: complete lattice

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定義

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             : meet       : join

           

完備半束

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: complete (upper) semi-lattice: complete lower semi-lattice

完備部分束

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完備束   とその部分集合   について、  の任意の部分集合の   での下限及び上限が全て   に属するとき、    の完備部分束(: complete sublattice)という。

上の条件を「任意の空でない部分集合」に取り替えたものは閉部分束(: closed sublattice)と言われる。




 

 [0,1] 

  1 0  0 1 0 






















写像

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: complete homomorphisms(complete lattice homomorphisms)

      

  

 

      

調

: complete (upper) semi-lattices homomorphisms: complete lower semi-lattices homomorphisms

: Galois connection: lower adjoint : upper adjoint

自由完備束と完備化

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自由完備半束

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: free complete semilattice)



              

            





           



      

 

      

自由完備束

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完備束と完備準同型の圏における同様の問題はより困難である。 集合   が三点以上の要素を含むとき   で生成される完備束はいくらでも大きい濃度を取りうるため、   で生成される自由完備束は存在し得ない。

但し(空でない)集合   が高々二点しか含まないとき   で生成される自由完備束は存在する(それは二点ブール代数及び一点集合である)。

完備化

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半順序集合に対して、それから生成される「最大の」完備束を考えることは一般には出来ない(なぜなら、離散順序集合に対してそれを考えればそれは自由完備束となるから)。

しかし、半順序集合に対して、それから生成される「最小の」完備束を考えることはできる。

これを具体的に構成する方法がホルブルク・マクニール英語版 によりデデキント切断を一般化することで与えられてる(デデキント・マクニール完備化英語版)。

完備束と閉包作用素

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さらなる結果

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クナスタ・タルスキの定理英語版によると完備束から自分自身への単調写像の不動点全体は再び完備束になる。これは閉包作用素の場合の結果の一般化とみなせる。

参考文献

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  • B.A.Davey, H.A.Priestley (1990). Intorduction to Lattices and Order (Second Edition ed.). Cambridge university press. ISBN 978-0521784511 

関連項目

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注釈

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