スクリーンショットを得る方法
基 本 的 に は 、 OS の ﹁ ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト 機 能 ﹂ を 利 用 し て 行 わ れ る 。 シ ョ ー ト カ ッ ト ・ キ ー の 組 み 合 わ せ で 、 デ ス ク ト ッ プ 全 体 、 ひ と つ の ア プ リ ケ ー シ ョ ン 画 面 だ け 、 範 囲 を 指 定 し て 、 な ど さ ま ざ ま な 撮 り 方 を 選 択 で き る こ と が 一 般 的 で あ る ︵ 各 OS に お け る ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト の と り か た は ﹁ # 各 OS の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト の 撮 影 方 法 ﹂ の 節 で 詳 し く 解 説 す る ︶ 。
ま た ア プ リ ケ ー シ ョ ン ソ フ ト に ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト 機 能 が つ い て い る 場 合 は そ れ が 利 用 し て と る 方 法 も あ る 。
ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト の 使 用 目 的
ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト は 画 面 の 表 示 を 記 録 し た り 、 後 で 何 か に 利 用 す る 必 要 が あ る 場 合 に 用 い ら れ る 。 た と え ば ソ フ ト ウ ェ ア の マ ニ ュ ア ル ︵ 取 扱 説 明 書 ︶ を 作 成 す る と き 、 コ ン ピ ュ ー タ の ユ ー ザ が 画 面 上 の 様 子 を ほ か の ユ ー ザ ー に 示 す と き 、 シ ス テ ム の 動 作 に 不 具 合 が 生 じ た と き に シ ス テ ム に 起 き て い る 状 況 を 記 録 し 、 後 で ︵ コ ン ピ ュ ー タ や OS の メ ー カ ー の サ ポ ー ト 担 当 者 な ど に 対 し て ︶ 起 き た こ と を 説 明 す る た め に 使 わ れ る こ と も あ る 。
類 義 語 と 意 味 の 違 い
以 下 の 四 語 は ほ ぼ 同 じ 意 味 の 言 葉 と し て 用 い ら れ る が 、 以 下 の よ う に 区 別 す る 場 合 も あ る 。
スクリーンショット(screenshot) - BMP 、PNG 、JPEG などの汎用フォーマットでディスプレイ上の表示を記録したデータ。
スナップショット (snapshot) - スクリーンショットと同義であるが、ある時点のシステム内部の首尾一貫したデータという意味もある。
スクリーンダンプ(screen dump) - XWD (英語版 ) (X Window Dump)などによって一時的に取得された内部的なデータ。
スクリーンキャプチャ(screen capture) - 画面の変化を動画として記録したデータ。
ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト が 普 及 す る 以 前 は 、 ゲ ー ム プ ロ グ ラ ム の 良 し 悪 し は 書 か れ た 特 徴 ︵ 売 り 文 句 ︶ を 参 考 に 判 断 す る し か な か っ た 。 1 9 7 0 年 代 を 皮 切 り に 、 ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト が コ ン ピ ュ ー タ ー ゲ ー ム の 紹 介 ・ 販 促 と し て 使 わ れ る よ う に な り 、 ゲ ー ム プ レ イ ヤ ー は 自 身 が プ レ イ す る と き の 様 子 を 思 い 描 く こ と が で き る よ う に な っ た 。 し か し 、 中 に は 低 解 像 度 な プ ラ ッ ト フ ォ ー ム の ソ フ ト ウ ェ ア に も か か わ ら ず 、 よ り 細 密 な 上 位 機 種 の 画 像 を 用 い る な ど 、 判 断 材 料 に な ら な い も の も あ っ た 。 た と え ば C o m m o d o r e 6 4 の ゲ ー ム ソ フ ト の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト と し て 、 上 位 機 種 で あ る C o m m o d o r e A m i g a バ ー ジ ョ ン の 画 像 が 使 わ れ る こ と が あ っ た 。 こ れ は 消 費 者 か ら の 苦 情 に よ り 、 メ ー カ ー 側 は ど ち ら の バ ー ジ ョ ン の 画 像 か を 明 示 す る よ う に な っ た 。
