埼玉栄中学校・高等学校
さいたま市にある私立中学校・高校
埼玉栄中学校・高等学校(さいたまさかえちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県さいたま市西区西大宮三丁目にある私立中学校・高等学校。
埼玉栄中学校・高等学校 | |
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![]() 記念館及び旧校舎(現在は南グラウンド) | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人佐藤栄学園 |
校訓 | 今日学べ |
設立年月日 | 1972年1月27日 |
創立者 | 佐藤栄太郎 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 保健体育科 |
学科内専門コース |
αコース Sコース 特進コース 保健体育コース |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C111310100011 中学校) D111310100019 (高等学校) | (
高校コード | 11527E |
所在地 | 〒331-0078 |
埼玉県さいたま市西区西大宮三丁目11番地1 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
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概要
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生徒数は約3000名で、高等学校は普通科3コース︵募集定員合計560名︶と保健体育科︵募集定員160名︶がある。中学校からの内部進学生︵入学試験での募集定員の合計120名︶は3年間別クラスとなる。
αコース・Sコースは2年次から文系、理系。特進コースは2年次から文系、理系、A&A︵アート&アスリート︶に分かれる。
コースは本人の希望と成績により変更可能だが、普通科と保健体育科との間の転科はできない。
文武両道ならぬ﹁文武技芸﹂の四道を目指しており、スポーツが盛んな学校としても知られる。
- 校訓 - 今日学べ(こんにちまなべ)
- 建学の精神 - 人間是宝(にんげんこれたから)
沿革
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●1972年 - 埼玉栄高等学校開校。
●1999年 - 栄北高等学校へ自動車科、国際情報技術科を移設。
●2000年 - 埼玉栄中学校開校、埼玉栄中学校・高等学校として中高一貫校となる。
●2001年 - 栄ソフトボールスタジアム竣工
●2004年 - ゴルフ場竣工
●2011年 - 東グラウンド整備工事竣工
●2016年 - 新校舎竣工
設置学科
編集特色
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毎朝﹁朝の言葉﹂の唱和を行う。
﹃私たちは今日学べの心で人生の生き方を学び、自己の可能性の開発に努めます﹄
﹃私たちは敬愛と感謝の心で授業に真剣に取り組み、学力の向上を目指します﹄
﹃私たちは多くの人々に信頼される栄高生︵栄中生︶を目指し、今日一日、力一杯頑張ります﹄
の3つを教師も含めて全員で唱える。この﹁朝の言葉﹂は、中・高の生徒手帳にも記載されている。
施設
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校舎のある敷地には創始グラウンド︵陸上競技用︶、南グラウンドがある。東グラウンドは新校舎を建設するため、廃止された。
校外にある野球部・サッカー部・アメフト部などが利用する﹁総合グラウンド﹂や女子ソフトボール部が利用する﹁栄ソフトボールスタジアム﹂は校舎から遠いため、徒歩圏内ではない。
●校内施設
●教室棟
●記念館︵新校舎建設時に取り壊し︶
●総合体育館
1階は図書館、剣道場、柔道場、体操場、ウエイトリフティング場があり、2階のアリーナはバスケットボール、バレーボールの練習場。3階はギャラリー席と1周約300mのランニングバルコニー。4階に合宿所がある[1]。
●スポーツセンター
1階がレスリング場、空手道場、2階がフェンシング場、3階に卓球場がある。
●温水プール棟
プールは水深が4メートルあり、飛び込みの練習もできる設備がある。授業や水泳の選択授業ではセーフティーボードで水深を調節して使用する。放課後は競泳部や水球部が練習で使用する[2]。2階になぎなた道場がある。
●サトエグローバルアリーナ
1階はマーチングバンド部練習場、空手道場、2階にバドミントンコート、新体操場とトレーニングルームをかねたダンス場、3階に弓道場、箏曲練習場、マンドリン練習場がある。
●創始グラウンド︵陸上競技用︶
放課後に高校女子陸上部と中学校陸上部が使用[3]。
●南グラウンド︵男子ソフトボール部・男女ハンドボール部使用︶
●テニスコート3面
●ゴルフ練習場
●第二柔道場
2020年3月に建築面積およそ400平米の第二柔道場が完成した[4]
●校外施設
