プチ・サン・ベルナール峠
フランス・イタリア国境の峠
プチ・サン・ベルナール峠(プチ・サン・ベルナールとうげ、仏: Col du Petit-Saint-Bernard; 伊: Colle del Piccolo San Bernardo)は、フランスとイタリアとの国境にあるアルプス山脈の峠である。標高は2,188m。
プチ・サン・ベルナール峠 | |
---|---|
![]() | |
所在地 |
![]() ![]() |
座標 | 北緯45度40分49秒 東経06度53分52秒 / 北緯45.68028度 東経6.89778度座標: 北緯45度40分49秒 東経06度53分52秒 / 北緯45.68028度 東経6.89778度 |
標高 | 2188 m |
山系 | アルプス山脈 |
![]() |
名称
編集日本語文献では「小サン・ベルナール峠」と記されたり、イタリア語名称から「ピッコロ・サン・ベルナルド峠」と記されたりすることもある。
- 英語: Little St. Bernard Pass
地理
編集
モンブランの南側で仏伊国境のアルプスを越える、歴史のある峠道である。モンブランの東側でスイス方面に越えるグラン・サン・ベルナール峠︵大サン・ベルナール峠︶とは対の名称になっている。イタリアのヴァッレ・ダオスタ州とフランスのサヴォワ県を結んでおり、行政上はラ・トゥイール︵伊︶とSéez︵仏︶の境界に位置する。
峠越えの道路は、北東側︵イタリア側︶から以下の集落を通過する。
●プレ=サン=ディディエ - ラ・トゥイール - 峠 - Montvalezan - Séez - ブール=サン=モーリス
イタリア側は国道26号線 (SS26) (it:Strada statale 26 della Valle d'Aosta) に、フランス側は地方道1090号線 (D 1090) ︵国道90号線 (fr:Route nationale 90 (France)) の関連道路︶に指定されている。
峠の北東側に位置するプレ=サン=ディディエを始点とした場合、水平距離にして23.5kmの地点であり、標高差は1,184m、平均5.0%の勾配がある。また南西側に位置するブール=サン=モーリスを始点とした場合、水平距離にして26.5kmの地点であり、標高差は1,348m、平均5.1%、登り始めに最大8.1%の勾配がある。
歴史
編集ツール・ド・フランス
編集2009年のツール・ド・フランス第16ステージのコースとして46年ぶりに組み入れられた。
年 | ステージ | カテゴリー | 1位通過選手 |
---|---|---|---|
2009 | 16 | 1 | フランコ・ペッリツォッティ |
1963 | 17 | 2 | フェデリコ・バーモンテス |
1959 | 18 | 1 | ミケーレ・ジスモンディ |
1949 | 17 | 2 | ジーノ・バルタリ |