: Blowback退



退

退退

概要

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1897U.S.Patent580,926 FN M1900

M1915MP18MP40PPSh-41

.22LR使H&K G3

.380ACP使使

作動機構

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退退退

退退

退退退退退退

退(blowback)

動作例

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(一)I 

(二)II 退

(三)III 退退

(四)IV 退

(五)V 退

5退退退I

特徴

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退

退退

.380ACP使.380ACP9mm使Astra mod.400H&K VP70H&K P7AstraVP70P7使

使退H&K G3FA-MAS



8mm使8mm8mm.32ACP[1] 









使


  • シンプルブローバック方式

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    退使.380ACP9mm.45ACP.40S&W使

    .22LR使

    :FN M1910UZIMkIM1 

    APIブローバック方式

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    (API)Reinhold Becker [2] 20mm 使

    API 退 API 退API [3] API

    API(APIB)[3]APIB [4] 退 退 退

    API 20x70RB30kg [5] API20mm SSG [4] API調使

    小火器のAPIブローバック

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    APITZ45使 [4] Postnikov ATP (APP)[6] 使

    API



    API

    ディレードブローバック方式

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    ディレードブローバックは、遊底の後退を何らかの方法で遅延させる(delayed)機構を持ったブローバック方式である。この遅延機構により、高威力の銃弾に対応できるようになるが、シンプルブローバック方式よりも構造が複雑になるため製造コストや故障率の上昇を招き易くなるといったデメリットも存在する。

    遅延機構には主に下記のものが存在する。

    ティルティングボルト式

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    M505560退使

    ローラー遅延式

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    退退MG42使退

    歴史

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    MG42MG42

    MKb Gerät 06H30

    NATO[7]

    西7.62mm NATOH&K G3H&K G3H&KG3MP5EAM55SIG SG510


    MKb Gerät 06Hに改良を加えたStG45(M)
  • H&K社ローラー遅延式機構概説

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    H&K MP5のローラー遅延機構: 開放時(上)・閉鎖時(下)のボルト・ヘッド(緑)・ローラー(青)・ロッキング・ピース(橙)の状態を示す
    H&K G3系統のローラー遅延式のボルトグループは、ボルトの左右に取り付けられた2個のローラーが、復座ばねにより前進したロッキングピース先端の傾斜部に押し出されて、銃身延長部の溝に嵌合する構造となっている。
    発射時の圧力は薬莢と遊底に伝わり、その力はボルトヘッドからローラーを介し銃身延長部とロッキングピースへ分散される。前記二か所は共に傾斜が付いているため、後方への力はローラーを内側へ押し込む力に、さらにローラーがロッキングピースを後退させる力に変換される。このため薬莢と遊底の後退速度はローラーが完全にボルト内へ押し込まれるまで低減され、弾丸が銃口を離れるまでは薬室から薬莢が完全には抜け出さないようになっている。
    ローラーの抵抗がなくなった後、薬莢と遊底(ボルトグループ全体)は後退していく。遊底が開放されて後退・前進する際にも、ボルトの左右ローラーは銃のレシーバー内壁と接触し続ける。この接触面が変形・損傷すると遊底の作動不良につながるため、レシーバーの状態を定期的に点検する必要がある。
    H&K社のローラー遅延式機構は、ロッキングピース先端の傾斜面角度を変更することにより遊底の後退速度を制御できるため、威力の異なる弾薬でも大幅な設計の変更をせずに対応が可能となっている。
    ローラー遅延式の遊底を手動で後退させる際には、ロッキングピースを含むボルト後半部を直接動かすため、ローラーの抵抗は掛らないようになっている。しかし、射撃時に前進したボルトが跳ね戻ることによる閉鎖不良・薬莢破裂を防ぐ目的で、ボルトへ抵抗をかける強力なばねが備わっている。ボルトハンドルを手動で起こし、引き下げ始める際に限っては大きな力が必要なことから、操作性については他形式より低く評価されることがある。
    参照: MP5ボルト・グループの各部詳細
    採用例: 省力型MG42試作品, MKb Gerät 06H, SIG SG 510, セトメ・ライフル, H&K社G3, MP5, P9S

    レバー遅延式

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    FAMASのレバー遅延式ブローバック概念図
    遅延状態(上)と自由後退状態(下)の比較: 力点(青)・作用点(赤)・支点(緑)の第3種てこが構成されている

    Danuvia 43M 

    退

    退退

    退
    採用例AA-52FAMASTKB-454/TKB-5172B-A-40AVB-7.62FNAB-43サン・クリストバル・カービンBenelli B76Hogue Avenger

