ㅕは、ハングルを構成する母音字母のひとつ。呼称はヨ︵여︶。18番目の字母︵﹃訓蒙字会﹄以降は母音字母としては4番目、﹃訓民正音﹄当時は最初の﹁ㆍ﹂から11番目︵最後︶︶である。始めと終わりで音色の異なる二重母音字。
母音/ㅣ/[i]の構えから/ㅓ/[ʌ]︵[ɘː]︶を調音したときに生じる音。単独で発音した場合、硬口蓋半母音[j]による[jʌ]または[jɘː]である。子音字母につけられる場合は、i系の上昇二重母音を表すが、朝鮮語で/i/の要素は後続母音よりも前の子音のほうに強く働き、子音を口蓋化させる役割を果たす。
﹃訓民正音﹄の中声字において天を象る﹁ㆍ﹂2つと人を象る﹁ㅣ﹂とによって構成され、ㆍが内︵左側︶に置かれていることにより地から始まる陰母音の再出字︵ㆍが二つの字︶に分類される。世宗序では﹁如彆字中聲﹂と規定されている。
その名称は﹃訓蒙字会﹄︵1527年︶でヨ︵여、余︶とされた。
中性母音の字母と組み合わさってㅖ [je]が作られる(ㅕ + ㅣ)。
Unicodeにおける文字コード
名称 |
種類 |
コード |
HTML実体参照コード |
表示
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HANGUL LETTER YEO |
単体 |
U+3155 |
ㅕ |
ㅕ
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HANGUL JUNGSEONG YEO |
中声用 |
U+1167 |
ᅧ |
ᅧ
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