札幌交響楽団
札幌交響楽団 Sapporo Symphony Orchestra | |
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本拠地の札幌コンサートホールKitara | |
基本情報 | |
出身地 |
日本 北海道札幌市中央区中島公園1-15 |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1961年7月1日- |
公式サイト | 札幌交響楽団 |
メンバー |
名誉音楽監督 尾高忠明 友情指揮者 広上淳一 正指揮者 川瀬賢太郎 首席客演指揮者 下野竜也 コンサートマスター 会田莉凡 田島高宏 |
概要
編集沿革
編集歴代指揮者
編集- 荒谷正雄(常任指揮者 1961年 - 1968年)<名誉創立指揮者>
- ペーター・シュヴァルツ(指揮者 1969年 - 1970年、 常任指揮者 1970年 - 1975年)
- 岩城宏之(正指揮者 1975年 - 1978年、 音楽監督・正指揮者 1978年 - 1981年、 音楽監督 1981年 - 1988年、 桂冠指揮者 1988年 - 2006年)
- 秋山和慶(首席客演指揮者 1986年 - 1988年、 ミュージックアドバイザー・首席指揮者 1988年 - 1998年)
- 尾高忠明(正指揮者 1981年 - 1986年、 ミュージックアドバイザー・常任指揮者 1998年 - 2004年、 音楽監督 2004年 - 2015年、 名誉音楽監督 2015年 - )
- 円光寺雅彦(正指揮者 1998年 - 2001年)
- 高関健(専属指揮者 1988年 - 1992年[27]、 正指揮者 2003年 - 2012年)
- ラドミル・エリシュカ(首席客演指揮者 2008年 - 2015年、 名誉指揮者 2015年 - 2019年)
- マックス・ポンマー (首席指揮者 2015年 - 2018年)
- マティアス・バーメルト (首席指揮者 2018年 - 2024年)
- 松本宗利音 (指揮者 2019年 - 2022年)
歴代コンサートマスター
編集- 岩本敬一郎(1961年 - 1966年)
- 佐々木一樹(1966年[32] - 1977年)(→東京交響楽団コンサートマスター→ヴェネツィア合奏団 首席奏者[33])
- ルイ・グレーラー(1977年 - 1981年)(元シンフォニー・オブ・ジ・エアーコンサートマスター[34])
- 水谷正志(1981年 - 1986年)
- 市川映子(1981年 - 1985年)
- デヴィッド・ペリー(1984年 - 1985年)
- マイケル・キシン(首席1986年 - 1988年)
- 原田大志(1987年 - 1987年)[12]
- 深山尚久(首席1988年 - 1992年)
- 尾花輝代充(1993年 - 1996年)
- グレブ・ニキティン(1993年 - 1998年)(首席1998年 - 2000年)(→東京交響楽団コンサートマスター)
- 長井明(1995年 - 1996年)
- 大平まゆみ(1998年 - 2019年)
- 伊藤亮太郎(2005年 - 2015年)(→NHK交響楽団コンサートマスター)
- 三上亮(2007年 - 2011年)
- 田島高宏(2001年 - 2004年)(2014年 - )
- 会田莉凡(2022年 - )[35]
演奏会
編集年譜
編集<1961年-1998年>
編集芸術祭三市交響楽団特別演奏会
編集北電ファミリーコンサート始動
編集1973年5月、常任指揮者ペーター・シュヴァルツのもと、北海道電力、北海道放送をスポンサーにつけ、北電ファミリーコンサート(1986年「ほくでんファミリーコンサート」に改称)を始動させた[36]。
「オール武満徹プログラム」による定期演奏会の開催
編集「グリーンコンサート」の定着
編集1978年9月に開催された北海道庁赤レンガ庁舎前での野外コンサート(岩城宏之指揮で「グリーンコンサート」と名付けられた)が市民に大好評を以て迎えられ、以後夏の風物詩として長い間定着した[36]。
黒澤明監督の映画「乱」の音楽を担当
編集1985年、武満徹が黒澤明監督の映画「乱」のために創作した音楽を録音(音楽監督岩城宏之の指揮)。黒澤は当初、国際的な知名度の高いロンドン交響楽団での録音を考えていたが、武満は信頼を置く札響を強く希望し実現した[37]。
