札幌交響楽団

北海道札幌市に本拠を置く日本のオーケストラ

[1]
札幌交響楽団
Sapporo Symphony Orchestra
基本情報
出身地 日本の旗 日本
北海道札幌市中央区中島公園1-15
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1961年7月1日-
公式サイト 札幌交響楽団
メンバー 名誉音楽監督
尾高忠明
友情指揮者
広上淳一
正指揮者
川瀬賢太郎
首席客演指揮者
下野竜也
コンサートマスター
会田莉凡
田島高宏

概要

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19979Kitara[2]201830 hitaruhitaru[3]

沿革

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196136
71 - [4][5]

1[6]

196237 -  [7]

197348 - [8]

197550 - 西[9]

198055 - [10]

198358 - [11]

1989 - 96[12]

19968 -  [13]

200113 - 40 [14]

200214 - [15]

200517 - 2[16][17]

200719 - 500[18]

200921 - [19]

201123 - 50 [20]

201527 - [21]179[22]

20202 - hitaru[23]

歴代指揮者

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[24]
20231020254[25][26]

歴代コンサートマスター

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演奏会

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Kitarahitaru120[3]


82Kitara

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4hitaru


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9


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19891


kitaraPMFkitara

年譜

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<1961年-1998年>

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芸術祭三市交響楽団特別演奏会

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19623[36]

北電ファミリーコンサート始動

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1973年5月、常任指揮者ペーター・シュヴァルツのもと、北海道電力北海道放送をスポンサーにつけ、北電ファミリーコンサート(1986年「ほくでんファミリーコンサート」に改称)を始動させた[36]

「オール武満徹プログラム」による定期演奏会の開催

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197612166FM[36]

「グリーンコンサート」の定着

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1978年9月に開催された北海道庁赤レンガ庁舎前での野外コンサート(岩城宏之指揮で「グリーンコンサート」と名付けられた)が市民に大好評を以て迎えられ、以後夏の風物詩として長い間定着した[36]

黒澤明監督の映画「乱」の音楽を担当

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1985年、武満徹黒澤明監督の映画「」のために創作した音楽を録音(音楽監督岩城宏之の指揮)。黒澤は当初、国際的な知名度の高いロンドン交響楽団での録音を考えていたが、武満は信頼を置く札響を強く希望し実現した[37]

山田一雄のベートーヴェン・シリーズ

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1989年から3年間9回の計画で山田一雄指揮によるベートーヴェン・シリーズを定期演奏会で開始、途中山田一雄急逝のため、残された2回を矢崎彦太郎佐藤功太郎が代役を務め完結させた。交響曲の録音はCDとして発売された[38]

PMFの創設

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1990年、レナード・バーンスタインの提唱により札幌で始まった国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)に、レギュラー・オーケストラとして参加した[36]

本拠地kitaraの完成

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1997年、札幌交響楽団の本拠地となる札幌コンサートホールKitara が完成し、首席指揮者秋山和慶の指揮で杮落とし公演(サン=サーンス交響曲第3番「オルガン付き」他)を行った[36]

<1998年-2015年>

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エリシュカの登場

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20061220082015[39])[40]

脚光浴びた「ピーター・グライムズ 」

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2008年9月定期で、音楽監督尾高忠明の指揮でブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」を演奏会形式で上演した。尾高とはエルガーをはじめヴォーン・ウィリアムズウォルトンなどの英国音楽を数多く演奏し高い評価を受けた[41]

不祥事

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20101CDCD[42][43]

尾高とのベートーヴェンとシベリウスのチクルス

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50201191220125CD[20]20133201420154CD6020213CD[44]

<2015年- >

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ポンマーとの管弦楽組曲

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2017年、首席指揮者マックス・ポンマーとは、1月定期演奏会で満を持してバッハ管弦楽組曲(全曲)を取り上げ、6月の第600回定期演奏会ではモーツァルトの後期三大交響曲によるプログラムを組む[45]など、ポンマーのドイツ・オーストリア系レパートリーは独自の個性を発揮した[21]

