(はり)は、先端の尖った道具。英語ではNeedleあるいはPinであり、日本語でもそのままピンと呼ぶ例もある。

歴史

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古代の針

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針の歴史は古く、旧石器時代後期のマドレーヌ文化では骨角製の針が使用されていた[1]

日本でも石器時代には骨角でつくったくくり針(無孔)があり、石器時代末にはメドと呼ばれる穴を付けた有孔の針も作られるようになった[1]

金属製の針の出現

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[1][1]10[1]

日本での歴史

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[1][1][1]

15[1][1]

[2][3]

用途

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留め具

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safety pin






裁縫

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裁縫に使う針

使sewing needle 34

使

使

医療

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(一)使en:Hypodermic needle

(二)使

(三)使

(四)使Acupuncture
 
使
 
使

生物学

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使

装身具

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ボディピアスに使われ、針を人体の一部に通すことで装身具を固定する。同様に衣服に固定する装身具も存在する。

入れ墨

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入れ墨を彫る際に使われる(Tattoo machine)。

記録

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使

探針

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プローブカードのプロービングのための探針プローブ顕微鏡などで用いる。

指針

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アナログ時計方位磁石やメーター、はかりなどの測定器において方位や数値を指し示すために使われる。転じて事務処理などを行ううえでよりどころとなる基本的な事項や方針のことを指針という。英語ではハンド (hand)。

文房具

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コンパスディバイダ製図などに使われる。

釣り

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釣りに使う針、釣り針fish hook)。

文化

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針が登場する有名な童話・神話・伝承

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針に関する諺

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1






脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 北田杲三「伝統技術の現況について(3) - 京都みすや針 -」『技術と文明』第8巻第1号、21-22頁。 
  2. ^ 石井進『中世のかたち』(中央公論新社、2002)
  3. ^ 『河原ノ者・非人・秀吉』服部英雄山川出版社、 2012/5

関連項目

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