菊と刀

ルース・ベネディクトの著作

菊と刀』(きくとかたな、原題:The Chrysanthemum and the Sword: Patterns of Japanese Culture)は、米国の文化人類学者ルース・ベネディクトによる、日本の文化を説明した文化人類学著作である。

菊と刀
The Chrysanthemum and the Sword: Patterns of Japanese Culture
著者 ルース・ベネディクト
発行日 1946年
発行元 ホートン・ミフリン英語版
ジャンル 歴史/人類学
アメリカ合衆国
言語 英語
形態 上製本
ページ数 324ページ(初版)
コード ISBN 0-395-50075-3
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概要

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調19465Japanese Behavior Patterns ()[1]

[2]-1927




調西

評価

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 [3]

[4][5]

書名

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ベネディクトが最初に考えていたタイトルは“We and the Japanese”だったが、執筆中に“Japanese Character”に変更、I章を読んだ段階で出版社は、第I章につけられた“Assignment: Japan”がよいとした。ベネディクトは同意したものの、初期の自身の代表作である"Patterns of Culture"を使った“Patterns of Culture: Japan”への変更を希望、容れられない場合は、日本に行ったことがないので“Assignment: Japan”ではなく“Assignment: The Japanese”にしてほしいと要望した。その後出版社は“Patterns of Japanese Culture”を提案するも、編集会議で“The Curving Blade”、“The Porcelain Rod”、“The Lotus and the Sword”の3案が浮上したことを告げ、とくに“The Lotus and the Sword”を推してきたため、ベネディクトはLotus(蓮)を菊に変えることを希望し現題に決定した[1]

主な訳書

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参考文献

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  • マーガレット・ミード編著 『人類学者ルース・ベネディクト その肖像と作品』 松園万亀雄社会思想社 1977
  • 西義之 『新・「菊と刀」の読み方 戦後日本と日本人の変容の歴史を再点検する』 PHP研究所 1983
  • マーガレット・M.カフリー 福井七子,上田誉志美訳『さまよえる人ルース・ベネディクト』 関西大学出版部 1993
  • 副田義也『日本文化試論 ベネディクト『菊と刀』を読む』 新曜社 1993
    • 『副田義也社会学作品集 第6巻 『菊と刀』ふたたび』東信堂 2019
  • ポーリン・ケント『『菊と刀』のうら話』 国際日本文化研究センター 1998
  • 森貞彦『『菊と刀』再発見』 東京図書出版会 2002
  • ヒラリー・ラプスリー 『マーガレット・ミードとルース・ベネディクト』 伊藤悟明石書店 2002
  • 森貞彦『みなしご「菊と刀」の嘆き 学界の巨頭たちが犯した大過』 東京図書出版会 2003
  • 長野晃子『「恥の文化」という神話』 草思社 2009
  • 森貞彦『「菊と刀」注解』 オンブック(上・下) 増訂版2010
  • 森貞彦『「菊と刀」の読み方 未来の文明のために』 東京図書出版 2015
  • 森貞彦『「菊と刀」から見渡せば 理性を超えた地平の風景』 風詠社 2016

脚注

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(一)^ ab西 7201210

(二)^ 

(三)^  TBS1998 20173

(四)^  (20171013). . . 20171013

(五)^ 2010186 

関連項目

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