エリシュカ最後の日本公演

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2017年10月、名誉指揮者ラドミル・エリシュカが、ドクター・ストップを振り切って最後の来日公演を果たし、初公演と同じ曲目リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」を演奏した。エリシュカは、2006年から2017年までの客演で通算42公演を指揮した[45]

札幌文化芸術劇場hitaruの完成

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2018年、札幌文化芸術劇場hitaruのこけら落とし公演でオペラ「アイーダ」を演奏した(アンドレア・バッティストーニ指揮)[46]

コロナ禍での60周年記念定期

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2021年9月、首席指揮者マティアス・バーメルトが、コロナ禍の影響により1年7ケ月ぶりの指揮台に立ち、曲目を当初予定されていたブラームスドイツ・レクイエムからブルックナー交響曲第7番に変更し、60周年記念定期演奏会が開催された[47]

合唱団

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  • 札響合唱団 - 札幌交響楽団専属の合唱団(2006年創設)[48]

ファンクラブ

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 - 1996[49]

脚注

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出典

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(一)^ . HP. .  . 2022925

(二)^ 20 78  .  (). (1999121)

(三)^ ab. HP. .  . 2022925

(四)^ 50 2011, p. 43.

(五)^ 387 2009, p. 217.

(六)^  1961-1981 1982, p. 66.

(七)^ 50 2011, p. 48.

(八)^ . . 20231217

(九)^  30 1994, p. 200.

(十)^  1995, p. 596.

(11)^ .  (). (1983922)

(12)^ ab40 2002, p. 9.

(13)^ 40 2002, p. 10.

(14)^ 40 2002, p. 25.

(15)^ 50 2011, p. 119.

(16)^ 50 2011, p. 1272.

(17)^ 50 2011, p. 128.

(18)^ 50 2011, p. 131500.

(19)^ 50 2011, p. 136.

(20)^ ab60 2022, p. History 2011.

(21)^ ab60 2022, p. History 2015.

(22)^ 179.  (). (2015417)

(23)^ 60 2022, p. History 2020.

(24)^ 60 2022, p. MEMBER .

(25)^  -254-. . (2023103) 

(26)^ ab  . .  . . 2024427

(27)^ abc50 2011, p. 102.

(28)^  . HP. .  . 2023327

(29)^ ab2022. HP. .  . 2023327

(30)^   . HP. ///. 202441

(31)^ 50 2011, p. 297簿.

(32)^ 50 2011, p. 54.

(33)^ . Artists. opus one. 2024331

(34)^  1995, p. 580.

(35)^ 2202211

(36)^ abcdef(3)   2022, p. 153-1606..

(37)^ 60 2022, p. History 1985.

(38)^ 50 2011, p. 100-101.

(39)^ 60 2022, p. Discography.

(40)^  2020, p. 177.

(41)^ 60 2022, p. History 2008.

(42)^ 2010225

(43)^ 2010225

(44)^ 60 2022, p. History 2013.

(45)^ ab60 2022, p. History 2017.

(46)^ 60 2022, p. History 2018.

(47)^ 60 2022, p. History 2021.

(48)^ . HP. .  . 2022925

(49)^ . HP. . . 2022925

参考文献

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  • 財団法人 札幌交響楽団 編『札幌交響楽団 1961-1981』1982年。 
  • 札幌交響楽団 編『北の”交響史”-札幌交響楽団・30年の全演奏記録』和泉書房、1994年。 
  • 田中和朗編 編『札幌交響楽団40年誌』札幌交響楽団、2002年。 
  • 公益財団法人 札幌交響楽団 編『札幌交響楽団50年史 1961-2011』2011年。 
  • 前川公美夫『北海道音楽史』大空社、1995年。 
  • 公益財団法人 札幌交響楽団. “札幌交響楽団60年史デジタルアーカイブ”. 札幌交響楽団公式HP. 2022年9月21日閲覧。
  • 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~』株式会社 芸術現代社、2022年。ISBN 978-4-87463-221-5 
  • ONTOMO MOOK『世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社、2009年。 
  • ONTOMO MOOK『世界の名門オーケストラ』音楽之友社、2020年。 

関連項目

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外部サイト

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