2005年7月7日から開始。毎週日曜日16時にMP3形式で公開される音声配信コンテンツ。ポッドキャストとして配信されている。開始当初は約30分の配信で、ニフティ会議室のほか、屋外、ライターの自宅、イベント会場、イベント後のホテル部屋内での飲み会会場、取材先からの帰りの寝台列車内などさまざまな場所で録音されていた。幾度か大まかな構成・レギュラー出演陣が変わり、後には編集部から1名が出演する以外は、出演メンバーや内容を固定化せずに配信される形式となった。番組のテーマ曲、ジングルは石川の制作したものが使用された。
幾度となく﹁レギュラーコーナーを﹂﹁こんな企画をやってみたい﹂という話が出て、実践はされるものの、1ヵ月以上は続いた例がなかった。また、サイト内新企画や、イベント予定なども、この番組内で最初に発表されることが多かった。
2009年10月9日より、金曜21時よりストリーミングで2時間程度の生放送を行い、日曜日にその内容をポッドキャスト配信する形式へ変更。日曜日は、30分程度のダイジェスト版と、生配信と同内容のフルサイズ版=ロングバージョンの2種が配信されていた。編集部の男性部員が進行し、レギュラー連載のライターをゲストに迎えるほか、ライターへの生電話インタビュー、古賀や横山が録音で出演するコーナーが実施されていた。
2012年4月より、昼の生ラジオ形式に移行。火曜日の12時25分〜55分までの30分間にて生配信し、日曜日にポッドキャストを配信していた。後には生ラジオも中断され、日曜日16時の更新時に、あらかじめ録音を行ったポッドキャストが配信された。末期は、ひとつの企画について、3〜4週にわたって配信されていた。2018年4月15日の配信をもって、ポッドキャスト配信は一旦終了となった。配信の最終回にて、約820本のアーカイブがあることが明かされた[9]。
2018年5月14日より、エキサイトの音声配信アプリ﹁Radiotalk﹂を用いて、5分〜12分ほどの短い音声配信を行っていた︵2019年05月31日まで︶[10]。
2008年1月27日から開始。日曜日23時に公開されて翌朝9時には、サイトトップページの新着記事一覧から消されるのが特徴。コンセプトは﹁オールナイトニッポンの第2部のように、若手ライターが主体となってやっていくポッドキャスト﹂。本企画提案の梅田と、大北︵ざんはわ︶の2人で進行されていたが、4週目︵2月17日︶からはそれぞれが1人で番組を1本ずつ作り、2本の番組が同時公開されるスタイルに変更されるなど、方向性は流動的な部分も多かった。6回目︵3月2日︶から、前半・梅田/後半・大北と、2つの番組を1つにまとめて配信する形へと変更された。
2008年6月1日分の公開をもって﹁1部に吸収合併﹂として最終回となり、現在はデイリーのアーカイブページからも一切リンクされていない︵デイリーポータルZラジオ第2部のページ︶。
2008年7月1日 - 2009年3月31日まで、北海道の民放FMラジオ局、FMノースウェーブにて放送された、ニフティ提供のラジオ番組︵CMは入らない︶[注10]。ナビゲーターの木河淳と、“DPZ編集長”の林が毎回登場し、週交代でレギュラーライター陣が加わって、これまでに取り上げた記事などについて紹介。北海道内向け︵青森県の一部地域でも受信可能︶の放送だが、東京で収録の上、放送されていた。
2009年6月6日 - 2014年8月31日まで、山梨県の民放FMラジオ局、FM-FUJIの『WESTSIDE TOKYO』にて放送されていたコーナー番組(土曜 7:45頃〜(10分程度))。前述の木河がメインDJを務めるワイド番組に林が電話生出演する形式で、注目記事などについて紹介していた。紹介した記事や番組の音源は、特設ブログで紹介する他、ポッドキャスティングとしても公開されていた。
2021年5月7日に開始。Satoruと岡田悠によるトークラジオ形式のコンテンツ。毎週木曜の12時にYouTube、Podcast、Spotifyにて配信されている。映像はべつやくれいによる出演者の似顔絵が表示されている。聞き手は編集部の石川大樹が務める[50]。
