ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団
フランスの軍楽隊
(ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団から転送)
この記事は大言壮語的な記述になっています。 |
ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団︵ギャルド・レピュブリケーヌかんげんがくだん、仏: Orchestre de la Garde Républicaine︶は、フランス国家憲兵隊の共和国親衛隊︵Garde républicaine︶に所属している軍楽隊である。日本では今日では﹁ギャルド﹂の略称で親しまれているが、戦前は﹁ガルド・レピュブリケーヌ﹂のように呼ばれていた[1]。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/74/Orchestre_GR.jpg/300px-Orchestre_GR.jpg)
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
楽団の、特に吹奏楽の演奏は高いレベルである。軍楽隊では吹奏楽編成を採用しているところが多いが、管弦楽の編成をとることができるように弦楽器奏者を加えている。
軍楽隊ではあるが、今日ではマーチングバンド形態などの演奏は一切行わず、コンサート形態での演奏にのみ専念している。
日本へは1961年11月に軍楽隊︵吹奏楽編成︶が第7代楽長フランソワ=ジュリアン・ブラン以下76名が初来日し、バッハ、ラヴェル、ドビュッシー、ロッシーニ、ベルリオーズ、レスピーギの管弦楽作品の編曲等の演奏を披露し、日本の吹奏楽発展に大きく寄与した。また、初来日時には、東京、杉並公会堂で瀬戸口藤吉の﹃軍艦行進曲﹄、團伊玖磨の﹃祝典行進曲﹄等の日本人作曲家の吹奏楽曲と、ギャルドのためにフローラン・シュミットが作曲した﹃ディオニソスの祭り﹄、ドビュッシーの﹃牧神の午後への前奏曲﹄、ビゼーの﹃アルルの女﹄第2組曲より﹁ファランドール﹂を演奏、ステレオ録音を行った。2007年3月のNHK-FM放送の番組﹁今日は1日吹奏楽三昧﹂では、NHKで発見された、初来日した際のBプログラムのライブ録音が放送され、話題となった。2009年6月にNHKが初来日のライブ音源をCD化し、発売した。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/74/Orchestre_GR.jpg/300px-Orchestre_GR.jpg)
歴史
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5e/CARNOT_28_SEPTEMBRE_2013_142.jpg/220px-CARNOT_28_SEPTEMBRE_2013_142.jpg)
歴代楽長
編集楽長はコンクールによって選ばれる。応募対象者は陸海空軍の軍楽隊長に限られていたが、1971年12月23日付の法令で広く民間人にも門戸が広げられた。
- 初代:ジャン・ジョルジュ・ポーリュス(1848年 - 1873年)
- 第2代:アドルフ・ヴァランタン・セルニック(1873年 - 1884年)
- 第3代:ギュスターヴ・ウェットジュ(1884年 - 1893年)
- 第4代:フィリップ・シャルル・ガブリエル・パレス(1893年 - 1910年)
- 第5代:ギヨーム・バレー(1910年 - 1927年)
- 第6代:ピエール・レオン・デュポン(1927年 - 1944年)
- 楽長代行:フェリシアン・フォーレ(1944年 - 1945年)
- 第7代:フランソワ=ジュリアン・ブラン(1945年 - 1969年)
- 楽長代行:レーモン・リシャール(1969年 - 1972年)
- 第8代:ロジェ・ブトリー(1973年 - 1997年)
- 第9代:フランソワ・ブーランジェ(1997年 - )
編成
編集脚注
編集- ^ 樋口幸弘『祝典行進曲 - 栄光のパリ・ギャルド』(ブックレット)フランソワ=ジュリアン・ブラン、レイモン・リシャール(指揮)、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団、東芝EMI、1990年、8頁。TOCE-6358。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト(英語、フランス語)