邦政府、環境保護団体、ペノブスコット族が2500万ドルを共同出資してダム所有会社からダムを買い取る五者協定が結ばれた。ペノブスコット族は代替貯水池として保留地を4ヘクタール水没させられるが、保留地の2基のダムは破壊され、2010年までに残りのダムに魚道が作られる。この計画によってアメリカウナギやシマスズキなど、大西洋鮭以外の絶滅寸前魚種も軒並み復活するものと期待されている。
インディアン・カジノ
同州のインディアン部族が経営する﹁インディアン・カジノ﹂は現在のところ、ペノブスコット族の一軒のみ。
2008年10月14日、パサマクォディ族が部族カジノ構想を公表し、これを支援する州議員らによって2009年2月20日に、同州オックスフォード郡での彼らのカジノ事業を合法化する州法案が提出された。部族カジノが州に多大な収益と税収、部族の経済発展をもたらすものであることは多数の州議員も認めており、この法案の可否は、パサマクォディ族のみならず、州全体が注目するものとなった。
2009年6月3日、メイン州議会は、この議案を否決した。州下院が90対55、上院は27対7の大差での請求拒絶だった。結果、パサマクォディ族の部族カジノ計画は頓挫した。
≪メイン州のインディアンカジノと経営部族≫
- ペノブスコット族
- 「ペノブスコット・高賭率ビンゴ」
主要な都市及び町
人口 > 10,000人 (都市部) | 郊外及び小さな町 |
政治と法律
- 関連項目:メイン州知事の一覧、List of United States Senators from Maine、List of Maine State Senators、及び As Maine goes, so goes the nation
州法
現在、メイン州においては、死刑制度は廃止されている。
経済
2003年のメイン州の総州生産高のアメリカ合衆国経済分析局概算は410億米ドルであった。2003年の一人当たりの収入は合衆国内で29番目に位置する、29,164米ドルであった。
メイン州の農業生産品は海産物 (特にロブスター lobster︶、家禽及び卵、乳製品、牛、ブルーベリー、リンゴ、並びにMaple sugarである。Aroostook Countyはジャガイモ収穫高で知られている。メイン州西部帯水層及び温泉は主要な水資源である。産業生産高は主として紙、材木及び木材製品、電気設備、革製品、食品加工、織物、並びにバイオテクノロジーである。海軍工廠はBath内のBath Iron Works及びKittery内の w:Portsmouth Naval Yard が現存している。
Brunswick Naval Air Stationもメイン州内にあり、アメリカ合衆国海軍の最大な支援基地として活動している。しかしながら、BRAC 活動でこの基地を閉鎖するよう求めている。
カジノ
同州の白人系カジノは現在のところ、以下の一軒のみである。
- 「ハリウッド・スロット・ホテル&競馬場」
教育
メイン州にはBowdoin CollegeやColby Collegeといった、毎年ランキング上位に位置するリベラルアーツ大学が存在する。ニューイングランド内の他州同様、州立大学よりこれら私立大学のほうが全米での認知度は高い。
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