斜視(しゃし)とは、ヒトの眼の片方は視線が正しく目標とする方向に向いているが、もう片方の目が内側や外側、あるいは上や下に向いている状態のことをいう。教室など前に近い場所では見えづらく、個人差がある。

斜視
概要
診療科 眼科学, 斜視学[*]
分類および外部参照情報
ICD-10 H49H50
ICD-9-CM 378
OMIM 185100
DiseasesDB 29577
MedlinePlus 001004
Patient UK 斜視
MeSH D013285

[ウィキデータで編集]


80501[1]

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原因

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遺伝という説もあるが、はっきりした関係性やメカニズムなどはわかっておらず、遺伝によるものとは断定できない。他には、強度の近視遠視失明、乳幼児期の弱視などで目の筋肉バランスが崩れてしまうことによる。また、外傷による場合もある。脳腫瘍によるものもあるので注意。

症状

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22

50/5070/30使

使

日常生活への影響

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3使



便

3D3D


幼少期の発症による影響

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22

[]

使8使




分類

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目の位置による分類

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内斜視
斜視のある側の目が内側を向くもの
外斜視
斜視のある側の目が外側を向くもの
上下斜視
斜視のある側の目が上や下を向くもの

状態による分類

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恒常性斜視
常に斜視の状態であるもの
間歇(かんけつ)性斜視
普段は正常だが時々斜視の状態になるもの

斜視眼での分類

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交代斜視
左右の目が交代に斜視の状態になるもの
片眼斜視
斜視になる目が、どちらか片方の目に決まっているもの

その他の分類

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廃用性外斜視
失明した眼は外転筋の作用により外を向く傾向があるため起きるもの
固定内斜視
調節性内斜視
脳腫瘍によるもの
脳幹部(橋)部に脳腫瘍が発生したことによる内斜視と複視が認められる。小児脳幹部グリオーマ

治療

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調


手術の合併症・危険性

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手術中
  • 筋肉の処置をする際に脈が落ちたり、止まったりする人が稀にいる。
  • 筋の縫合の際に眼球に穴が空くことがある。
手術後
  • 術前の斜視が強い場合は、一回の手術では治らない場合がある。

脚注

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  1. ^ 日本人 50人に1人斜視/京大グループ分析 多い子ども・高齢者」『朝日新聞』夕刊2024年4月4日(社会・総合面)2024年4月15日閲覧
  2. ^ a b 大辞林』第三版「コトバンク(2019年7月13日閲覧)
  3. ^ 米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』(東京堂出版 2006年)675頁

外部リンク

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