南郷駅
宮崎県日南市南郷町中村乙にある九州旅客鉄道の駅
南郷駅(なんごうえき)は、宮崎県日南市南郷町中村乙にある、九州旅客鉄道(JR九州)日南線の駅である[1]。
南郷駅 | |
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![]() 埼玉西武ライオンズ仕様の駅舎(2020年10月) | |
なんごう Nangō (ライオンズ南郷駅) | |
◄大堂津 (2.7 km) (3.1 km) 谷之口► | |
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所在地 |
宮崎県日南市南郷町中村乙[1] 北緯31度32分9.26秒 東経131度22分21.95秒 / 北緯31.5359056度 東経131.3727639度座標: 北緯31度32分9.26秒 東経131度22分21.95秒 / 北緯31.5359056度 東経131.3727639度 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日南線 |
キロ程 | 53.0 km(南宮崎起点) |
電報略号 | ナウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
167人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)3月1日[1] |
備考 | 簡易委託駅[1] |
歴史
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●1936年︵昭和11年︶3月1日‥鉄道省志布志線︵現・日南線︶榎原駅 - 大堂津駅間延伸時に開設[1]。
●1952年︵昭和27年︶4月12日‥現駅舎改築落成[2]。
●1963年︵昭和38年︶5月8日‥志布志線志布志駅 - 北郷駅間が日南線へ編入、同線の駅となる。
●1971年︵昭和46年︶2月1日‥貨物取扱廃止[3]。
●1985年︵昭和60年︶3月14日‥荷物扱い廃止[3]。
●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道︵JR九州︶の駅となる[3]。
●1991年︵平成3年︶5月‥無人駅化[4]。
●1992年︵平成4年︶
●2月1日‥駅舎内に南郷町観光協会が入居[4]。
●4月‥簡易委託駅化[4]。
●2020年︵令和2年︶2月2日‥駅舎を白と紺色で再塗装し、﹁ライオンズ南郷駅﹂の愛称名を設定[5][6]。
●2022年︵令和4年︶4月1日‥宮崎支社発足、鹿児島支社から同支社へ移管[7]。
駅構造
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単式ホーム1面1線と保線用側線1線を有する地上駅[1]。古くからの駅舎を備える。2009年10月に宮崎駅 - 当駅間を結ぶ特急﹁海幸山幸﹂運転開始に合わせてリニューアルを行った[1]。
駅舎には観光協会が入居していて、その観光協会が切符販売を受託する簡易委託駅であり[1]、きっぷうりばが設置されている[8]。
臨時特急﹁海幸山幸﹂の発着駅だが、棒線駅構造の当駅には留置出来ないので、当駅 - 油津駅間で回送列車が設定されている。当駅止まりの最終列車もこれに準じる。
南郷町は、日南市編入前から長らく西武ライオンズキャンプ地であったため、2020年2月に地域活性化策として地元高校生とタイアップし、駅舎を白と紺色、ロゴマーク等で塗装し、﹁ライオンズ南郷駅﹂の愛称名が設定された[5][1]。この取組みは同じ日南市でキャンプする広島東洋カープもファンとのタイアップで油津駅を赤く塗装し、﹁カープ油津駅﹂の愛称を設定している︵詳細は当該記事参照︶。企画した高校生によれば、﹁カープ油津駅﹂の二番煎じといわれないよう、駅舎にはメットライフドームの備品等も取入れる[5]、としている[9]。
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リニューアル前の駅舎(2007年12月)
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ライオンズ仕様となる前の駅舎(2010年6月)
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ホーム(2010年6月)
利用状況
編集2015年(平成27年)度の1日平均乗車人員は167人である。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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1996年 | 543 |
1997年 | 474 |
1998年 | 483 |
1999年 | 461 |
2000年 | 437 |
2001年 | 427 |
2002年 | 389 |
2003年 | 378 |
2004年 | 387 |
2005年 | 322 |
2006年 | 314 |
2007年 | 283 |
2008年 | 265 |
2009年 | 209 |
2010年 | 179 |
2011年 | 159 |
2012年 | 160 |
2013年 | 168 |
2014年 | 158 |
2015年 | 167 |
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
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(一)^ abcdefghij﹃週刊JR全駅・全車両基地﹄44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版︿週刊朝日百科﹀、2013年6月23日、27頁。
(二)^ “市のあゆみ” (PDF). 日南市. 2019年12月12日閲覧。
(三)^ abc石野哲︵編︶﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ﹄JTB、1998年、775頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(四)^ abc“観光の玄関口に変身、無人駅のJR南郷駅 宮崎”. 西日本新聞 (西日本新聞社): p. 22︵朝刊︶. (1992年2月2日)
(五)^ abc“日南市広報誌﹃好きです にちなん﹄2020年3月号︵No.132︶ > ︵特集︶地元高校生4人の熱い思いが実現 ライオンズ南郷駅誕生” (PDF). 日南市総合政策部秘書広報課広報広聴係. pp. 1 - 3 (2020年3月15日). 2020年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
(六)^ ﹃ライオンズ南郷駅誕生記念!﹁ライオンズ南郷駅誕生記念乗車券﹂を発売!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶九州旅客鉄道、2020年1月22日。オリジナルの2020年10月6日時点におけるアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
(七)^ “JR九州が組織強化へ 名称変更し﹁宮崎支社﹂発足”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
(八)^ 南郷駅 - JR九州.2021年12月22日閲覧
(九)^ “JR南郷駅を“ライオンズ駅”に カープ油津駅の﹁二番煎じと言われないよう﹂”. 西日本スポーツ. (2019年9月15日) 2020年1月23日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 南郷駅(駅情報) - 九州旅客鉄道