    ガス遅延式

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    退退退退

    (Volksgewehr,)GB

    GB2退
     
    H&K P7

    H&K P7 Model 77B退

    退退SIG AK53VG 45
    採用例国民突撃銃ステアー GBH&K P7ワルサー CCP、 ノリンコ(中国北方工業公司) Model 77B、およびNP20、NP24

    薬室リング遅延式

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    マカロフ PM

    退退

    ().380ACP.32ACP

    9mm9x18mm使PM(PMM)
    採用例Seecamp製品, HK4, マカロフ PM

    ヘジテーションロック式

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    ライフル・弾薬メーカーとして有名なRemington社が販売した唯一の自動拳銃であるRemington 51



    ()退2mm退2mm5mm退退SKSMP432mm退

    Remington 51Remington.45ACP使Remington 53M1911M1911RemingtonRemington 53M1911M1911A1Remington 53
    採用例Remington 51

    銃身遊動遅延式

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    上: MAB PA-15の遊底: 廃莢口から内部のカム溝が見える
    中: 銃身: 薬室部の突起がカム溝と嵌合する
    下: 遊底内カム溝の導入部には急角度が付けられている

    ()退

    退退退

    退

    Savage 1907MAB PA-15()()()退()退退()退

    FN Five-seveN()退
    採用例Savage 1907, MAB PA-15, FN Five-seveN

    軸外ブローバック式(Off-axis bolt travel)

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    1923U.S. Patent 1,457,961退退

    MAS-38退JatimaticTDI Vector
    採用例Jatimatic

    トグル遅延式

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    シュワルツローゼ機関銃のトグル遅延式作動機構

    トグル遅延式は、遊底とレシーバーをトグルで連結し、薬莢と遊底の後退時のエネルギーをトグルの動作で消費することで、遊底の後退速度を低下させ遊底の開放を遅延させる方式である。ピダーセン自動小銃シュワルツローゼ重機関銃(Schwarzlose MG M.07/12)に採用されたが、いずれもG3のようなフルート付き薬室を持たず、薬室への張り付き防止のため弾薬にワックスや油を塗る必要があった。

    採用例ピダーセン自動小銃(Pedersen rifle), 小倉陸軍造兵廠試製自動小銃・甲

    スクリュー遅延式

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    退1893使19201942
    採用例1942年型カラシニコフ試作短機関銃

    ブリッシュロック式

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    初期型トンプソンSMGのボルト:
    中央・金色の“H”字型部品が真鍮製のロッキング・ピース
     
    トンプソンM1928A1
    ブリッシュロック式

    1915M1SMG

    H

    退退



    SMG[8]
    採用例M1型以前の初期型トンプソンSMG

    握力遅延方式

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    Thomas .45acpの概観: グリップ後端のレバーを握り込むと、ブレーキ部品が持ち上がってスライド下部の切り欠き(赤丸で囲った部分)に嵌合する

    1978A.J. OrdnanceThomas .45ACP

    退退

    [9]
    採用例: Thomas.45acp

    ブローフォワード方式

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    映像外部リンク
    ブローフォワード方式の実銃
    (Schwarzlose Model 1908) の射撃動画
      Schwarzlose 1908 Blow-Forward in Slow Motion (3500fps) - Forgotten Weapons公式YouTube



    Steyr Mannlicher M1894Schwarzlose Model 1908SIG AK53[10]

    9640mm

    遊戯銃におけるブローバック

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    自動式拳銃を模した遊戯銃において、火薬や圧縮ガスの力で遊底が後退する機構を持つものはモデルガンエアソフトガンの一部のブローバックガスガンが主である。これらの遊戯銃では、スライドが後退する作動を“ブローバック”と一律に表記しており、モデルとした実銃がブローバック方式ではなくショートリコイル方式を採用していても“ブローバック”という用語を使用することが多く、混同の元となっている。

    ショートリコイル式ブローバック”という表記は日本の遊戯銃における独特のもので、実銃のブローバック方式と各種反動利用方式は作動原理の異なるものであるため注意が必要である。

    脚注・出典

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    (一)^ 

    (二)^ Williams, Anthony G., Of Oerlikons and other things Archived 2009424, at the Wayback Machine. www.quarry.nildram.co.uk article

    (三)^ abChinn, George M.: The Machine Gun, Volume IV: Design Analysis of Automatic Firing Mechanisms and Related Components, p. 3. Bureau of Ordnance, Department of the Navy, 1955. page 31

    (四)^ abcAnthony G. Williams, Rapid Fire, Airlife UK 2000, pages 63-68

    (五)^ Anthony G. Williams, Flying Gun World War I, Airlife UK 2003, pages 89-90

    (六)^ livejournal.com 

    (七)^ FAMAS, AA-52

    (八)^ The Tale of the Tommy Gun. Popular Mechanics. 2020226

    (九)^ 

    (十)^ 1990 5123329 

    関連項目

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    外部リンク

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