●総合グラウンド
さいたま市西区西遊馬俵貝戸3013の荒川河川敷内にあり、校舎から徒歩圏内ではなく、自転車でも約20分かかる。野球練習場3面、サブグラウンド2面、サッカーグラウンド2面、アメフト用グラウンド1面、400mトラックなどがある。授業で使用することはなく、部活動で使用する。
●栄ソフトボールスタジアム
さいたま市西区宮前町356-1にあり、校舎からは徒歩約25分、自転車で約10分かかる。女子ソフトボール部が使用している。
●寮
大志寮︵男子寮︶と栄華寮︵女子寮︶があるが、運動部所属でないと基本的に利用できない︵文化部では吹奏楽部・マーチングバンド部は入寮可能︶。
ほかに、女子ソフトボール部の第2栄華寮、硬式野球部の栄心寮、女子バスケットボール部のSUPER栄華寮がある。
制服
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制服は、2009年にリニューアルされた。
夏服は男子はポロシャツからニットボタンダウン︵デザインが半袖ワイシャツで生地がポロシャツ︶にスラックス。女子はニットベスト︵生地はポロシャツ︶に黄色の半袖セーターとチェックのスカート。
冬服は男女共用の従来の6ボタンブレザーから4ボタンブレザーになりエンブレムが以前のタイプより小さくなった。男子は2種類の式典用と通常用ネクタイ、女子はリボンとネクタイの2種類で、男女とも長袖ワイシャツとチェックと無地の2種類のスカート・スラックスを着用する。
ジャージ・体育着は2016年にリニューアル︵学年カラーがなくなり全学年統一になった︶。
体育の時間に使う運動靴は2019年に変更︵現在はブルー︶。
校則
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男女ともパーマ・カール・染色・脱色、化粧をする、化粧品の所持、装飾品の所持を禁止されている。携帯電話の所持は東日本大震災以降は可能になったが、学校内での使用は禁止である。もし、学校内で携帯電話が鳴ってしまった場合、指導対象となる。
バッグに関しては本校指定のものを使用。スクールバッグ・ダッフルバッグ・部バック︵中学生は、スクールバックと学校指定のサブバック︶のみでそれ以外、使用不可。︵例外として紙袋・手さげ・ビニール袋等である。playingなどのクリアケース、お弁当袋)
生徒指導
編集冬服と夏服は指定された期間には必ず着なくてはならない。
6月(冬服→夏服) と10月(夏服→冬服) がそれぞれ衣替えへの移行期間である。
受験指導
編集部活動
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部活動は盛んで、保健体育科は全員が運動部所属となる。
土曜日は創造学習という部活動授業があり、部活動に所属してない生徒は選択講義を受講する。
多くの部活が全国大会に出場しており、特にサッカー、卓球、女子陸上、レスリング、体操、バドミントン、相撲、女子野球、フェンシング、マーチングバンド、吹奏楽などが有名。女子サッカー部、駅伝部、コーラス部も過去に全国大会制覇の実績を持つ。
陸上競技部、駅伝部、硬式野球部、バレーボール部、バスケットボール部、体操部、新体操部、剣道部、柔道部、アマチュアレスリング部、ウエイトリフティング部、バドミントン部、サッカー部、ソフトボール部、競泳部、水球部、アメリカンフットボール部、ハンドボール部、卓球部、テニス部、弓道部、空手部、ゴルフ部、相撲部、バトン部、居合道部、フェンシング部、応援部、なぎなた部、アイスホッケー部、スケート部、ダンス部、チアリーディング部
吹奏楽部、茶道部、書道部、美術部、マーチングバンド部、コーラス部、放送部、マンドリン部、ギター部、箏曲部、写真部、科学部、進学部、家庭科部、囲碁部
※相撲部
●全国屈指の相撲部の強豪として知られ、今まで獲得した全国タイトルは、全国高校最多の計19回︵インターハイ10回・選抜9回︶を誇る。
※バドミントン部
●男子部は全国屈指のバドミントン部の強豪として知られ、今まで獲得した全国タイトルは、全国高校最多の計33回︵インターハイ12回・選抜11回・国スポ10回︶を誇る。
※野球部
●女子部は全国屈指の硬式野球部の強豪として知られ、今まで獲得した全国タイトルは、全国高校女子最多の計14回︵ジャパンカップ1回・高校女子硬式選手権7回・高校女子硬式選抜6回︶を誇る。
●男子部は第80回全国高等学校野球選手権記念大会出場
●同男子部は第72回選抜高等学校野球大会出場
※陸上競技部・駅伝部
●陸上競技女子部は全国屈指の強豪として知られ、五輪代表田中めぐみ、土井杏南、世界陸上代表徳田由美子、柿沼和恵、高橋萌木子らを輩出した。初代の大森国男、二代目の清田浩伸監督の下でインターハイ19回︵12連覇、6連覇含む︶のタイトル獲得だけでも断トツの全国高校女子最多になる。
●駅伝女子部はインハイ3回︵3連覇︶。この間、1997年の第25回世界クロスカントリー選手権大会ジュニア女子団体の部で日本代表6人中5人が同埼玉栄在籍者︵里村桂、小島江美子、田中梨沙、橋本知子、桧山久美子︶で臨み銀メダル︵陸上競技日本代表#IAAF世界クロスカントリー選手権大会参照。残る1人は市立船橋高校の秦由華︶。
