AOI Pro.
日本の東京都中央区にある制作プロダクション
株式会社AOI Pro.(アオイプロ、英: AOI Pro. Inc.)は、テレビCM、携帯電話を中心とした各種コンテンツ、映画など映像作品の企画・演出・制作および関連商品の販売を行う日本の大手広告映像制作会社である。
![]() | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | アオイ、アオイプロ |
本社所在地 |
![]() 〒104-0061 東京都中央区銀座八丁目15番2号 銀座COMビル8 - 10F |
設立 | 1963年10月25日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6010701000218 |
事業内容 |
テレビCMの企画及び制作 デジタルコンテンツの企画及び制作 エンタテイメントコンテンツの企画及び制作 |
代表者 | 潮田一(代表取締役社長) |
資本金 | 33億2,390万円 |
売上高 |
単体:187億円 (2020年12月期) |
純資産 |
単体:71億円 (2020年12月31日現在) |
総資産 |
単体:199億円 (2020年12月31日現在) |
従業員数 |
単体:401名 (2020年12月31日現在) |
決算期 | 毎年12月31日 |
主要株主 |
AOI TYO Holdings株式会社 100% (2020年12月31日現在) |
主要子会社 |
株式会社シースリーフィルム 株式会社ティー・ケー・オー AOI ASIA タグピク株式会社 |
外部リンク |
www |
特記事項:旧社名・葵プロモーション |
2012年7月に葵プロモーション(Aoi Advertising Promotion Inc.)より現社名となった[1]。2017年1月4日には同じく業界大手のティー・ワイ・オーと経営統合し、共同持株会社であるAOI TYO Holdings株式会社を設立した[2]。
概要
編集
本社︵中央区銀座︶他、赤坂オフィス︵港区赤坂︶、中目黒オフィス︵目黒区上目黒︶、代官山オフィス︵渋谷区猿楽町︶がある。
AOI Pro.では企画および制作に携わる部門をそれぞれ○○部と呼称する。2018年6月29日時点では、制作は5つの部で構成されている。
沿革
編集
●1963年︵昭和38年︶10月25日 - 東京都港区で葵プロモーションとして創業。
●1968年︵昭和43年︶4月 - 社団法人日本テレビコマーシャル制作社連盟︵JAC︶及び社団法人全日本シーエム放送連盟︵現・ACC︶に加盟。
●1979年︵昭和54年︶8月 - 東京商工会議所に加盟。
●1982年︵昭和57年︶4月 - 社団法人日本広告審査機構︵JARO︶に加盟。
●1984年︵昭和59年︶1月 - 社団法人公共広告機構︵現・ACジャパン︶に加盟。
●1987年︵昭和62年︶1月 - 本社を東京都品川区大崎一丁目6番1号へ移転。
●1988年︵昭和63年︶
●8月 - 財団法人新映像産業推進センターに加盟 。
●12月 - 金融機関等9社の出資により資本金を4億8,240万円に増資。
●1990年︵平成2年︶4月 - 資本金を14億4,840万円に増資。また、店頭登録銘柄として社団法人日本証券業協会︵現・ジャスダック︶に登録。
●1991年︵平成3年︶2月 - ロサンゼルス支店を開設。
●1992年︵平成4年︶5月 - 銀座オフィスを開設。
●1994年︵平成6年︶7月 - 株式会社メディア・ガーデン設立。
●1997年︵平成9年︶4月 - CM撮影スタジオ完成。
●1998年︵平成10年︶
●2月 - 資本金を16億円4,390万円に増資。また、東京証券取引所市場第二部に上場。
●5月 - 株式会社デジタル・ガーデンを設立。
●1999年︵平成21年︶2月 - 田町オフィスを開設。
●2000年︵平成12年︶
●3月 - 資本金を33億2,390万円に増資。
