Sloped armour

歴史と概要

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ソ連T-54のカットモデルで示される傾斜装甲
 
BT-7M(左端)からA-20、T-34(右2両)への変遷。前面のみであった装甲の傾斜部が全周に取り入れられていったのが見てとれる

19201930BTBT-SVA-20A-32T-34

I123691014712
 

APDSAPFSDS3290M11/2

APFSDS

T-54/55T-62HEATAPDSAPFSDSHEPHESHT-72

APFSDS

Sd Kfz 251

角度と見かけ上の厚みに関する誤解

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高さ120cmの場所に30mmの防御力を施すのに必要な装甲の例
 
  • TL:見かけ上の厚み
  • TN:通常の厚み
  • θ:装甲板の角度

4523mm30mm6030mm15mm

120cm100cm30mm 3×120×100=36,000cm34530mm mm cm  cm36030mm15mm240cm 1.5×240×100=36,000cm3

斜面効果

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斜面効果の単純な物理モデル。装甲版によって吸収される運動エネルギーは、角度(最大90°)のSINの平方根と比例する。 摩擦と変形は無視している
How a groove caused by projectile impact increases the effective incident angle(lower slope effect)

避弾経始の利点は、装甲の厚さよりも斜面効果(slope effect)によるところが大きい。砲弾が装甲板に命中したときに角度が急なほど砲弾の運動エネルギーが装甲板に伝わらずに砲弾を上方へ移動させるエネルギーに消費され、装甲が十分に厚ければ砲弾は上方へはじかれる。

装甲に伝わるエネルギーの式

 
  • Ed:装甲に伝わるエネルギー
  • Ek:砲弾の運動エネルギー
  • α: 装甲板の角度

関連項目

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