名古屋芸術大学短期大学部
名古屋芸術大学短期大学部[注1]︵なごやげいじゅつだいがくたんきだいがくぶ、英語: Junior College Nagoya University of ArtsまたはNagoya University of Arts Junior College︶は、愛知県北名古屋市熊乃庄古井281[注釈1]に本部を置いていた日本の私立大学である。1963年に設置され、2008年に廃止された。大学の略称は名芸短。
名古屋芸術大学短期大学部[注 1] | |
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大学設置 | 1963年 |
創立 | 1957年 |
廃止 | 2008年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人学校法人名古屋自由学院 |
本部所在地 | 愛知県北名古屋市熊乃庄古井281[注釈 1] |
学部 |
保育科 音楽科[注 2] |
概要
編集大学全体
編集
●愛知県北名古屋市に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人名古屋自由学院[1]。
●1963年、名古屋自由学院短期大学として開学。当初は保育科のみの単科短大だったが、順次学科の増設により最大で昼間部4学科[注3]と夜間部1学科体制となる。最終的には2学科体制となる。
●2006年度の入学生を最後に[注釈2]、2008年に短期大学としての使命を終える[2]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
編集- 名古屋芸術大学短期大学部における建学の精神は「至誠奉仕」となっている。
教育および研究
編集- 保育者の養成は短大設置当初から行われており、系列となっている幼稚園での教育実習もとり行われていた。
学風および特色
編集- 当初は女子のみを対象とした短大だったが、学名変更と同時に男女共学となった。
沿革
編集
●1954年
●11月23日 学校法人が成立する[3]。
●1957年
●名古屋自由学院幼稚園教員養成所が創設される。
●1963年
●2月27日 左記を以て文部省[注4]より短期大学の設置が認可される[注釈3]。
●4月1日 名古屋自由学院短期大学︵なごやじゆうがくいんたんきだいがく、英語: Nagoya Jiyu Gakuin Junior College︶として以下の学科体制で開学[注釈3]。
●保育科 入学定員50名
●5月1日 学生数[5]/定員
●保育科50[注釈4]/50
●1966年
●4月1日 以下の学科を増設する[6]。
●文科
●国文専攻 入学定員50名
●英文専攻 入学定員50名[7]
●5月1日 学生数[8]/定員
●保育科 127[注釈4]/100
●文科56[注釈4]/100
●1967年
●4月1日 以下の学科を増設する[注5]。
●音楽科 入学定員50名[11]
●同 保育科の入学定員を50→100に増員[注6]。
●5月1日 学生数[13]/定員
●保育科 285[注釈4]/150
●文科99[注釈4]/200
●音楽科87[注釈4]/50
●1974年
●4月1日 以下の学科を増設する[14]
●児童教育科 入学定員50名[注釈5]。
●1975年
●4月1日 音楽科の入学定員を50[注釈5]→80[16]に増員し、かつ以下の専攻課程に分離する[17]。
●器楽専攻 入学定員55名
●声楽専攻 入学定員25名
●5月1日 学生数[18]/定員
●保育科 389[注釈4]/200
●文科 157[注釈4]/100
●音楽科 225[注釈4]/130
●児童教育科 114[注釈4]/100
●1978年
●4月1日 児童教育科に第二部を増設し、同学科を以下の体制に整備する[19]。
●児童教育科
●第一部 入学定員50名
●第二部 入学定員50名[20]。
●5月1日 学生数[21]/定員
●保育科 458[注釈4]/200
●文科 206[注釈4]/100
●音楽科 186[注釈4]/160
●児童教育科
●第一部 207[注釈4]/100
●第二部30[注釈4]/50
●1979年
●4月1日 保育科の入学定員を100→150に増員[22]。
●5月1日 学生数[23]/定員
●保育科 444[注釈4]/250
