: electronic theory of organic chemistry





: electronic theory

概要

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19324R[1]1910G19201930CK

"electronic theory"[1][1]

使便


原子価と価電子

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28Kernel



(一)8

(二)


 

18

8

2

σ8

s22s1p14σσ*244

使

分極と化学結合

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またルイスは物性に着目して「極性分子」と「無極性分子」という区分を設けて化学結合について考察している。すなわち分子を構成している結合は、典型的な極性分子とその対極の典型的な無極性分子との間に位置づけられると考えている。ここでいう極性分子とは現在でいうところのイオン結合であり、無極性分子とは同種元素間の共有結合性の単結合である。

言い換えると、分子を構成する化学結合はイオン結合から共有結合へと性質が連続的に変化する中間の性質をもっており、ある結合を取り上げてこれはイオン結合あるいは共有結合と弁別的にとらえることは困難である。もちろん、典型的なイオン結合や典型的な共有結合というのも存在はするが、分子を構成する化学結合の多くは大なり小なり両者の性質を併せ持っている。すなわち共有結合に分極が生じており、分極の程度は結合を介して相対する元素の性質(永久分極)や周囲の静電的な環境変化(静電相互作用による動的な分極)によって決定されるとした。そして、分極の度合いが進行した極限では共有結合の性質は失われ、正と負とのイオン対からなるイオン結合となると考えられる。

誘起効果

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αβIInductive effect

pKa

CH3COOH - pKa= 4.74

ClCH2COOH - pKa= 2.87

Cl2CHCOOH - pKa= 1.25

Cl3CCOOH - pKa= 0.77

OHIIIpKa

II+pKa

CH3CH2COOH - pKa= 4.88

(CH3)2CHCOOH - pKa= 4.86

(CH3)3CCOOH - pKa= 5.05

CH3(CH2)2COOH - pKa= 4.82

CH3(CH2)3COOH - pKa= 4.86

II+I  

メソメリー効果

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メソメリー効果

Mmesomeric effect使E

β2p-p-M

電子求引性基と電子供与性基

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I+II+II

M+M
  電子供与性 電子求引性
誘起効果

+I効果

  • -NR > -O
  • -O > -S
  • (CH3)3C- > (CH3)2CH- > CH3CH2- > CH3-

−I効果

  • -O+R2 > -N+R3
  • -N+R3 > -P+R3 > …
  • -O+R2 > -S+R2 > …
  • -N+R3 > -NO2 > -SO2R > -SOR
  • -SO2R > -SO3R
  • -N+R3 > -NR2
  • -O+R2 > -OR
  • -S+R2 > -SR
  • -F > -Cl > -Br > -I
  • =O > =NR > =CR2
  • =O > -OR
  • ≡N > ≡CR
  • =O > -OR
  • ≡N > =NR > -NR2
  • -C≡CR > -CR=CR2 > -CR2CR3
メソメリー効果

+M効果

  • -CR2 > -NR > -O
  • -NR > -NR2
  • -O > -OR > -O+R2
  • -S > -SR > -S+R2
  • -I > -I+R
  • -NR2 > -OR > -F
  • -SR > -OR
  • -I > -Br > -Cl > -F

−M効果

  • =N+R3 > =NR
  • =O > =NR > =CR2
  • =S > =O > ≡N



-OCH3IM-


参考文献

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  • 井本稔『有機電子論解説 有機化学の基礎 第4版』東京化学同人、1990年

脚注

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  1. ^ a b c 井本(2019), 44-45頁

関連項目

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外部リンク

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