Fantasie über ungarische VolksmelodienS12315

概要

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184014調11852

初演

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1853年6月1日ブダペストでビューローの独奏、エルケル・フェレンツの指揮により初演された。

編成

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ピッコロフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2
ホルン2、トランペット2、トロンボーン3
ティンパニトライアングルバスドラムシンバル
弦五部

構成

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ティンパニ及び低弦による重苦しい序奏に始まる。まず、ホルン、ファゴットが第1主題を奏し、これを独奏ピアノが装飾する。続いてピアノ、管弦楽の順で第1主題を堂々と奏する。経過部の後、「ジプシー風のアレグレット」と指定された部分に入る。哀愁を帯びた第2主題はまずピアノに現れ、やがて管弦楽との掛け合いになる。掛け合いの頂点で管弦楽に第1主題が登場、やがて軽快な第3主題がピアノで奏され、管弦楽と掛け合いながら派手な下降するグリッサンドや上昇グリッサンドなど派手なリストらしい技巧的なパッセージを披露、再度第1主題が登場、独奏カデンツァを演奏し、烈火のごとく火花を散らすように豪快に終わる。

参考文献

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外部リンク

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