●文科 162[注釈4]/100
●音楽科 214[注釈4]/160
●児童教育科
●第一部 166[注釈4]/100
●第二部43[注釈4]/100
●1992年
●5月1日 学生数[注7]/定員
●保育科 372[注釈4]/250
●文科 264[注釈4]/160
●音楽科 178[注釈4]/100
●児童教育科
●第一部 124[注釈4]/100
●第二部80[注釈4]/150
●1998年
●4月1日 以下の学科についてはこの年度で学生募集を最終とする[注8]。
●児童教育科
●第一部
●第二部
●5月1日 学生数[27]/定員
●保育科 392[注釈4]/250
●文科 105[注釈4]/100
●音楽科 130[注釈4]/160
●児童教育科
●第一部 110[注釈4]/100
●第二部56[注釈4]/150
●1999年
●4月1日 以下の学科についてはこの年度で学生募集を最終とする[注9]。
●文科英文専攻
●音楽科[注釈6]
●器楽専攻
●声楽専攻
●5月1日 学生数[29]/定員
●保育科 385[注釈4]/250
●文科75[注釈4]/100
●音楽科 130[注釈4]/160
●児童教育科
●第一部64[注釈4]/100
●第二部27[注釈4]/100
●2000年
●4月1日 文科以外の全学科を男女共学とする。
●2001年
●3月31日 音楽科に設置されていた以下の専攻課程については、左記をもって正式に廃止とする[30]。
●器楽専攻
●声楽専攻
●4月1日 名古屋芸術大学短期大学部に改称し、音楽科の入学定員を80→50に減員[30]。
●5月29日 以下の学科については左記をもって正式に廃止とする[31]。
●児童教育科
●第一部
●第二部
●2002年
●5月29日 左記をもって文科を正式に廃止とする[32]。
●2006年
●4月1日 この年度で学生募集を終了とする[注釈2]。
●2008年
●7月31日左記をもって文部科学省より正式に廃止の認可が下りる[2]。
基礎データ
編集所在地
編集- 愛知県北名古屋市熊乃庄古井281[注釈 1]
象徴
編集教育および研究
編集組織
編集学科
編集専攻科
編集- なし
別科
編集- なし
取得資格について
編集研究
編集学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集活動していたクラブ活動
編集- 体育系
- 文化系
学園祭
編集- 名古屋芸術大学短期大学部の学園祭は「名芸祭」と呼ばれていた。名古屋自由学院短期大学の時分は「学院祭」と称されていた。
スポーツ
編集- バドミントン部がとりわけ盛んであり、愛知県私立短期大学体育大会で男子部が優勝、シングルスで3位、女子ダブルス3位の成績を修めている。
大学関係者と組織
編集大学関係者一覧
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出身者
編集施設
編集キャンパス
編集- A館・B館・C館・D館・E館・F館が建てられた。
学生食堂
編集- F館の1階に置かれていた。
寮
編集- 名古屋芸術大学短期大学部(旧・名古屋自由学院短期大学)には「師勝寮」と呼ばれる学生寮がキャンパス近隣にあった。
対外関係
編集系列校
編集卒業後の進路について
編集編入学・進学実績
編集保育科
編集文科
編集音楽科(器楽専攻・声楽専攻含む)
編集- 武蔵野音楽大学ほか
児童教育科(I部・II部含む)
編集附属学校
編集- かつて、名古屋自由学院短期大学付属第二幼稚園を擁していた。
注釈
編集注釈グループ
編集
(一)^ ab現在は統合先の名古屋芸術大学所在地。
(二)^ ab名古屋芸術大学へ統合のため平成19年度より学生募集停止[1]
(三)^ ab出典[4]。
(四)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaeafagahai女のみ
(五)^ ab出典[15]
(六)^ 2000年度より専攻課程なしの募集を行う。
(七)^ ab最終募集となった2006年における体制[35]。
(八)^ abcd最終募集となった1999年における体制[36][37][26]。
(九)^ 最終募集となった1998年における体制[39][40]。
補足
編集出典
編集
(一)^ ab文教協会'2007.