2021年7月8日から2022年1月19日までは、同様のラジオ企画として﹁北向ハナウタとトルーの不毛ラジオ﹂が配信されていた[51]。また、2022年4月26日から2023年12月31日までは、安藤昌教と宮尾亘︵東京カルチャーカルチャーイベントプロデューサー︶による﹁デイリーポータルZと東京カルチャーカルチャーのラジオ﹂が配信されていた。
2024年1月のデイリーの独立に伴い、2023年12月28日をもって終了した。以降はsatoruと岡田のnoteのコミュニティにて、同様のラジオ企画が継続される[52]。
2008年3月10日に開始。各ライターの出演、制作による動画コンテンツ。特集記事とは別個に、1分程度の動画を毎日20時に1本公開している。
デイリーのライター以外の者も動画製作に参加しているほか、KBS京都﹃ヨーロッパ企画の暗い旅﹄との連動動画もある。過去にはデイリーの記事のおかしな部分を紐解く﹁デイリーポータルZ反省会﹂、デイリーのライター達が街を歩きながら知識を披露し、相手により多く﹁へぇ﹂と言わせる﹁ストリートへぇター︵ストへぇ︶﹂といった企画もあった。
コロナ禍以前は年に1回︵基本的には年初め︶、特別企画として長編動画が公開されていた。したまちコメディ映画祭2017において、大北栄人が監督を務めたプープーテレビの長編動画作品﹃WindowsUpdateは突然に﹄がグランプリを受賞した[53]。
2024年1月のデイリーの独立に伴い、2023年12月をもって終了した[54]。
- 制作者陣(2023年12月の終了時時点)
- 月曜:べつやくれい/ヒロエトオル
- 火曜:西垣匡基/藤原浩一
- 水曜:林雄司/宮城剛/総集編
- 木曜:大北栄人(古賀及子と出演する場合もあり)
- 金曜:安藤昌教(10秒動画)
- 土曜:藤原浩一(フジワラFM)
- 日曜:ヨーロッパ企画[55]/週替わりの企画
2005年12月20日に公開された動画コンテンツ。特集と同等の記事として登場し、記事の取材風景や、イベントの模様、宮城マリオによる「ミヤギテレビ(略してMTV)」、べつやくれいの人形アニメーションなどを収録した。その後、2006年10月からは月1回を目途に更新されたが、2007年9月を最後に中断した。
2014年に第1回を開催。後述のデイリー道場のように、デイリーのライターへの登竜門として開催された。記事部門とレポートマンガ部門があり、大賞を獲得したネルソン水嶋のほか、多くの入賞者や次点の投稿者がデイリーでの連載を開始した。
2017年には第2回を開催。記事部門とマルチメディア部門に分けて各賞が選出された。授賞式は神奈川県の宮ケ瀬ダムにて行われた。
2020年には第3回を開催。記事部門、インタビュー部門、動画部門、レポートマンガ部門に分けて各賞が選出された。﹁ライターとして最も大切な能力は﹃おもしろがり力﹄である﹂をコンセプトとし、最優秀賞には﹁おもしろがり大賞﹂としてガリをモチーフにした優勝カップが贈られた。
2015年には、新人賞と同じ趣旨で、バーグハンバーグバーグが運営する﹁オモコロ﹂との共同企画として﹁日本おもしろ記事大賞﹂が開催された。
2022年には、同じくnoteとの共同企画として﹁やってみた大賞﹂が開催された。
デイリー道場︵旧 コネタ道場︶
2005年1月22日に﹁コネタ道場﹂として開始。﹁道場主﹂こと石原浩樹︵石原たきび︶が担当。一般の読者からコネタ[注11]を募集・紹介するコーナー。審査により﹁入選﹂作品と、入選を逃がした﹁もう一息!﹂作品が紹介される。2008年9月11日から始まった﹁風雲!コネタ城﹂︵後述︶とタイトルが紛らわしいということで、﹁デイリー道場﹂に改名された。
開始当初は毎日1作品を23時ごろに更新。入選するとオリジナルのQUOカード2000円分が送られ、5回入選すると﹁黒帯﹂としてトロフィーが贈られた。