ホ ビ ー パ ソ コ ン が ﹁ マ イ コ ン ﹂ と 呼 ば れ て い た 1 9 8 0 年 ︵ 昭 和 55 年 ︶ ご ろ に は 、 ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト も し く は ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 印 刷 す る こ と を 指 し て ﹁ ハ ー ド コ ピ ー ﹂ と 呼 ん で い た 。 こ の 語 は 元 来 、 コ ン ピ ュ ー タ ー 上 の デ ー タ を 紙 な ど コ ン ピ ュ ー タ ー な し で 人 間 が 利 用 で き る 物 理 的 な 媒 体 に 記 録 ・ 複 製 す る こ と 、 ま た は そ の よ う に し て で き た 印 刷 物 な ど を 指 す 用 語 で あ る ︵ こ れ に 対 し 、 電 子 デ ー タ の ま ま の 複 製 を ﹁ ソ フ ト コ ピ ー ﹂ と 呼 ぶ ︶ [ 2 ] 。 し た が っ て 、 画 面 表 示 の 一 部 ま た は 全 部 を 紙 に 印 刷 す る こ と ︵ 印 刷 し た も の ︶ は ハ ー ド コ ピ ー の 一 種 で あ る と い え る が 、 元 来 の 意 味 に お い て 、 画 像 デ ー タ と し て 保 存 し た も の は そ う で は な い 。 ﹁ 画 面 表 示 の 印 刷 ﹂ と ﹁ ハ ー ド コ ピ ー ﹂ と は 次 第 に 同 義 に 扱 わ れ る よ う に な り 、 さ ら に 、 厳 密 に は ソ フ ト コ ピ ー に あ た る ﹁ 画 像 デ ー タ と し て の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト ﹂ の こ と も ハ ー ド コ ピ ー と 呼 ぶ よ う に な っ て い る 。 な お 、 原 語 の 英 語 で は こ う し た 混 用 は 生 じ て お ら ず 、 h a r d c o p y と い う 語 は あ く ま で も 紙 な ど に 出 力 し た 複 製 を 指 す [ 3 ] 。
1 9 9 0 年 代 に な る と 、 ゲ ー ム 機 の 演 算 に よ っ て 描 か れ る 動 画 で は な く 、 予 め 高 性 能 な CG ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン で 動 画 と し て 作 成 さ れ た プ レ レ ン ダ リ ン グ の 動 画 が ゲ ー ム の 節 目 で の イ ベ ン ト シ ー ン と し て 使 用 さ れ る よ う に な っ た 。 こ の 映 像 を 用 い て あ た か も 操 作 画 面 の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト の よ う な 形 で 紹 介 さ れ る こ と も あ り 、 実 際 の 操 作 画 面 と の 落 差 で 消 費 者 を 惑 わ す こ と と な っ た 。 こ れ も 同 じ よ う に 消 費 者 か ら の 苦 情 に よ り 、 レ ビ ュ ー で の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト の 用 い 方 を 改 善 さ せ る こ と と な り 、 ﹁ ゲ ー ム プ レ イ 中 の 画 面 ﹂ な ど の 注 釈 表 示 が な さ れ る よ う に な っ た 。
今 日 で も 、 ゲ ー ム ソ フ ト は も と よ り 、 さ ま ざ ま な ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム の ダ ウ ン ロ ー ド サ イ ト に も グ ラ フ ィ カ ル な ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト が 用 い ら れ 、 購 入 時 の 判 断 材 料 と な っ て い る 。
⎙ P r i n t S c r e e n キ ー を 押 す こ と で 画 面 全 体 の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 撮 影 し 、 ク リ ッ プ ボ ー ド に 格 納 す る 。 ま た 、 S y s t e m R e q u e s t キ ー 、 つ ま り 、 A l t キ ー と P r i n t S c r e e n キ ー を 同 時 に 押 す こ と ︵ ⎇ A l t + ⎙ P r i n t S c r e e n ︶ で 現 在 の ア ク テ ィ ブ ウ ィ ン ド ウ の み を 撮 影 す る こ と が で き る 。