●駅伝男子部はインハイ1回。この男子優勝時の駅伝部監督は渡辺高夫。
※柔道部
●女子部は全国屈指の柔道部の強豪として知られ、今まで獲得した全国タイトルは、全国高校女子最多の計12回︵金鷲旗4回・インターハイ3回・選手権5回+男子1回︶を誇る。
※ゴルフ部
●1989年 - 女子が、第10回全国高等学校ゴルフ選手権大会にて優勝[5]。
●2008年 - 男子が、第29回選手権大会にて優勝。
●2011年 - 女子が、第32回選手権大会にて優勝。
●2012年 - 女子が、第33回選手権大会にて優勝。
※水球部
●31大会連続インターハイ出場
●過去4回全国優勝
●日本代表志水祐介を輩出した全国屈指の強豪校
※競泳部
●過去2回全国優勝
●リオデジャネイロオリンピック400m個人メドレー銅メダリスト瀬戸大也を輩出。
※バスケットボール部
●女子部はウインターカップ5回出場、高校総体9回出場。
●男子部はウインターカップ4回出場、高校総体12回出場。
※サッカー部
●第86回全国高等学校サッカー選手権大会出場
※吹奏楽部
●強豪で、2019年現在で全日本吹奏楽コンクールで7年連続28回目の出場が決まり、19回の金賞受賞の実績がある。なお、2019年度の全日本吹奏楽コンクールにて金賞を受賞したため、今回で20回目の金賞受賞となる。
※マーチングバンド部
●強豪で、2018年時点でマーチングバンド全国大会に30回出場し、12年連続23回目の金賞を受賞している。2019年度の大会では、グランプリ文部科学大臣賞を受賞。また2015年、2016年にグランプリ文部科学大臣賞を2回連続で受賞し2017年には特別演奏演技で出場している。なお、このマーチングバンド全国大会はJMBA(一般社団法人日本マーチングバンド協会)主催のものであり、AJBA(全日本吹奏楽連盟)のものとは一切関係ない。
※応援団
•かつては名門。OBに武藤孝行
※アイスホッケー部
●2021年 - 第16回全国高等学校選抜アイスホッケー大会にて準決勝まで出場(以降棄権)。[6]なお、この大会では新型コロナウイルス感染症 (2019年)の感染が報告されている。[7]
交通
編集著名な出身者
編集関連書籍・DVD
編集- 『心でつないだ都大路 埼玉栄 挫折から栄光への軌跡』(渡辺高夫(著)、講談社、1988/3、ISBN 978-4062038362)
- 『TRACK & FIELD埼玉栄・種目別専門トレーニング 400m走(4×400mリレー)』(指導・解説:清田浩伸(埼玉栄高等学校女子陸上競技部監督)、実技:埼玉栄高等学校女子陸上競技部、ジャパンライム、2002/10、DVD)
- 『埼玉栄・種目別専門トレーニング スプリント・ハードル 第1巻 日々のトレーニングの進め方』(指導・解説:清田浩伸(埼玉栄高等学校女子陸上競技部監督)、実技:埼玉栄高等学校女子陸上競技部、ジャパンライム、2003/9、DVD)
- 『埼玉栄・種目別専門トレーニング スプリント・ハードル 第2巻 スプリント・ハードルのドリル』(指導・解説:清田浩伸(埼玉栄高等学校女子陸上競技部監督)、実技:埼玉栄高等学校女子陸上競技部、ジャパンライム、2003/9、DVD)
- 『ジュニア陸上競技マニュアル』(全国高等学校体育連盟陸上競技部(編)、陸上競技社、2006/1、ウォーミングアップとクーリングダウンの項を清田浩伸(埼玉栄高等学校女子陸上競技部監督)が執筆)
脚注
編集
(一)^ “施設紹介”. 埼玉栄高等学校. 2020年8月14日閲覧。
(二)^ “温水プールをリニューアルしました”. 埼玉栄高等学校. 2020年8月14日閲覧。
(三)^ “創始グラウンドをリニューアルしました”. 埼玉栄高等学校 (2019年4月9日). 2020年8月14日閲覧。
(四)^ “埼玉栄中学高等学校 第二柔道場完成”. 埼玉栄高等学校 (2020年3月25日). 2020年8月14日閲覧。
(五)^ “全国高校ゴルフ選手権 歴代優勝校”. nikkansports.com. 2014年6月22日閲覧。
(六)^ “第16回全国高等学校選抜アイスホッケー大会”. 公益財団法人 日本アイスホッケー連盟. 2021年8月14日閲覧。
(七)^ “全国高校選抜大会参加者の新型コロナウイルス集団感染について”. 公益財団法人 日本アイスホッケー連盟. 2021年8月14日閲覧。
関連項目
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●埼玉県高等学校一覧
●埼玉県中学校一覧
●日本の体育科設置高等学校一覧
●マンモス校
●ウインドミル - 作中に登場する埼玉光栄高校のモデルとなっている。
●ダイヤのA - 作中に登場する青道高校のモデルとなっている。
●ラストイニング - 作中に登場する埼玉栄冠高校のモデルとなっている。
●ラフ - 作中に登場する私立栄泉高校のモデルとなっている。
●はねバド! - アニメ版においてバドミントン部が取材協力として参加。また、バドミントン撮影協力として同部活の部員がロトスコープのモデルとして参加している。
外部リンク
編集- 学校法人佐藤栄学園
- 埼玉栄中学・高等学校
- 埼玉栄中学・高等学校 (@sakae460127) - X(旧Twitter)