上り
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上り︵のぼり︶
対義語は下り︵くだり︶。
交通
●首都を中心と考える概念により、辺地から首都へ赴くこと。
●日本では、明治維新以前は京都、明治期以降は東京へ向かうことを指す。
﹁あづまに下りし親、からうじてのぽりて、西山なるところにおちつきたれば……﹂︵更級日記︶
●列車の運行方向を表す言葉で、線路名称上の起点駅へ向かって出発する列車。﹁上り列車﹂ → ダイヤグラム参照。
●国道の進行方向を表す言葉で、終点から起点の方向に向かうこと。国土交通省道路局が定義している。
ただし沖縄県においては、県庁所在地である那覇方面へ向かう路線を﹁上り﹂と通称している。
通信
●電気通信網において、末端から中心に向かう方向。
●コンピュータネットワークにおいては、末端︵エッジ︶から中心︵コア︶に向かう方向。
●データ通信回線においては、ユーザ宅から、電話局等のセンターへの方向。﹁上り速度﹂など。
●インターネット等でのアップロードを﹁上り﹂ということもある。
●衛星通信・衛星放送など人工衛星を用いた通信においては、地上から衛星に向けた通信回線のこと。アップリンクともいう。