ソルター英語: Psalter)とは一般に「詩篇」と訳される内容へ挿絵や装飾をつけた書籍のことである。

カロリング朝時期のソルター

概要

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またはサルター英語で呼ばれ、日本語では詩編集典礼用詩篇聖詠経などと呼ばれるのは、キリスト教で『旧約聖書』の「詩編」、教会暦聖人への祈りなどを内容とする分厚い書物で、中世の終わりごろに『時祷書』(時課経)が正式に現れるまで、おもに教会修道院や富裕者や初心者がその日およびその時間の礼拝で具体的に何を歌い、祈るかに使われたもので、綺麗に挿絵が施されているのが常であった。

西方教会

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ユトレヒト・ソルター(Utrecht Psalter)

西6700Utrecht Psalter[1]

東方教会

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コプト正教会のムディル・ソルター(Mudil Psalter)

西120使

参考文献

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  • Annie Sutherland, English Psalms in the Middle Ages, 1300-1450, Oxford University Press, 2015

関連項目

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脚注

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  1. ^ Francis Wormald, The Utrecht Psalter, Utrecht, 1953

外部リンク

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