ハローズ
株式会社ハローズ(英: HALOWS Co., Ltd.)は、広島県・岡山県・兵庫県・山口県・香川県・徳島県・愛媛県に、24時間営業を特色に展開しているスーパーマーケットチェーンである。広島県福山市南蔵王町六丁目26番7号に登記上の本店を置くが、事実上の本社は本部機能のある岡山県都窪郡早島町[2]。
![]() | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本店所在地 |
![]() 〒721-0973[2] 広島県福山市南蔵王町六丁目26番7号[2] |
本部所在地 |
〒701-0393[2] 岡山県都窪郡早島町3270番地1[2] |
設立 |
1958年(昭和33年)10月14日[1] (株式会社府中スーパーマーケット) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7240001031724 |
事業内容 | 食品スーパーマーケット業 |
代表者 | 代表取締役社長 佐藤利行 |
資本金 | 54億30百万円(2021年2月) |
売上高 | 1519億43百万円(2021年2月期) |
純資産 | 442億17百万円(2021年2月) |
総資産 | 908億45百万円(2021年2月) |
従業員数 | 1,127人(2020年2月) |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 |
株式会社サンローズ 22.18% 佐藤 利行 11.61% イオン株式会社 8.50% |
外部リンク | https://www.halows.com/ |
概要
編集沿革
編集1958年(昭和33年)10月に設立した株式会社府中スーパーマーケット(ふちゅうスーパーマーケット、広島県府中市)を前身とする。
社名の由来は「High Quality & Low Price Stores」(ハイクオリティー アンド ロープライスストアーズ)の意味の頭文字をとったもの。
年表
編集
●1958年︵昭和33年︶10月14日[1] - 株式会社府中スーパーマーケットを設立。
●1974年︵昭和49年︶7月 - 広島県福山市伊勢丘に本店を移転し、セルコ伊勢丘店を開業。
●1983年︵昭和58年︶3月 - 広島県福山市南蔵王町に本店を移転し、セルコ引野店を開業。
●1984年︵昭和59年︶3月 - 広島県福山市にディスカウントストア・ジャスト山手店を開業。
●1988年︵昭和63年︶3月 - CI導入し、株式会社ハローズに商号変更。以後、順次既存店の店名をハローズに変更。
●1989年︵平成元年︶6月 - 子会社の株式会社ハローエンタープライズを設立。
●1994年︵平成6年︶3月 - 引野店にて24時間営業開始。
●2000年︵平成12年︶7月 - 株式会社ハローエンタープライズを吸収合併[1]。
●2001年︵平成13年︶
●2月11日 - 広島県深安郡神辺町大字川北[注1]に本部を移転し、同位置に物流センター開設[注2]。
●11月1日 - 岡山県内1号店として倉敷市にハローズ広江店を開業。
●2002年︵平成14年︶9月3日 - ジャスダックに株式を上場。
●2003年︵平成15年︶12月2日 - イーネットATMを導入開始。
●2008年︵平成20年︶6月13日 - 香川県内1号店として丸亀市に丸亀店を開業。
●2010年︵平成22年︶10月18日 - 本部機能︵本社︶を岡山県都窪郡早島町に建設中のハローズ早島物流センターへ移転[注3]。
●2011年︵平成23年︶
●8月6日 - 愛媛県内1号店として西条市に西条飯岡店を開業。
●10月7日 - 旧本社跡地︵福山市神辺町大字川北︶に神辺モール店を開業。
●12月15日 - 徳島県内1号店として鳴門市に鳴門店を開業。
●2015年︵平成27年︶
●2月6日 - 近畿地方・兵庫県︵西部︶1号店として姫路市上手野に夢前台店︵ゆめさきだいてん︶を開業[7]。
●2月26日 - 社で初となるセルフレジを中庄店︵岡山県倉敷市松島︶に導入[8][9]。
●6月19日 - 社独自の電子マネー﹁ハロカ﹂︵同年11月末までに全店に導入方針︶を新涯店︵広島県福山市新涯町三丁目︶に導入[10]。
●10月16日 - 東証一部に上場市場を変更[11]。
