神野駅
兵庫県加古川市にある西日本旅客鉄道の駅
神野駅(かんのえき)は、兵庫県加古川市神野町西条にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である[2]。
神野駅 | |
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2010年落成の北口駅舎 | |
かんの Kanno | |
◄日岡 (2.5 km) (2.6 km) 厄神► | |
所在地 |
兵庫県加古川市神野町西条623 北緯34度47分27.30秒 東経134度52分44.32秒 / 北緯34.7909167度 東経134.8789778度座標: 北緯34度47分27.30秒 東経134度52分44.32秒 / 北緯34.7909167度 東経134.8789778度 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 加古川線 |
キロ程 | 4.8 km(加古川起点) |
電報略号 | カノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,057人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)4月1日[1] |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
神野駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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歴史
●1913年︵大正2年︶4月1日 - 播州鉄道が加古川町駅︵現在の加古川駅︶ - 国包駅︵現在の厄神駅︶間で開業した際に、同線の停留場として設置[2][3]。旅客営業のみ[1]。
●1923年︵大正12年︶12月21日 - 路線譲渡により播丹鉄道の停留場となる[4]。
●1929年︵昭和4年︶8月23日 - 停留場から駅に昇格[1]。
●1943年︵昭和18年︶6月1日 - 播丹鉄道の国有化により、鉄道省加古川線の駅となる[5]。
●1948年︵昭和23年︶3月 - 駅舎改築[2]。
●1973年︵昭和48年︶10月1日 - 荷物の取り扱いを廃止[1]。
●1987年︵昭和62年︶4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道︵JR西日本︶の駅となる[1]。
●1990年︵平成2年︶6月1日 - 加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
●2009年︵平成21年︶7月1日 - 加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され[6]、加古川駅の被管理駅になると同時に、ジェイアール西日本交通サービス︵現在のJR西日本交通サービス︶による業務委託駅となる[7]。
●2010年︵平成22年︶10月2日 - 北口駅舎使用開始[8]
●2016年︵平成28年︶3月26日 - ICカード﹁ICOCAの利用が可能となる[9]。ICカード専用簡易改札機で対応。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち[2]、行き違い設備を有する地上駅になっている[2]。線路はほぼ東西に走っている。加古川方面の線路が直線となっている[2]が、出発信号機が片方向にしか付けられていないため、逆線発車はできない。その他加古川方面の線路の日岡側に安全側線がある[2]が、これは加古川線の電化に際し新たに設けられたものである。厄神側は上下線の線路が合流するまでの距離が比較的長く、十分な過走距離が取れることから安全側線は設けられていない。加古川方面ホームと厄神方面ホームとは屋根つきの跨線橋で連絡している。かつて、改札口は、南側のみであったが、北側にも住宅が多く、2010年10月に駅舎が新設された[2]。
北口駅舎は、JR西日本と加古川市が共同で2010年3月に着工したもので、2010年10月2日に供用開始された。ひさしの曲線が加古川の流れを表現し、地場産業である建具を反映した木材が壁面の一部に使われている。総床面積は約65平方メートルである。隣接して加古川市のコミュニティー施設も建設されている[8]。従来、南側駅舎に設置されていたみどりの窓口が移転した。
南口駅舎は、北口駅舎の供用開始後、改築された。旧駅舎は、1948年︵昭和23年︶建築の木造平屋建で、瓦葺の大きな屋根が特徴的な建物となっていた。内部には待合所のほか、みどりの窓口が設置されていたが、改築の際、北口駅舎に移転した。
南北両側とも、駅舎内部には、自動改札機はないが、新型の自動券売機が1台設置されている。ICOCAは2016年3月26日より利用できるようになった。
以前は直営駅であったが、加古川鉄道部解体による組織変更に合わせ、JR西日本交通サービスによる業務委託駅︵加古川駅管理[7]︶となった。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 加古川線 | 下り | 粟生・西脇市方面 |
2 | 上り | 加古川方面 |
ダイヤ
日中時間帯は1時間あたり2本が停車する。
本数 | 路線(西方向) | 系統・種別 | 路線(東方向) | 本数 | 備考 |
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2本/時 | 加古川-日岡-神野 | 加古川線 | 神野-厄神-市場-小野町-粟生-・・・-西脇・谷川 | 1本/時 | |
神野-厄神 | 1本/時 |
利用状況
「兵庫県統計書[10]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は1,057人であり[11]、加古川線内では1番利用者の多い駅である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2000年 | 1,595 |
2001年 | 1,515 |
2002年 | 1,449 |
2003年 | 1,398 |
2004年 | 1,357 |
2005年 | 1,329 |
2006年 | 1,298 |
2007年 | 1,283 |
2008年 | 1,259 |
2009年 | 1,190 |
2010年 | 1,143 |
2011年 | 1,146 |
2012年 | 1,139 |
2013年 | 1,131 |
2014年 | 1,100 |
2015年 | 1,117 |
2016年 | 1,101 |
2017年 | 1,084 |
2018年 | 1,071 |
2019年 | 1,057 |
駅周辺
周辺は加古川市北部の住宅街として発展しており、当駅の利用客も線内でトップクラスとなっている。駅周辺にはこのほか史跡が数多く存在している。
- 加古川北市民センター
- 北山公園・西条廃寺跡(国指定史跡)
- 西条古墳群(国指定史跡)
- 行者塚古墳(国指定史跡)
- 尼塚古墳(国指定史跡)
- 人塚古墳(国指定史跡)
- 城山
- 西条八幡神社
- 愛宕神社
- 稲根神社(二塚古墳)
- 近畿安全衛生技術センター
- 兵庫県立加古川医療センター
- 加古川市立神野小学校
- 加古川市立陵北小学校
- 加古川温泉
バス路線
以前は神姫バスが乗り入れていたが現在は廃止されている。
かこバスミニ
- 中河原行
- 甲南加古川病院経由 高岡会館行
- 小畑口経由 広尾東行
- 小畑口経由 上原行(1日1便のみ)
隣の駅
脚注
(一)^ abcde石野哲︵編︶﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ﹄JTB、1998年、239頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(二)^ abcdefgh﹃兵庫の鉄道全駅JR・三セク﹄神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、201頁。ISBN 9784343006028。
(三)^ 官報 第202号 1913年4月5日
(四)^ ﹃鉄道省鉄道統計資料. 大正12年度﹄︵国立国会図書館デジタルコレクション︶
(五)^ 官報 第4907号 1943年5月25日
(六)^ 足立 聡 (2009年6月19日). “加古川鉄道部廃止 JR西、神戸支社直轄に”. 神戸新聞. 2009年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月2日閲覧。
(七)^ ab“加古川鉄道部を7月1日付廃止JR西日本神戸支社”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年6月25日)
(八)^ ab交通新聞2010年10月7日
(九)^ "平成28年春ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道. 18 December 2015. 2016年3月26日閲覧。
(十)^ 兵庫県統計書
(11)^ 兵庫県統計書令和元年版
関連項目
外部リンク
- 神野駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道