た だ し 、 ノ ー ト パ ソ コ ン や タ ブ レ ッ ト PC の 機 種 に よ っ て は Fn + ⎙ P r t S c 、 ⇧ S h i f t + ⎙ P r t S c 、 C t r l + ⎙ P r t S c 、 ⊞ W i n の ホ ー ム ボ タ ン + ボ リ ュ ー ム を 下 げ る ボ タ ン な ど の 場 合 も あ る [ 4 ] 。 こ の 方 法 で 撮 影 し た ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト に マ ウ ス ポ イ ン タ は 含 ま れ な い 。 通 常 は ク リ ッ プ ボ ー ド に 格 納 さ れ る の み で 保 存 は さ れ な い た め 、 保 存 す る に は OS に 付 属 の ﹁ ペ イ ン ト ﹂ な ど に 取 り 込 む 必 要 が あ る 。
W i n d o w s X P な ど で は 、 ビ デ オ オ ー バ ー レ イ の 関 連 で 、 W i n d o w s M e d i a P l a y e r ︵ 確 認 し た の は V e r . 1 1 ︶ の 動 画 か ら 目 的 の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を ⎙ P r i n t S c r e e n キ ー を 用 い て 取 り 込 み し て も 肝 心 な 画 像 が 真 っ 黒 な 画 像 状 態 で 表 示 さ れ る 。 回 避 策 と し て 簡 単 な 方 法 と し て は 、 PC 内 に あ る ほ か の ビ デ オ オ ー バ ー レ イ を 使 う ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム ︵ 例 ‥ W i n D V D な ど ︶ を 使 っ て 事 前 に 適 当 な 動 画 を 再 生 を し て お き 、 実 行 す る と 動 画 の 静 止 画 像 の 取 り 込 み が 可 能 に な る な ど の 手 法 が あ る 。
な お 、 ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム 自 体 に 、 動 画 の 静 止 画 像 を 取 り 込 む 機 能 が 備 わ っ て い る 場 合 も あ る [ 5 ] 。
オ ン ラ イ ン ゲ ー ム な ど の 中 に は 、 特 定 の 操 作 で ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 撮 影 し 、 自 動 的 に 指 定 さ れ た フ ォ ル ダ に 画 像 デ ー タ と し て 保 存 す る 機 能 を 持 つ も の も あ る 。 OS に 備 え ら れ た 撮 影 機 能 で は 使 い 勝 手 が い い と は 言 え ず 、 ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 自 動 的 に 撮 影 ・ 加 工 ・ 保 存 す る た め の ユ ー テ ィ リ テ ィ ソ フ ト が 多 く 作 成 さ れ て い る 。
O n e D r i v e に も 、 ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 自 動 的 に O n e D r i v e 内 に 保 存 す る 機 能 が あ る 。
W i n d o w s V i s t a 以 降 で は 、 S n i p p i n g T o o l と い う ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト 撮 影 用 の ユ ー テ ィ リ テ ィ が 標 準 で 実 装 さ れ て お り 、 指 定 し た ウ ィ ン ド ウ や 領 域 の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 容 易 に 撮 影 す る こ と が で き る 。 D i r e c t X や W i n d o w s M e d i a E n c o d e r A P I な ど に も 対 応 。
W i n d o w s 8 以 降 で は 、 ⊞ W i n + ⎙ P r t S c キ ー を 同 時 に 押 す こ と で ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト の 撮 影 が で き る 。 撮 影 し た 画 像 は ピ ク チ ャ 内 の ﹁ ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト ﹂ フ ォ ル ダ ー に P N G 形 式 で 保 存 さ れ る 。
コマンドキー 、Shiftキー 、3のキーを同時に押すこと(⌘ Cmd +⇧ Shift +3 )で画面全体のスクリーンショットを撮影できる。また、コマンドキー、Shiftキー、4のキーを同時に押すこと(⌘ Cmd +⇧ Shift +4 )で画面上の指定範囲のスクリーンショットを撮影できる。その後スペースキーを押すことで撮影するウィンドウを個別に選択することができる。
