加賀温泉郷
石川県の温泉
加賀温泉郷(かがおんせんきょう)は、石川県の加賀市と小松市にある温泉の総称(温泉郷)。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/27/Ko-Soyu_ac_%284%29.jpg/220px-Ko-Soyu_ac_%284%29.jpg)
概要
編集温泉地
編集
●粟津温泉
●開湯1300年の歴史を持ち、泰澄により発見されたと伝えられている。開湯当時からの旅館が今でも営業しており、長い歴史を持つ宿泊施設の1つに数えられる。
●片山津温泉
●加賀市市街地から北の方角の柴山潟のほとりにある。歓楽温泉として知られた。1653年︵承応2年︶に発見され、明治時代に入ってから温泉として開発された。4つの温泉街の中では最も歴史が浅い。
●山代温泉
●北陸3県でも最大級の温泉街の1つ。4つの温泉街の中心に位置する。かつては北陸有数の歓楽温泉として栄えた。1300年以上の歴史があり、ヤタガラスの開湯伝説が残っている。北大路魯山人や与謝野晶子など多くの文化人が訪れた。
●山中温泉
●行基による開湯伝説があり、1300年の歴史があると伝えられる。この他にも長谷部信連の開湯伝説がある。蓮如や松尾芭蕉など多くの著名人が滞在した。鶴仙渓と呼ばれる景勝地があり、温泉客の散策地として人気がある。
イベント・PR活動
編集
●菖蒲湯祭り
●こいこい祭り︵山中温泉︶
●加賀四湯博 - 2008年より開催[1]。2018年には加賀楓︵当時モーニング娘。に在籍︶を加賀温泉郷観光大使に任命、PRポスターやパンフレットに起用している[2]。
●レディー・カガ︵Lady Kaga︶ - 加賀温泉郷をPRするユニットとして2011年10月10日誕生。﹁レディー・カガ﹂という名称は、﹁おもてなしの心を持った加賀の女﹂をイメージしたという[3]。2017年には、加賀温泉駅に北陸新幹線を停車させるための﹁新幹線誘致プロジェクト“東京2023加賀”﹂により制作されたWeb動画﹁加賀市新幹線対策室Season1﹂にも出演している[4]。
●加賀温泉郷フェス - 2012年より開催されている音楽フェスティバル。2015年までは柴山潟湖畔公園で開催されていたが、2016年以降、山代温泉の旅館・瑠璃光で開催されている[5]。
加賀温泉郷を舞台にした映像作品
編集
●温泉あんま芸者︵1968年、東映︶- 石井輝男監督による東映ポルノで"東映温泉芸者シリーズ"第一弾。粟津温泉が舞台。
●温泉こんにゃく芸者 (1970年、東映) - 中島貞夫監督の"東映温泉芸者シリーズ"作品。片山津温泉が舞台。
●こおろぎ橋︵1978年︵昭和53年︶、TBS系テレビ小説︶- 女優樋口可南子のデビュー作で当時江沼郡山中町菅谷町に居住していた佐々木守の脚本。山中温泉が舞台。
●おあねえさん︵1981年、東海テレビ︶- 花登筺原作。片山津温泉が舞台。
●はるちゃんシリーズ︵第1〜第3シリーズおよび第4シリーズの途中︶- 1996年︵平成8年︶から2000年︵平成12年︶までフジテレビ系︵東海テレビ製作︶で放送の昼ドラマ。山中温泉が舞台。
●レディ加賀 - 2024年2月公開の映画。雑賀俊朗監督作品。主演小芝風花[6]。
出典
編集
(一)^ “女将らが﹁加賀四湯博﹂﹁能登ふるさと博﹂PR”. 観光経済新聞 (2008年7月19日). 2019年6月25日閲覧。
(二)^ “﹁加賀四湯博﹂、加賀楓さん前面にPR”. 毎日新聞. (2019年5月29日) 2019年6月25日閲覧。
(三)^ “石川県に﹁レディー・カガ﹂現る……って何者!?”. ねとらぼ (2011年11月14日). 2024年1月16日閲覧。
(四)^ “﹁どんな手を使っても北陸新幹線を停める!﹂新駅誘致めぐる加賀市のアツい動画がクセになる”. FNN PRIME (2018年8月30日). 2019年6月25日閲覧。
(五)^ “ソウルセット・渡辺俊美と︿加賀温泉郷フェス﹀主宰・萬谷浩幸に訊く、︿真の温泉フェス﹀に漕ぎ着けたユルくて熱い情熱”. Mikiki (2016年7月13日). 2019年6月22日閲覧。
(六)^ “小芝風花主演/石川県を舞台にした映画﹁レディ加賀﹂のティザービジュアル初解禁!株式会社フェローズが製作委員会に参画。”. valuepress (2022年11月7日). 2022年11月7日閲覧。