2007年5月にリニューアルされ、週一回、土曜日︵後に金曜日に移動︶にまとめて発表され、更に林が選者に加わり、入選する確率も上がっていた。入選時の賞品も、QUOカード2000円分と、採用の都度与えられたポイントによる商品交換に変わり、黒帯認定は廃止された。2009年12月からは入選以上の評価である﹁特選﹂が新設された。特選はQUOカード3000円分とポイントが送られる上に、トップページにて特集記事と同等の扱いで紹介される特典がある。
2013年5月に再度リニューアルされ、掲載記事は一週につき1本、ポイント制も廃止となり、代わりに月刊賞が導入され、月末の土曜に再掲載される。掲載時の賞品はサトウのごはんとなった。
基本はフリーテーマで投稿できるが、毎月最終週に限り、テーマに基づいた投稿のみを紹介する形式をとっていた︵2007年10月より実施︶。なお、入選回数の多い投稿者を、特集記事のライターとして登用しており、工藤考浩・松本圭司・小柳健次郎・ざんはわ等は、コネタ道場から登用されたライターである。
2013年9月27日をもって終了となった。後継企画として、2015年4月17日より毎週金曜日に﹁自由ポータルZ﹂が連載された︵2023年6月2日まで︶。
1000円あげるから
大塚幸代が出題・選者を担当。毎週月曜日に出されるお題に基づいて、読者から写真を投稿してもらい、優秀作品の投稿者はオリジナルのQUOカード1000円分が貰えるというもの。寄せられた作品は、翌週月曜日︵月曜日が祝日の場合は、火曜日︶に公開される。2009年より、出題発表が木曜日・投稿締切が出題翌週火曜日へと変更された。2009年3月終了、後継企画として﹁写真ヒルズ﹂、﹁日曜たのしさ一万尺﹂があった。
日刊デイリー
各ライターが入れ替わりで担当。読者からあるテーマで一定期間回答を募集し、寄せられた回答の中からライターが面白い回答を選び掲載する。MVPに選ばれると、ライター選定の賞品がもらえる。主に何かの体験談や大喜利形式の出題であることが多い。2009年3月終了、後継企画として﹁文章ヒルズ﹂︵2012年6月終了︶、﹁日曜たのしさ一万尺﹂があった。
ちょっと見てきて
投稿型コンテンツ。個々人の思い出の場所、気になる場所、現況を見たい場所を﹁見てきて﹂に投稿し、掲載された中から、それに対してのリアクションとして﹁見てきた﹂場所の画像やコメントを投稿できるもの。2005年9月に1ヵ月限定の企画として実施され、2007年11月よりレギュラー企画となった。テレビ番組でも取り上げられ︵NHK﹃未来観測 つながるテレビ@ヒューマン﹄2008年1月6日放送、フジテレビ﹃とくダネ!﹄2008年1月22日放送︶、林がインタビューに答えたほか、実際に﹁見てきて﹂や﹁見てきた﹂に寄せられた投稿について、各番組で独自取材を行った模様が放送された。2008年9月4日からは、場所を特定せず、テーマに沿った風景を募集・投稿する﹁見たいわ﹂が始まった。2016年9月30日終了。
クラブ活動
2006年9月より開始。毎月4人のライターが、それぞれのテーマに沿った写真・映像を紹介するもの。基本的に一日一枚のペースで1ヶ月の連載。ただし、1日数度更新する企画や2ヶ月連載する企画もある。2007年11月から活動クラブ数が減ってきており、月1つ程度となっている。また、連載期間終了済みのクラブでも、臨時更新されることがある。2014年3月13日を最後に更新がなくなり、2016年3月23日のサイトリニューアルにてトップページからもリンクが消え、事実上終了した。
持ってけ!石リレー
2008年6月7日開始。﹁オリンピックの聖火リレーをイメージして発案した﹂︵安藤談︶ということで、全国4か所に用意された石の場所をサイト上で発表。それを読者が拾い、石を他の場所に移動させ、その移動場所をサイト上で公開して、次の﹁運搬読者﹂を待つ。これを繰り返しながら、ゴール︵東京カルチャーカルチャー︶を目指すという企画。北海道、石川、千葉、沖縄がそれぞれ出発点となり、千葉が出発点となった石は19日間でゴール︵6月14日 - 7月2日︶。その後、デイリーポータルZエキスポ︵8月16日・17日︶中にすべての石がそろった。