撮影された画像はデスクトップに保存されるが、Control キーを押しながらこれらのショートカットキーを操作した場合はクリップボード に格納される。これらのショートカットはMac OS X以前のクラシックOSでも有効である。
ホームボタンのある機種ではスリープボタンを押しながらホームボタン、ホームボタンのない機種ではサイドボタンを押しながら音量を上げるボタンを押すことでスクリーンショットが撮影できる。撮った画像は『カメラロール』(iOSで写真や動画が保管される場所)に保存されている。撮影後、一定期間が経つかユーザーがスワイプするまで左下にプレビューが表示され、タップすることで切り抜きやマークアップができる。
Android スマートフォンおよびタブレットでは、バージョン3.0または2.3までの一部では電源ボタンとホームボタンを同時に押すことにより撮影できる。ただし3.0・2.3以前のバージョンではこの機能ができないものがある。バージョン4.0以降の多くの機種では、3.0・2.3以前からバージョンアップしたものも含め、電源ボタンとボリューム下[6] を同時に押すことにより撮影できる。ただし、一部の機種ではボリューム下ボタン+電源ボタンの組み合わせではない、メーカーが独自に実装した例外も存在する。たとえば、画面最下部のナビゲーションバー(「戻る」「ホーム」「アプリ切替」の3個のアイコン)をスライドさせて、スクショ実行ボタンを含むサブナビゲーションバーを表示させる、ナビゲーションバーの「ホーム」と電源ボタンを同時に押すなどの方法である[7] 。
KSnapshot
ドイツ語環境でGNOME 2.14.3を使っているUbuntu Linux 6.06 LTSでのgnome-screenshot
X Window System 自体はデスクトップ環境ではなく非常に基本的なプログラムを含むだけなので、スクリーンショットをとる方法はプラットフォームによって大きく変わる。xwd(1) はX Window Systemでスクリーンショットを撮るもっとも「標準的な」方法ではあるものの、ほとんどの人は簡便性からバンドルされたほかのツールを使う。
xwd X Window System を動作させているシステムでX Window Systemの画像をダンプするユーティリティはxwd(1) であり、xwdはXWD画像を作る。たとえば、hoge.xwdという名前のファイルでスクリーンショットを得るには以下のようにする。
$ xwd -root > hoge.xwd
Ubuntu 日本語フォーラムの公式サイトの解説によると次のとおり[8] 。
[Prt Scrn] ひとつで、デスクトップのスクリーンショット撮影。
[Alt] + [Prt Scrn] で、ウィンドウのスクリーンショットを撮影。
[Shift] + [Prt Scrn] で、選択領域のスクリーンショットを撮影。
W i n d o w s 1 0 や W i n d o w s 1 1 で は 機 能 が 強 化 さ れ 、 ス ク リ ー ン の 動 画 の キ ャ プ チ ャ も 可 能 と な っ た 。
● [ W i n d o w s キ ー ] + [ G ] で ﹁ 操 作 パ ネ ル ﹂ が 立 ち 上 が る 。
● 操 作 パ ネ ル に は ボ タ ン が 並 ん で お り 、 そ の 中 の 赤 色 の ﹁ ● ﹂ の ボ タ ン を 押 せ ば 録 画 を 開 始 す る [ 9 ] 。
W i n d o w s 1 0 よ り 前 の 段 階 で は 、 動 画 で の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 撮 影 す る た め に は B a n d i c a m な ど の さ ま ざ ま な ア プ リ ケ ー シ ョ ン ソ フ ト ウ ェ ア が 使 わ れ た 。
Q u i c k T i m e P l a y e r を 起 動 し 、 ﹁ フ ァ イ ル ﹂ メ ニ ュ ー の ﹁ 新 規 画 面 収 録 ﹂ を 選 択 で 撮 る こ と が で き る 。
ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト ア プ リ ケ ー シ ョ ン を 起 動 す る か コ マ ン ド キ ー 、 シ フ ト キ ー 、 5 の キ ー を 同 時 に 押 す こ と ︵ ⌘ C m d + ⇧ S h i f t + 5 ︶ で も 画 面 収 録 が 可 能 。
な お 、 m a c O S で は 内 部 音 声 は 録 音 で き な い 。
iOS 11 の場合、設定でコントロールセンターに「画面収録」アイコンを追加してから、アイコンをタップすることで撮れる。本体の音声に、マイクで音声を追加することもできる。録画は「写真」アプリに保存される。
次 の 手 順 で 録 画 で き る [ 10 ] 。
● 画 面 上 部 か ら 下 に 2 回 ス ワ イ プ 。
● ス ク リ ー ン レ コ ー ド ア イ コ ン を タ ッ プ 。