●12月1日 - 因島モールに設置された桟橋に、土生商船が運航する土生・生名 - 三原航路の高速船が寄港開始。
●2022年︵令和4年︶
●12月2日 - 100店目である﹁ハローズ善通寺店﹂を開業。[12][13]
●2023年︵令和5年︶
●旧本店︵福山市伊勢丘、福山市内1号店︶の跡地に、100店舗到達記念として会社の歩みを記すモニュメントを設置した[14]。
●2月21日 - 徳島県と﹁食品ロス削減の推進に向けた取組みに関する協定﹂を締結。[15]
●4月18日 - 山口県1号店として防府市に進出する方針を発表[16][17][18]。
●11月1日- 兵庫県東部1号店として西宮市山口町に西宮山口店を開業。
●12月2日- 山口県︵中部︶1号店として防府市新田に防府新田店を開業。
●2024年︵令和6年︶
●4月25日 - 中四国や兵庫などに展開するフジ・イズミの2社と﹁物流の2024年問題﹂をはじめとする物流の課題解決に対応することを目的に、賛同企業と連携し﹁中四国物流研究会﹂を発足することを発表[19]。
●11月 - 丸亀市綾歌町に綾歌店を開業予定。
●12月 - 山口県西部1号店として山陽小野田市中川に小野田店を開業予定。
特色
編集600坪型
編集
売場面積600坪型の店舗を主に出店している。また、店内は前面ガラス張り、天井高が5mと高く、通路幅も広くとっている店舗が多い。
広い店舗面積を活かした豊富な品揃えと、明るく開放感のある空間となっている。また、店舗の広さは客のニーズに合った品揃えができ、適正数量の陳列を可能にし、補充頻度の低減、在庫管理改善による作業軽減がはかられる。
ネイバーフッド型ショッピングセンター
編集NSC(近隣購買型ショッピングセンター)をハローズ〇〇モールと名付け、展開している。来店頻度の似かよったドラッグストア、100円ショップ、衣料品店、クリーニング等の業種、業態やホームセンター、家電量販店等との複合化をはかり、生活に密着した商業集積を目指している。それらにより、ハローズが出店した地域は発展することが多いと言われている。また、出入りしやすく停めやすい無料の平面駐車場を併設したオープンモールを基本としているが、東広島や西宮山口、高松レインボー、佐古のようにエンクローズドモールを採用している店舗もある。
ATM
編集
ATMの詳細は公式サイト﹁株式会社ハローズ いろいろなサービス﹂を参照。
ATM - 店舗が24時間営業であることから、一部の店舗でイーネットATMやセブン銀行ATMが設置されているほか、共同ATMや各金融機関のATMコーナーが設置されている店舗もある。なお、ハローズではイーネットATMを﹁24H ATM﹂︵直営サービス扱い︶、共同ATMや各金融機関のATMコーナーを﹁ATM﹂︵テナント扱い︶と表示して、区別を明確にしている。
ハローズのロゴ
編集
ハローズのロゴは現在、全店で大文字のHが使われている。過去には、比較的以前からある小規模店を中心に小文字のhが使われ、新規で規模の大きい店舗を大文字のHを使用し、使い分けをしていた。
店舗
編集2024年4月現在、出店エリアは広島県南部、岡山県南部、兵庫県南西部・南東部、山口県中部、香川県、徳島県東部、愛媛県東予。今後、山口県西部(小野田店)・徳島県西部(国府店)・淡路島(洲本店)に出店予定。
各店舗の詳細は公式サイト「株式会社ハローズ ハローズ店舗網」を参照。
出店を予定している店舗
編集実現しなかった店舗
編集
●玉野店 - 玉野市槌ヶ原にハローズとジュンテンドーを核とする複合商業施設の出店を予定していた[22]。計画時の内容は店舗面積は約9,900平方メートル、駐車場台数546台、敷地面積3万6,600平方メートル。まだ計画しているというような内容が記載してあるが、実質的には実現しなかった店舗[23]。
●三木店 - 現在の三木店ではなく、三木町井戸に計画していた新店舗。地域住民の反対により頓挫した。
●小松島店 - 小松島市日開野町に計画されていた店舗。2013年1月に大規模小売店舗立地法に伴う新設届出によると、開店日は2013年9月17日、店舗面積2,241平方メートルの予定だった。
提供番組
編集CMキャラクター
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集