2013年8月30日からは、コロカル︵マガジンハウスが運営するウェブマガジン︶とのコラボ企画として﹁持ってけ!石リレー5大ドームツアー﹂と題した続編企画を実施したが、石が2度の失踪に遭ったため中止となり、デイリーポータルZの11周年︵10月7日︶に石が石人間︵編集部・橋田が仮装したもの︶となって編集部に帰ってきた、という体で終了した。
風雲!コネタ城
2008年9月11日開始。元々は同年ゴールデンウィーク期間中だけの企画だった。林曰く、もっと早くオープンする予定であったらしく、開始の時点で100本以上のネタのストックがあった。内容はローカルなネタや日常内のコワザを各ライターが紹介していくもの。いずれもタイトルだけで内容がわかるような短いネタばかりである。読者からの投稿も受け付けており、掲載されるとサトウのごはん︵以前は2個だったが、味噌汁がついてから1個となった︶とマルコメの味噌汁︵2009年5月1日より︶が贈られた。タイトルは林が好きだった番組﹃風雲!たけし城﹄のもじりで[56]、風雲は﹁ふーん﹂と思うぐらいのコネタという意味もあった[57]。読者が﹁ふーん﹂と思ったら殿のアイコンをクリックするカウンターや、コネタを再現してみた読者のための﹁やってみた﹂投稿の機能もあった。同じ趣旨の﹁こねったー﹂の開始により、2011年12月1日終了。
@nifty!たぶん袋
2009年9月17日開始。石川大樹が担当。Q&Aサイトの体裁をとったコーナーだが、誰かが投稿した質問に他の誰かが﹁たぶん…﹂と自信なさげに答える、デイリーらしい構成となっていた。そのため実質的には大喜利コーナーと化していたが、ごく僅かに真面目な質問や回答も書き込まれていた。利用には@niftyIDが必要。2011年9月2日終了。
こねったー
2011年12月1日開始。元々はゴールデンウィーク期間中だけの企画で、ライターがコネタをリアルタイムに投稿していたものだった。ライターおよび読者が、変わった物、意外な発見、妙な物件などを﹁#こねったー﹂のハッシュタグをつけてツイッターで報告する。前述の﹁風雲!コネタ城﹂をツイッターに特化したコーナーであるが、コネタ城と異なり読者が投稿しても賞品は出ない。2016年9月30日終了。
国際GIFアニメアワード
2012年から2014年まで開催された、投稿型コンテンツ。1990年代のネット黎明期に流行したGIFアニメーションを﹁インターネットの伝統芸能﹂と位置づけ、﹁GIF復興宣言﹂と銘打って読者よりGIFアニメ作品を募集する。毎年年頭に作品を募集し、3月に審査会を行い大賞をはじめ各賞を決定していた。
毎週日曜日を基本にデイリー編集部から配信されるメールマガジン。編集部員全員が、1回のメルマガをリレー形式で執筆する。発行者、配信システムの都合により、配信日は前後する。当初は﹁うっかりニフティ﹂の名称で、イッツ・コミュニケーションズへの運営変更に伴い改称された。2024年からは、ライターも寄稿している。
現在の基本内容・構成は下記のとおり。
ウェブマスターあいさつ
林による、ショートエッセー。ふわふわした感じで、ヤマなしオチなしの文章が進む。以下の執筆者も、林の文章をなぞった挨拶を行う。
先週の記事アクセスランキング
先週︵発行日の前週日曜-土曜日で集計︶の特集記事、リンクのアクセスランキング、注目記事を紹介。
イベント情報
ライターのデイリー以外での活動や出版情報、デイリー主催のイベント情報などを紹介。
はげます会からのお知らせ
﹁デイリーポータルZをはげます会﹂︵後述︶の会員限定の情報や、﹁はげます会﹂で閲覧できる記事の一部公開、通販のお知らせなどを紹介。
2023年までは、以下の項目もあった。
- プープーテレビ
- 先週のプープーテレビの配信内容を紹介。
- 営業日報
- デイリーに掲載された広告企画の紹介。
携帯向けサイトは、2005年11月18日より、無料サイト「デイリーポータブルZ」として開始。PC版特集記事で評判の良かった記事を、携帯版に再編集して掲載した。週におよそ3本(1回1本ずつ)記事を追加。2008年3月15日更新分より、同社の携帯向けPCサイト変換サービス「モバクシー」を使用した閲覧形式に変わり、3月22日からは毎日1本記事が追加されていた。また、便宜上、特集記事は「コネタ」と称されていた。その他、携帯ゲーム、携帯用壁紙などもあった。