︵ こ の ア イ コ ン を 表 示 す る た め に 、 右 に ス ワ イ プ す る こ と が 必 要 に な る 場 合 も あ る 。 見 つ か ら な い 場 合 は 、 編 集 ア イ コ ン か ら 編 集 を タ ッ プ し 、 ス ク リ ー ン レ コ ー ド ア イ コ ン を ク イ ッ ク 設 定 に ド ラ ッ グ ︶
● 録 画 対 象 を 選 択 し て [ 開 始 ] を タ ッ プ 。
U b u n t u で は ス ク リ ー ン 動 画 の 撮 影 は ﹁ キ ャ ス ト ﹂ と 呼 ん で い る [ 8 ] 。
● C t r l + A l t + S h i f t + R を 押 す と 、 画 面 の 録 画 を 開 始 [ 8 ] 。
︵ 録 画 中 は 画 面 右 上 の イ ン ジ ケ ー タ ー 領 域 に 赤 丸 が 表 示 さ れ る ︶
● 録 画 中 に も う 一 度 C t r l + A l t + S h i f t + R を 押 す と 、 録 画 を 停 止 [ 8 ] 。
動 画 は ホ ー ム フ ォ ル ダ ー に あ る ﹁ ビ デ オ フ ォ ル ダ ー ﹂ に 自 動 的 に 保 存 さ れ る 。 フ ァ イ ル 名 は ﹁ S c r e e n c a s t ﹂ か ら 始 ま り 撮 影 日 時 が 続 く [ 8 ] 。
アプリケーションソフトのスクリーンショット機能
編集
L i v e J o u r n a l や M S N メ ッ セ ン ジ ャ ー な ど の 、 映 画 ・ テ レ ビ 番 組 や そ の フ ァ ン ア ー ト 製 作 な ど に 関 す る フ ォ ー ラ ム の ア イ コ ン に 関 連 す る 画 像 が 使 わ れ る な ど 、 ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト は ポ ピ ュ ラ ー な も の に な り つ つ あ る 。
な お ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 撮 影 ・ 投 稿 す る 機 能 を 搭 載 し た ゲ ー ム 機 や ウ ェ ブ サ イ ト ︵ W i i U 、 ニ ン テ ン ド ー 3 D S の M i i v e r s e [ 11 ] 、 P S 4 の シ ェ ア な ど ︶ も 設 立 さ れ 、 ﹁ 非 営 利 目 的 で あ る こ と ﹂ ﹁ 権 利 表 記 を 明 示 す る こ と ﹂ な ど の 条 件 を 満 た す 場 合 に 限 り 、 ゲ ー ム の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト や 動 画 の 投 稿 も 容 認 さ れ る 例 が 増 え つ つ あ る が 、 ゲ ー ム 制 作 会 社 や コ ン ソ ー ル メ ー カ ー ご と に ル ー ル ︵ 企 業 と ユ ー ザ の 契 約 関 係 ︶ が 異 な る た め 、 詳 し く 調 べ る 必 要 が あ る 。 よ く 調 べ も せ ず に う か つ な こ と を す る と 法 律 違 反 と な り 、 か な り 高 額 の 賠 償 請 求 が さ れ る 可 能 性 も あ る 。
ゲ ー ム 画 面 や メ デ ィ ア プ レ イ ヤ ー 上 の 動 画 の 撮 影 に 失 敗 す る こ と が あ る 。 こ れ は グ ラ フ ィ ッ ク カ ー ド な ど の ハ ー ド ウ ェ ア 上 で 描 画 さ れ た 画 像 を 重 ね 合 わ せ る よ う に し て デ ィ ス プ レ イ に 表 示 ︵ ハ ー ド ウ ェ ア オ ー バ ー レ イ ︶ し て い る た め で あ る 。 グ ラ フ ィ ッ ク カ ー ド な ど の ハ ー ド ウ ェ ア 上 で 描 画 さ れ た 画 像 を 抜 き 出 し て 保 存 す る こ と は で き な い 。
た だ し 、 ハ ー ド ウ ェ ア オ ー バ ー レ イ を 無 効 に す る こ と で パ フ ォ ー マ ン ス の 低 下 と 引 き 換 え に 解 決 で き る 可 能 性 が あ る 。 昨 今 の コ ン ピ ュ ー タ の 多 く は ハ ー ド ウ ェ ア オ ー バ ー レ イ を 行 わ な い ︵ グ ラ フ ィ ッ ク カ ー ド を 搭 載 し て い な い ︶ た め 、 OS は ハ ー ド ウ ェ ア オ ー バ ー レ イ が 無 効 で あ っ て も 正 常 に 動 作 す る よ う 設 計 さ れ て い る 。 ハ ー ド ウ ェ ア ア ク セ ラ レ ー タ の ス ラ イ ダ ー を ﹁ な し ﹂ に 設 定 す る こ と で 無 効 と な る 。
D V D に 収 録 さ れ た 動 画 コ ン テ ン ツ な ど で は 、 C o n t e n t S c r a m b l e S y s t e m ︵ C S S ︶ に よ っ て 保 護 さ れ て お り 、 通 常 の 手 段 で は ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト と し て 画 像 デ ー タ を 抜 き 出 す こ と が で き な い 。 ま た 、 満 足 な 性 能 の D V D プ レ イ ヤ ー は お お む ね ハ ー ド ウ ェ ア オ ー バ ー レ イ で の 再 生 方 式 と な る た め 、 先 に 述 べ た 理 由 で 撮 影 は 難 し い 。