(一)^ abcd流通会社年鑑 2003年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 314-315
(二)^ abcdef“本部移転・業務開始のご案内”. ハローズ. (2010年10月8日) 2023年5月4日閲覧。
(三)^ “ハローズnews | 営業収益1954億円12.3%増/36期連続増収・11期連続増益”. 株式会社 商人舎. 2024年4月18日閲覧。
(四)^ “上場会社詳細︵基本情報︶”. Y!ファイナンス. (2022年12月25日) 2022年12月25日閲覧。
(五)^ “上場会社詳細︵基本情報︶”. 東京証券取引所. (2022年12月25日) 2022年12月25日閲覧。
(六)^ “スポンサー一覧”. ファジアーノ岡山FC. 2020年8月12日閲覧。
(七)^ “ハローズ 姫路に兵庫県1号店6日オープン、中四国以外で初”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年2月5日) 2015年2月8日閲覧。
(八)^ “ハローズ中庄店にセルフレジ導入 待ち時間短縮でサービス向上図る”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年2月26日) 2015年2月27日閲覧。
(九)^ “﹃セルフレジ﹄導入のお知らせ”. 株式会社ハローズ. 2023年4月10日閲覧。
(十)^ “ハローズ、独自電子マネー運用 福山皮切り11月までに全店導入”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年6月19日) 2015年6月20日閲覧。
(11)^ “ハローズ、東証1部へ16日から指定替え”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年10月9日) 2016年1月4日閲覧。
(12)^ “ハローズ、100店舗目を香川にオープン | 中国新聞デジタル”. ハローズ、100店舗目を香川にオープン | 中国新聞デジタル. 2023年4月23日閲覧。
(13)^ “生野町に﹁ハローズ 善通寺店﹂が2022年12月2日(金)にオープン”. ヒメクリ. 2023年4月23日閲覧。
(14)^ “ハローズ、福山の1号店跡にモニュメント 100店舗到達を記念”. 中国新聞デジタル (2023年2月16日). 2023年3月22日閲覧。
(15)^ “﹁食品ロス削減の推進に向けた取組みに関する協定﹂を締結しました|徳島県ホームページ”. 徳島県ホームページ. 2023年4月23日閲覧。
(16)^ “大規模小売店舗出店計画書”. 山口県. 2023年4月21日閲覧。
(17)^ “ハローズ 山口県に初出店へ24年2月期中、7県目に‥山陽新聞デジタル|さんデジ”. 山陽新聞デジタル|さんデジ. 2023年4月20日閲覧。
(18)^ “食品スーパーのハローズ、山口県初出店へ 防府市に1店 | 中国新聞デジタル”. 食品スーパーのハローズ、山口県初出店へ 防府市に1店 | 中国新聞デジタル. 2023年4月20日閲覧。
(19)^ “﹃中四国物流研究会﹄発足について”. 2024年4月25日閲覧。
(20)^ カオル (2024年2月10日). “なくなる﹁トーホーストア﹂の近く、垂水区・本多聞の土地を﹁24時間営業﹂のスーパー﹃ハローズ﹄が買ったみたい”. 神戸ジャーナル. 2024年5月4日閲覧。
(21)^ “日本製鉄、呉市の社宅をハローズなどに売却 スーパーや住宅販売の業者 | 中国新聞デジタル”. 日本製鉄、呉市の社宅をハローズなどに売却 スーパーや住宅販売の業者 | 中国新聞デジタル (2023年6月30日). 2024年5月4日閲覧。
(22)^ “食品スーパー・ハローズが核 開発は停滞も﹁推進派﹂と﹁反対派﹂の動き活発化”. VISION OKAYAMA. 2024年4月28日閲覧。
(23)^ “ハローズ大型店出店問題を改めて掲載 - 日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース”. goo blog. 2024年4月28日閲覧。