2009年9月28日午前9時より、NTTドコモ向けの公式メニューサイトとして「デイリーポータルZ友の会」が新設(一部有料、月額105円。加入月より課金)。softbankでも2010年6月1日から、auは同年6月3日からサービスを開始した。引き続き、PC版特集記事は無料閲覧できる他(こちらの掲載分は携帯向けにレイアウトを改定したもの、月 - 金曜に1本ずつ追加。以下全て更新時刻は午前5時)、有償サービスとして、特集記事の舞台裏(編集部員の取材同行記、水曜更新)や、今後の掲載記事について打ち合わせた定例会議の議事録(金曜更新)、携帯用壁紙(ポータブルZとは別のもの、週1〜2回)、携帯用絵文字(いわゆるデコメ、不定期更新)を提供していた。この公式サイト開始に伴い、前述の「デイリーポータブルZ」は2010年6月4日で更新を終了した。2011年10月31日で「友の会」の有料コンテンツは終了し、無料閲覧できる記事のみの更新となった。
スマートフォン向けサイトは、2010年4月1日より開始(無料サイト)。PC版特集記事(PC版より1時間遅れでの公開、2006年4月4日以降の特集記事はスマートフォン向け変換表示。それ以前の記事はPC版へのリンク)と、Android OS搭載機種向けの無料アプリケーションを公開している。
2004年から2006年までは、当時、毎年夏に開催されたニフティのイベント「@nifty BB Festa」に、デイリーポータルZも参加していた。特設ブースでは、それまでの特集記事で使った道具の陳列、グッズ販売が行なわれた。また特設会場ではイベントが行なわれ、そのイベントさえも記事として掲載された。2006年をもって、「@nifty BB Festa」は終了した。
2007年8月に「東京カルチャーカルチャー」がオープンしてからは、同所において、随時デイリーのイベントが開催されている。また、東京カルチャーカルチャー以外の場所で、独自にデイリーが主催するイベントも行われている。現在行われているデイリー主催のイベントとして、以下のようなものがある。
技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)
編集
2014年7月19日に第1回が開催され、以後不定期に開催。石川大樹が企画・担当。技術力が低いと自認する者がロボットを製作し、ロボット同士の押し相撲をベースとした競技でトーナメント戦を行うイベント。競技での優勝よりも、観客投票で選ばれる﹁最も技術力の低かった人賞﹂のほうが名誉とされている。デイリーのイベントの枠を超え、海外の有志により世界各国でも開催され、2016年8月には東京にて﹁ヘボコン・ワールドチャンピオンシップ﹂が開催されるほどの人気企画となっている。
2014年11月2日に第1回が開催され、毎年ハロウィンの時期に開催。林雄司が企画・担当。一般的なハロウィンパーティーでは見られないであろう、とんちの効いたコスプレ・仮装をして集まるというイベント。第1回は﹁地味な仮装のハロウィンパーティー﹂と題し、デイリーの編集部員・ライターによる身内のイベントとして開催。その模様を特集した記事[58]がフジテレビ系﹃とくダネ!﹄にて紹介され、読者からも大きな反響があったため、翌年からは読者も交えたイベントとなった[59]。現在は﹁地味ハロウィン﹂として、デイリーが主催するもの以外にも地域・企業などが同様の企画を開催する動きがあり、デイリー側も﹁地味ハロウィンの名称、企画を独占する気はない﹂と容認している[60]。
2017年2月26日に第1回が開催され、以後不定期に開催。デイリーポータルZが主催する物販イベント。デイリーをはじめとする多数のウェブメディアの編集者、ライターが出展し、同人誌やグッズを頒布する。グッズ以外にも、北村ジンによる似顔絵描きや、斎藤充博による指圧などのサービスが提供されることもある。デイリーのライターが自主的にコミックマーケットに出展したのが楽しかったため、仲間に声をかけたという[61]。
