岩屋神社 (明石市)
兵庫県明石市にある神社
(岩屋神社 (兵庫県)から転送)
岩屋神社 | |
---|---|
本殿 | |
所在地 | 兵庫県明石市材木町8-10 |
位置 | 北緯34度38分38.2秒 東経134度59分17.5秒 / 北緯34.643944度 東経134.988194度座標: 北緯34度38分38.2秒 東経134度59分17.5秒 / 北緯34.643944度 東経134.988194度 |
主祭神 | 伊弉諾尊 |
社格等 |
式内社(小)論社 旧県社 |
創建 | (伝)成務天皇13年 |
本殿の様式 | 流造 |
別名 | 岩屋戎 |
例祭 | 10月13日 |
主な神事 | オシャタカ舟神事(7月第3日曜日) |
地図 |
祭神
編集由緒
編集
社伝によると、成務天皇13年6月15日に天皇の勅命により、淡路島の岩屋より神を勧請して創祀されたと伝えられる。同年夏に当地の子供に淡路島の岩屋の神が懸かり、当地に勧請するようお告げがあり、勧請したという伝承もある。
文政8年︵1825年︶に渡辺容信によって著された淡路地誌﹃淡路草﹄にも淡路石屋神社の分霊を明石岩屋神社に遷したことが記されている。明石浦の名主、前浜六人衆が新しい舟を仕立てて淡路から神を遷す際、海がたいへん荒れて舟を明石浦の浜に着けることができず、西方の林崎前の赤石︵明石の名の起源︶へ舟を着け、海難防止と豊漁を祈った。明け方には海も静まり、現在の地に無事神様をお迎えすることが出来たが、このとき地元の住民が沖まで泳いで出迎え、﹁ご神体と一緒に乗船するのは畏れ多い﹂と泳ぎながら舟を押して岩屋の地に着いたという。
創祀以来、稲爪神社、海神社と並んで東播磨地域の古大社として人々の厚い崇拝を受けた。特に明石城の産土神として尊ばれ、例年藩主自らが参拝する神社のひとつであった。元文2年︵1737年︶には藩主松平直常の世継ぎ直純が﹁鎧始めの儀﹂の際に当社に参拝し、以後、世継ぎの鎧始めの儀の際には当社への参拝が慣例となった。
明治12年︵1879年︶、県社に列す。昭和20年︵1945年︶7月、太平洋戦争の明石空襲により社殿が焼失したが、同29年に再建された。
おしゃたか舟
編集文化財
編集(件名後の括弧内は指定の種別と年月日)
- 明石市指定
- 明石浦のおしゃたか舟(無形民俗文化財、昭和50年2月6日)
外部リンク
編集- 岩屋神社(兵庫県神社庁)