W33SA(ダブリュー さんさん エスエイ)は、三洋電機(大阪、後の京セラ SANYOブランド)が開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話auブランドで販売されたCDMA 1X WIN(後のau 3G)の携帯電話である。日本初のワンセグ対応端末として発売された。

au W33SA / W33SA II
W33SA(アドバンスブラウン)
W33SA(アドバンスブラウン)
W33SA(アドバンスブラウン)
W33SA(アドバンスブラウン)
キャリア au
製造 三洋電機
発売日 W33SA2005年12月16日
W33SA II:2006年6月17日
概要
OS REX OS + KCP
CPU Qualcomm MSM6550
(TVチューナー以外)
225MHz
SH-Mobile3A[1]
(TVチューナー専用)
216MHz
音声通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xMC)
800MHz
データ通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xEV-DO Rel.0)
形状 回転2軸ヒンジ型
サイズ 105 × 50 × 27 mm
質量 150 g
連続通話時間 210分
連続待受時間 250時間
充電時間 120分
外部メモリ miniSD(最大1GB)
日本語入力 W33SAAdvanced Wnn V2
W33SA II:Advanced Wnn α
FeliCa なし
赤外線通信機能 IrDA
Bluetooth なし
放送受信機能 アナログテレビ
ワンセグ
FM放送対応
メインディスプレイ
方式 透過型微反射TFT液晶
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.4インチ
表示色数 26万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 126万画素CCD
機能 AF付き

USBカメラ対応

サブカメラ
なし
カラーバリエーション
アドバンスブラウン
(Advance Brown)
プログレスシルバー
(Progress Silver)
スピリットブルー
(Spirit Blue)(W33SA II)
ライズホワイト
(Rise White)(W33SA II)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

2006年夏モデルとして、新たなカラーバリエーションとPCサイトビューアーや3D絵文字などが追加されたマイナーチェンジ版の「W33SA II」(ダブリュー さんさん エスエイ ツー)も発売された。それと引き換えに旧機種のW33SAは生産打ち切りとなった。

特徴

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デザイン

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WIN[2]

テレビ機能

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日本で初めて移動体向けの地上デジタル放送「ワンセグ」に対応している。そのため、SH-Mobile3Aを一部カスタマイズしたプロセッサを搭載している[1]。また、メーカーが「ダブル-テレビケータイ」[3]と宣伝しているとおり、併せて従来のアナログテレビ放送も受信でき、au端末においてワンセグとアナログの両方に対応している最初で最後の端末となった。

オーディオ環境

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Spatializer3D

 (SMF) AudioEngineMA-7i1283D

7[4]

基本機能

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PTTHello MessengerSD-Audio(AAC)FMGPS

Advanced Wnn V2W33SAAdvanced Wnn αAdvanced Wnn8

その他

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この機種に取り付けられているワンセグ・アナログ・FM共用ホイップアンテナは、ワンセグ対応機種では唯一可倒式ではない。そのため、他のワンセグ対応機種(P901iTVW43SAなど)のアンテナに交換しているユーザーも一部いる。

沿革

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W33SA

200517913 W33SAJATE

2005927 KDDIW33SAEZ FeliCa[5]

2005104 W33SACEATEC JAPAN 2005KDDIJEITANHK

20051024 KDDI

20051216 

2006186 

201224722 L800MHz800MHzCDMA Band-Class 3

W33SA II

200643 W33SA IIJATE

2006522 KDDI

2006617 W33SA II

200610 

2012722 L800MHz800MHzCDMA Band-Class 3

対応サービス・機能

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W33SA IIのみ対応のサービス・機能

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その他の仕様

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  • データフォルダ
    • データフォルダ専用領域 約20MB
    • EZアプリ (BREW)専用領域 約1.5MB
    • 共用領域 約28.5MB
    • 最大保存可能数 1024件 (EZアプリ (BREW)除く)
  • 外部メモリ miniSD
    • 著作権保護(セキュア)対応
    • マスストレージクラス対応(著作権保護機能付)
  • SAR値 0.465W/kg
  • 連続視聴可能時間
    • イヤホン出力時:約2時間45分
    • スピーカー出力時:約2時間30分
  • 静止画キャプチャ
  • 最大約15分の録画(本体メモリのみ。miniSDへの録画は不可)
  • EPG(EZテレビのサーバから取得)
  • 字幕放送
  • データ放送
  • 画面表示切り替え
    • 16:9縮小表示+テレビ操作/データ放送
    • データ放送全画面表示
    • 16:9ドットバイドット表示(横表示)+テレビ操作
    • 全画面表示(横表示、サイドカット、スムージング)
  • 自動チャンネル設定(現在地による自動設定、マニュアル設定、放送波スキャン)

関連項目

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出典

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  1. ^ a b SuperH Brand”. ルネサス エレクトロニクス. 2013年6月6日閲覧。
  2. ^ W33SA 開発者インタビュー (SANYOケータイアリーナ) - ウェイバックマシン(2008年3月14日アーカイブ分)
  3. ^ W33SA (SANYOケータイアリーナ) - ウェイバックマシン(2008年3月10日アーカイブ分)
  4. ^ W33SA 充実のマルチメディア機能 (SANYOケータイアリーナ) - ウェイバックマシン(2008年3月12日アーカイブ分)
  5. ^ KDDI、ワンセグ対応の「W33SA」を開発”. Impress Watch. 2013年6月6日閲覧。

外部リンク

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