藤野古白(ふじの こはく、1871年9月22日明治4年8月8日) - 1895年(明治28年)4月12日)は日本の俳人劇作家小説家。本名・藤野潔。従兄弟に正岡子規服部嘉香がいる。自殺した。没後、正岡子規が『古白遺稿』(1897年)を刊行した。

生涯

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稿

古白の死

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句の例

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  • 「今朝見れば淋しかりし夜の間の一葉かな」 (明24-秋)
  • 「芭蕉破れて先住の発句秋の風」 (明24-秋)
  • 「秋海棠朽木の露に咲きにけり」  (明23~25 頃)
  • 「花を折つてふり返て曰くあれは白雲」 (明23~25 頃)
  • 「根に残る力や雪の枯尾花」 (明26 頃)
  • 「傀儡師日暮れて帰る羅生門」 (明26-1)
  • 「小夜しぐれ舟流れると人の声」 (明26-11)
  • 「御車を大路に立てて夜の雪」 (明26-11)
  • 「山蔭や一村暮るる麻畠」 (明27-9)
  • 「白魚や青しと見ゆる水の色」 (明27-春)
  • 「紫陽花や湖水を透かす垣の隅」 (明27-夏)
  • 「小夜しぐれ溝に湯を抜く匂ひかな」 (年代不明)

  (語るべき友もなくて)

  • 「橋踏みにひとり行くなり秋の暮」 (年代不明)
  • 「乞食を葬る月の光かな」 (年代不明)
  • 「冬の月淋しがられて冴えにけり」 (年代不明)
  • 「花の頃西行もせぬ朝寝かな」 (明28-4-4/辞世)

著作

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参考文献

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  1. ^ 『子規山脈 師弟交遊録』日下徳ー(著)朝日新聞社(2002年)
  2. ^ 『子規を語る』 河東碧梧桐(著)岩波文庫
  3. ^ 『心にしみる仏心の俳句一〇八』村上護(著)佼成出版社(2009年)132ページ

関連項目

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外部リンク

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