動画でのスクリーンショット撮影はコンピュータの操作方法などを手早く、また分かりやすく記録・表示するために有効な手段だが、得てしてファイルサイズが大きくなることと、撮影・再生時の処理能力不足によるコマ落ちが問題となる。
ディスプレイの描画は本来毎秒30フレームであるが、たいていの場合、単にデスクトップの動きを記録するのみならばこれほどの高フレームレートは必要なく、低フレームレートで撮影することで動画再生に必要な処理速度も抑えることができる。ただし個々の機器環境や処理能力によって状況は異なる。
コ ン ピ ュ ー タ ゲ ー ム の キ ャ プ チ ャ や 、 漫 画 ・ ア ニ メ の キ ャ ラ を 描 い た 壁 紙 な ど を 含 む ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 撮 影 し て 公 開 す る こ と は 、 そ の プ ロ グ ラ ム お よ び コ ン テ ン ツ の 著 作 権 を 侵 害 す る こ と に な る 。 こ れ は T h e T r u s t e d C o m p u t i n g G r o u p ︵ 世 界 規 模 の コ ン ピ ュ ー タ 事 業 者 団 体 ︶ か ら も 提 唱 さ れ て い る 問 題 で あ る 。 同 団 体 で は プ ロ グ ラ ム 的 に ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 撮 影 で き な い よ う に す る こ と も 可 能 と し て い る 。
ま た 、 日 本 に は フ ェ ア ユ ー ス が な い た め 、 OS 標 準 の 壁 紙 や 何 ら か の ア イ コ ン を 含 ん だ ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト で す ら 著 作 権 侵 害 と な る 。
2 0 1 9 年 、 文 化 審 議 会 著 作 権 分 科 会 で は 無 断 で 投 稿 さ れ た 動 画 や 静 止 画 の ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト は 違 法 の 対 象 に な る と 指 摘 し た [ 12 ] 。
一 部 の 電 子 書 籍 で は 、 ネ ッ ト 上 へ の 画 像 の ア ッ プ ロ ー ド や 印 刷 を 防 止 す る た め に 、 専 用 の ビ ュ ー ア ー を 用 い ら せ 、 ビ ュ ー ア ー に ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト を 抑 止 す る 機 能 を つ け て い る 場 合 が あ る 。
も っ と も 、 こ れ ら の 対 策 を 施 し た と し て も 通 常 の 手 順 で ス ク リ ー ン シ ョ ッ ト が 撮 影 で き な く な る だ け で あ り 、 何 ら か の 手 段 を 用 い て 回 避 さ れ る 可 能 性 は あ る 。
スクリーンショットの撮影を防止する策の例としては、⎙ PrintScreen そのものを無効化することで撮影不能にするものであり、市販のセキュリティ対策ソフトの機能の一つとして搭載されているのもある。
コナミ が1996年 (平成 8年)~1997年 (平成9年)に発売したゲーム『ときめきメモリアル 』をテーマにしたデスクトップアクセサリー集(『きらめき宝石箱』他4作)では、起動時には常時クリップボードを監視し、⎙ PrintScreen の押下が検知された場合、クリップボードの内容を自動で別画像に置き換える機能が働き、スクリーンショットの撮影が不能となっている。
外部への持ち出しが禁止されている機密文書を、手っ取り早く持ち出す手段として「スクリーンショット」が用いられる場合がある。これは持ち出し禁止の文書ファイルについて、印刷やファイルの持ち出しが抑制がされている場合がある。しかし、スクリーンショットが「文書から画像へ変換」する役割を果たすため、「画像」にしてDropbox に接続するなどして、この規制をすり抜けようとするものである。このような意図的な手段のほか、暴露ウイルス などによってスクリーンショットが撮られ、情報漏洩の原因となる場合がある。オンラインバンキングサービスを展開している三井住友信託銀行[13] や三菱UFJ銀行などは、スクリーンショットも監視するインターネットバンキング専用セキュリティ対策ソフトとして「Rapport(ラポート)」 (英語版 ) を推奨している。Rapportはスクリーンショットを監視し、ボタンが押下された時点で利用者が意図した操作かどうかをポップアップウィンドウにて表示し、利用者に対しスクリーンショットを許すかどうかの確認を求めてくる。