(二)^ ab文教協会'2009.
(三)^ 学校法人一覧 昭和38年版より。
(四)^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
(五)^ 文部省'63, p. 30.
(六)^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
(七)^ 短期大学教育 (20)より。
(八)^ 文部省'66, p. 36.
(九)^ ab短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
(十)^ 学習研究社'1966, p. 255.
(11)^ ab短期大学教育 (22)より。
(12)^ 短期大学教育 (24)より。
(13)^ 文部省'67, p. 37.
(14)^ 短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)より。
(15)^ 短期大学教育 (32)より。
(16)^ 短期大学教育 (33)より。
(17)^ 短期大学一覧 昭和50年度 (短期大学資料)より。
(18)^ 文部省'75, p. 47.
(19)^ 文部省大学局技術教育課'1978.
(20)^ 短期大学教育 (36)より。
(21)^ 全国学校総覧 昭和54年版より。
(22)^ 文部省大学局技術教育課'1979.
(23)^ 全国学校総覧 昭和55年版より。
(24)^ 文部省'92, p. 72.
(25)^ 旺文社'1992.9, p. 329.
(26)^ ab文教協会'1999.
(27)^ 文部省'98, p. 72.
(28)^ ab文教協会'2000.
(29)^ 文部省'99, p. 75.
(30)^ ab文教協会'2001.
(31)^ 文教協会'2002.
(32)^ 文教協会'2003.
(33)^ abcd晶文社'04, p. 271.
(34)^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 224.
(35)^ 文教協会'2006.
(36)^ 旺文社インタラクティブ'1998-09, p. 240.
(37)^ abcdef梧桐書院'1999.4, p. 374.
(38)^ 梧桐書院'2000.4, p. 355.
(39)^ 文教協会'1998.
(40)^ abc梧桐書院'1998.3, p. 382.
(41)^ 名古屋自由学院短期大学研究紀要より。
(42)^ 名古屋芸術大学短期大学部研究紀要より。
参考文献
編集全国学校総覧
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●文部省調査局統計課﹃全国学校総覧 昭和39年版﹄東京教育研究所。
●文部省調査局統計課﹃全国学校総覧 昭和42年版﹄東京教育研究所。
●文部省調査局統計課﹃全国学校総覧 昭和43年版﹄東京教育研究所。
●文部省調査局統計課﹃全国学校総覧 昭和44年版﹄東京教育研究所。
●文部省﹃全国学校総覧 昭和51年版﹄東京教育研究所。
●文部省﹃全国学校総覧 1993年版﹄原書房。
●文部省﹃全国学校総覧 1999年版﹄原書房。
●文部省﹃全国学校総覧 2000年版﹄原書房。
全国短期大学高等専門学校一覧
編集
●文部省﹃短期大学一覧 昭和53年度 (短期大学資料)﹄文部省大学局技術教育課。
●文部省﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和54年度﹄文部省高等教育局技術教育課。
●文部省﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成10年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成13年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成14年度﹄文教協会。
●短大・高専教育研究会監修﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成19年度﹄文教協会。
●文部科学省﹃全国短期大学高等専門学校一覧 平成21年度﹄文教協会。
日本の私立短期大学
編集- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
蛍雪時代
編集
●旺文社編集﹃全国短大&専修・各種学校受験年鑑'93年(短大蛍雪 1992年9月臨時増刊号)﹄旺文社。
●旺文社編集﹃全国短大&専修・各種学校受験年鑑'97年 平成9年入試受験用﹄旺文社。
●旺文社編集﹃全国短大&専修・各種学校受験年鑑 1999 平成11年入試受験用﹄旺文社インタラクティブ。
短期大学案内(梧桐書院)
編集短期大学受験案内(晶文社)
編集- 晶文社出版編集部『短期大学受験案内 2005年度用』晶文社出版 。
学研
編集- 『高3コース 7(10)』学習研究社 。