陣馬山
日本の東京都八王子市と神奈川県相模原市にまたがる山
(陣馬高原から転送)
陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mの山である。従来[いつ?]は陣場山の字が使われた。
陣馬山 | |
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![]() 八王子市から望む陣馬山(2011年2月撮影) | |
標高 | 854.8 m |
所在地 |
![]() 東京都八王子市 神奈川県相模原市緑区 |
位置 | 北緯35度39分08秒 東経139度10分00秒 / 北緯35.65222度 東経139.16667度座標: 北緯35度39分08秒 東経139度10分00秒 / 北緯35.65222度 東経139.16667度 |
山系 | 奥多摩 |
陣馬山の位置
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概要
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関東山地︵秩父山地︶の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため陣馬高原とも呼ばれる[誰によって?]。東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景、多摩百山、かながわの景勝50選および八王子八十八景に選ばれている。また奥高尾縦走路、桜の名所の山としても知られる。
日本経済新聞がYAMAPを使用して集計した﹁2023年に登頂回数が多かった山﹂ランキングでは、全国10位を記録する登山者に人気の高い山である[1]。
名前の由来は、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った﹁陣場﹂説、カヤ刈場であったことから﹁茅︵チガヤ︶場﹂から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから﹁陣馬﹂の文字が使われた説とがある。
1960年代後半に京王帝都電鉄︵現‥京王電鉄︶が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化した。
山頂にトイレはあるが水場は無い。売店は信玄茶屋、富士見茶屋、清水茶屋がある。売店の営業時間は9時頃 - 夕方で、平日の営業縮小・定休日・冬期休業などがある。
アクセス
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●JR中央本線・京王電鉄京王高尾線・高尾駅北口より西東京バス﹁[霊園32] 陣馬高原下﹂行で終点﹁陣馬高原下﹂下車︵37分︶、登り1時間20分・下り1時間[2]。混雑時は﹁夕焼小焼﹂まで止まらない急行バスが増発される。
●JR中央本線藤野駅より津久井神奈交バス﹁[野08] 和田﹂行で
●﹁陣馬登山口﹂下車︵5分︶、一ノ尾根、登り1時間40分・下り1時間20分[2]。
●﹁陣馬登山口﹂下車︵5分︶、栃谷尾根、登り1時間40分・下り1時間10分[2]。
●終点﹁和田﹂下車︵14分︶、和田尾根、登り1時間30分・下り55分[2]。
●和田峠より登り30分・下り20分[2]。
●京王高尾線高尾山口駅より高尾山・景信山経由で行き5時間40分・帰り5時間5分[2]︵6号路もしくは稲荷山コース経由の場合︶。
陣馬高原下もしくは陣馬登山口︵一ノ尾根︶から登る人が多い。陣馬高原下バス停の方がバスの本数が多く、陣馬登山口︵一ノ尾根︶の方が勾配が緩い。
2006年11月までの春・秋の日曜・祝日には、京王電鉄京王線京王八王子駅・JR中央本線八王子駅北口より西東京バスの﹁夕やけ小やけ号﹂が陣馬高原下まで運行していた。
画像
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広々とした陣馬山の山頂
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かながわの景勝50選の碑
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陣馬山から東京方面の景色
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ヤマツツジ咲く陣馬山
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冬の陣馬山
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明王峠の紫陽花
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栃谷尾根からの風景
関連項目
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●高尾山
●和田峠
●醍醐丸 - 隣接する山
●陣馬街道
●甲州街道 - 陣馬街道は﹁裏甲州街道﹂
●笹尾根縦走路 - 三頭山、﹁東京都檜原都民の森﹂登山口につながる。
●奥高尾縦走路 - 市道山、﹁今熊山登山口﹂につながる。
●関東ふれあいの道 - 生藤山 、 三国山
●﹁石楯尾神社前﹂バス停に行く。
●軍刀利神社 奥の院を経て﹁井戸﹂バス停に行く。
●﹁鎌沢入口﹂バス停に行く。
参照
編集外部リンク
編集- 陣馬山山頂でいっぷく 信玄茶屋
- 神奈川県 自然環境保全センター
- 陣馬山コース 相模原市観光協会
- 藤野 - 15 名山 - 相模原市観光協会