山田一雄のベートーヴェン・シリーズ
編集1989年から3年間9回の計画で山田一雄指揮によるベートーヴェン・シリーズを定期演奏会で開始、途中山田一雄急逝のため、残された2回を矢崎彦太郎と佐藤功太郎が代役を務め完結させた。交響曲の録音はCDとして発売された[38]。
PMFの創設
編集1990年、レナード・バーンスタインの提唱により札幌で始まった国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)に、レギュラー・オーケストラとして参加した[36]。
本拠地kitaraの完成
編集1997年、札幌交響楽団の本拠地となる札幌コンサートホールKitara が完成し、首席指揮者秋山和慶の指揮で杮落とし公演(サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」他)を行った[36]。
<1998年-2015年>
編集エリシュカの登場
編集脚光浴びた「ピーター・グライムズ 」
編集2008年9月定期で、音楽監督尾高忠明の指揮でブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」を演奏会形式で上演した。尾高とはエルガーをはじめヴォーン・ウィリアムズ、ウォルトンなどの英国音楽を数多く演奏し高い評価を受けた[41]。
不祥事
編集尾高とのベートーヴェンとシベリウスのチクルス
編集<2015年- >
編集ポンマーとの管弦楽組曲
編集2017年、首席指揮者マックス・ポンマーとは、1月定期演奏会で満を持してバッハの管弦楽組曲(全曲)を取り上げ、6月の第600回定期演奏会ではモーツァルトの後期三大交響曲によるプログラムを組む[45]など、ポンマーのドイツ・オーストリア系レパートリーは独自の個性を発揮した[21]。
エリシュカ最後の日本公演
編集2017年10月、名誉指揮者ラドミル・エリシュカが、ドクター・ストップを振り切って最後の来日公演を果たし、初公演と同じ曲目リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」を演奏した。エリシュカは、2006年から2017年までの客演で通算42公演を指揮した[45]。
札幌文化芸術劇場hitaruの完成
編集2018年、札幌文化芸術劇場hitaruのこけら落とし公演でオペラ「アイーダ」を演奏した(アンドレア・バッティストーニ指揮)[46]。
コロナ禍での60周年記念定期
編集2021年9月、首席指揮者マティアス・バーメルトが、コロナ禍の影響により1年7ケ月ぶりの指揮台に立ち、曲目を当初予定されていたブラームスのドイツ・レクイエムからブルックナーの交響曲第7番に変更し、60周年記念定期演奏会が開催された[47]。
合唱団
編集ファンクラブ
編集脚注
編集出典
編集参考文献
編集- 財団法人 札幌交響楽団 編『札幌交響楽団 1961-1981』1982年。
- 札幌交響楽団 編『北の”交響史”-札幌交響楽団・30年の全演奏記録』和泉書房、1994年。
- 田中和朗編 編『札幌交響楽団40年誌』札幌交響楽団、2002年。
- 公益財団法人 札幌交響楽団 編『札幌交響楽団50年史 1961-2011』2011年。
- 前川公美夫『北海道音楽史』大空社、1995年。
- 公益財団法人 札幌交響楽団. “札幌交響楽団60年史デジタルアーカイブ”. 札幌交響楽団公式HP. 2022年9月21日閲覧。
- 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~』株式会社 芸術現代社、2022年。ISBN 978-4-87463-221-5。
- ONTOMO MOOK『世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社、2009年。
- ONTOMO MOOK『世界の名門オーケストラ』音楽之友社、2020年。
関連項目
編集外部サイト
編集- 札幌交響楽団 Sapporo Symphony Orchestra-「札響」 - 公式サイト
- 札幌交響楽団 (@sapporosymphony) - X(旧Twitter)
- 札幌交響楽団 (sapporosymphonyorchestra) - Facebook
- 札響くらぶ
- 札幌コンサートホールKitara