2018年10月16日より始まった有料サービス[4]。後述の﹁デイリーポータルZ友の会﹂をリニューアルしたもので、広告企画と並ぶデイリーポータルZの収入源である。会費は毎月税込1100円︵2019年9月までは1080円︶。入会すると以下の特典がある。
﹁はげます会専用ページ﹂の閲覧
会員専用のコンテンツを閲覧できる。
﹁回覧メール﹂の利用
週に一度発行される会員専用メルマガを利用することができる。﹁デイリーポータルZ反省会﹂の裏側や、ライターへのインタビューが掲載されている。
﹁はげましひろば﹂の利用
会員専用のFacebookグループのコミュニティに参加できる。ここを通じて、デイリーからのアイデアの募集があったり、記事制作への立会い、取材・撮影への招待などの案内がされたりする。
2012年9月3日より始まった有料サービス。前述した2009年9月から2011年10月までのサービスとは異なる。毎月税込324円の﹁梅コース﹂と毎月税込1080円の﹁松コース﹂がある。いずれも初月は無料である。梅・松コースいずれも、入会すると以下の特典がある。
﹁明日の記事チラ見せ﹂の利用
デイリーポータルZ本編に翌日公開される予定の記事の一部を閲覧することができる。
﹁ライターコラム﹂の閲覧
各ライターが自由に執筆したコラムを閲覧できる。編集部はコラム内容には全くタッチしない代わりに、コラムのタイトルを勝手につけることができる。
﹁友の会メルマガ﹂の利用
週に一度発行される友の会メルマガを利用することができる。友の会入会後、別にアドレス登録が必要。デイリーポータルZ側と友の会会員との交流がメイン。
松コース会員には、上記のほかに毎月グッズが届く。なお、グッズ送付は﹁制作費・送料・決済手数料を合わせると1000円をしょっちゅう超えてました﹂という[62]。
﹁デイリーポータルZをはげます会﹂への移行に伴い、2018年9月30日をもって新規入会の受付を終了、同年10月30日には友の会自体が終了した。グッズ販売はBoothへ移行し、﹁デイリーポータルZのなんか売る場所﹂にて引き続き行われる。
(一)^ 2018年4月25日をもってサービス終了。
(二)^ FMノースウェーブ﹁デイリーポータルZ﹂2009年3月26日放送 平岩部長の発言より。
(三)^ 現存する﹁Weekly Portal﹂最古の独自記事は2001年11月のものである[1]。
(四)^ 犬種は柴犬。当初はラブラドール・レトリバーの﹁モモ﹂を題材にしていた。
(五)^ 2004年9月29日-2005年7月4日まで、コネタ・特集記事を担当後、2006年2月9日死去。命日には、再放送で、大塚と林の対談による、故人の執筆分の回顧記事を掲載している[2]。
(六)^ 両者の独特な記事内容・写真などから、時折﹁デイリーきってのフォトジェニックな二人﹂﹁最凶タッグ﹂などと評されることもあった。[3]
(七)^ 編集部安藤より﹁いい意味でひどいの真打﹂と評されている。また、小野・櫻田双方ともお互いを意識していたと思われる記述が次ページにある。[4]
(八)^ デイリーポータルZを終了する経緯が本人からTwitterで語られた。[5]
(九)^ 一例として、週刊プレイボーイでは﹁黒いさかなクン﹂として取材を受けたほか、TBS系列で2013年12月22日に放送された﹃岡村隆史の世界の秘境で巨大生物を捕獲せよ 世界モンスターハント﹄には、﹁死んだら深海魚の餌になりたい﹂と言うほどの深海魚ハンターとして出演した。関西テレビ製作﹃有吉弘行のダレトク!?﹄、毎日放送製作﹃情熱大陸﹄︵2018年8月26日放送分[6]︶にも出演した。
(十)^ 月 - 木曜19:25頃〜︵10分程度︶、︵ワイド番組﹃MASTER'S LOCK﹄内︶。金曜18:00 - 18:10︵ワイド番組﹃URBAN HYPE﹄内︶。
(11)^ 数枚の画像とショートコメントにより成立する﹁風雲!コネタ城﹂の登場により、この道場が指し示していた﹃コネタ﹄の意が曖昧になっていたが、この道場の投稿作品は、いわゆるDPZの特集記事と同形式ものを一般読者から募集している。
(12)^ 表紙には﹁Vol.1﹂と書かれているが、続編は発行されていない。