海線
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海線(うみせん)は、鉄道路線や道路において、2つのルートに分かれている区間のうちの海側・海沿いを通るルートや、同一路線の海側・海沿いに向かう区間を指して呼ぶ通称である。
具体例
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具体的には以下の例がある。
(一)長万部駅 - 札幌駅間で室蘭本線・千歳線を経由するルート、およびその区間の通称。
(二)東北本線の現行線である、岩切駅 - 塩釜駅 - 品井沼駅間のルートの通称。﹁利府線﹂を参照のこと。
(三)予讃線の向井原駅 - 伊予長浜駅 - 伊予大洲駅間の通称。
(四)台湾の西部幹線を構成する縦貫線のうち、海岸線の通称。
(五)名鉄三河線の知立駅 - 碧南駅間の通称。
(六)同一路線のうち海沿いを走る区間の通称。
1 - 5については﹁山線﹂に対する対義語としての意味合いがある。それぞれに対する﹁山線﹂は、
1.は、狭義では急こう配の峠越えが複数個所ある函館本線小樽駅 - 長万部駅間。広義ではこれに石狩湾沿いを走る区間を加えた函館本線札幌駅 - 長万部駅間。
2.は東北本線の旧線である岩切駅 - 利府駅 - 品井沼駅間のルート。
3.は内子線経由のルート。
4.は台中線。
5.は知立駅以北。
1 - 4の場合は﹁山線﹂と﹁海線﹂が並行する関係であるのに対し、5は同一路線を山側と海側に区切ったものであり、山まわり・海まわりの意味では無く、言葉の性格は異なる。
また、6の例では、信越本線の直江津駅 - 柏崎駅間や、全線が日本海沿いである羽越本線などを指して﹁海線区間﹂という使われ方をすることがある。