リターダ(: Retarder)はトラックバスラフテレーンクレーン(移動式クレーン)などに搭載されている補助ブレーキである。エンジンブレーキ排気ブレーキ以上の制動力が得られ、高速域からの減速や下り勾配での抑速に効果がある。

概要

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ステアリングコラムレバーに備えられたリターダのスイッチ(日野・セレガ)。圧縮開放ブレーキ「日野エンジンリターダ」と永久磁石式リターダを指令する。

使 (ABS) 



2000200040%10%LPGCNG

種類

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流体式リターダ

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ATF

2017MS06

ZFECOMAT

電磁式リターダ

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永久磁石式リターダ

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電磁式リターダの固定子を電磁石から永久磁石に置き換えた方式である。吸収トルクは小さいが、小型・軽量でコストパフォーマンスに優れていることから日本向け車種の主流となっている。いすゞ自動車住友金属工業(新日鐵住金を経て現・日本製鉄)が1990年に共同開発した[1]もので、いすゞ車を中心に標準装備またはオプション設定されていたが、現在は他メーカーにも普及している。

主なメーカー

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 新日鐵住金 (2017年4月11日). “高い制動性を発揮し、より小型軽量で、ドライバーに優しい補助ブレーキの開発で文部科学大臣表彰を受賞” (pdf). 2017年9月20日閲覧。

外部リンク

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