●9月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。
●2002年︵平成14年︶7月 - 東京都中央区に新橋オフィス開設。
●2003年︵平成15年︶1月 - 株式会社スパイクフィルムスを設立。
●2005年︵平成17年︶12月 - プライバシーマークの認定を取得。
●2006年︵平成18年︶3月 - 株式会社葵デジタルクリエーションを設立。
●2007年︵平成19年︶
●8月 - CM制作会社の株式会社メイアンを株式取得により子会社化。
●11月 - 東京都港区赤坂に赤坂オフィス開設。
●2008年︵平成20年︶
●1月 - 広告戦略・企画・制作会社の株式会社スクラッチ設立。
●3月 - 子会社のスパイクフィルムスとメイアンを合併し、株式会社メイアンスパイクを設立。
●10月 - CM制作会社のシースリーフィルムを株式取得により子会社化。
●2009年︵平成21年︶
●4月 - メイアンスパイクを、株式会社ワサビに社名変更。
●7月 - 葵デジタルクリエーション、ワサビ、エムズプランニング、スクラッチを中央区銀座﹁Cabinet.﹂に移転、集結。
●2010年︵平成22年︶5月 - 休眠中の子会社株式会社ティーポットを、株式会社ホリーホックに社名変更。6月に写真スタジオ事業を開始。
●2011年︵平成23年︶
●4月 - ゴルフ雑誌﹁週刊パーゴルフ﹂の発行元である株式会社パーゴルフ・プラスの株式を学研パブリッシングから取得し、子会社化。同時に株式会社パーゴルフに社名変更。
●5月 - 東京都品川区大崎︵大崎センタービル︶に本社を移転。
●7月 -
●広告、SPツール、Web企画制作、広告写真撮影事業を手がける株式会社ティー・ケー・オーを株式取得により子会社化。
●ウェブ制作会社の株式会社ビジネス・アーキテクツを株式取得により子会社化。
●10月 - 株式会社葵デジタルクリエーションを吸収合併。
●2012年︵平成24年︶
●7月 - 株式会社AOI Pro.に社名変更[1]。
●11月 - ロンドンのデザイン会社Land Ahoy Designと資本・業務提携。
●2013年︵平成25年︶
●2月 - タイにCM制作会社AOI ASIA THAILANDを設立。
●4月 - 中国のCM制作会社北京葵友広告有限公司を株式取得により子会社化。
●9月 - ラジオCM、映像コンテンツの企画・制作会社の株式会社大日を株式取得により子会社化︵2019年12月期に持分法適用関連会社化︶。
●2014年︵平成26年︶
●1月 - コンテンツの企画開発、広告プロデュース会社の株式会社STORYWRITERを設立︵2017年1月、株式会社Quark tokyoへ吸収合併︶。
●11月 - 株式会社パーゴルフを、同業の﹁アルバトロス・ビュー﹂の発行元である株式会社ALBAに売却[3]。
●2016年︵平成28年︶
●7月11日 - ティー・ワイ・オーと共同持株会社を設立する形で経営統合すると発表[2]。
●12月28日 - 東京証券取引所市場第一部上場廃止。
●2017年︵平成29年︶
●1月4日 - ティー・ワイ・オーと経営統合し、共同持株会社であるAOI TYO Holdings株式会社を設立。
●12月31日 - 株式会社ビジネス・アーキテクツの株式95%を、同社社長の大日健に売却する。
●2020年︵令和2年︶1月1日 - 子会社の株式会社ワサビを吸収合併[4]。
●2021年︵令和3年︶
●1月1日 - SOOTH株式会社を吸収合併。
●1月4日 - 本社を東京都中央区銀座8-15-2に移転[5]。子会社のデジタル・ガーデンが、メディア・ガーデン及びTTRを吸収合併し、株式会社TREE Digital Studioへ商号変更。TREE Digital Studioは当社とTYOの折半出資となる。
●2023年︵令和5年︶
●12月18日 - 本社を東京都港区海岸3-18-12に移転[6]。主な部署を1か所に集約。
作品
編集広告
編集- 本田技研工業 環境テーマ広告「ランプカー・街」 - 電通
- トヨタ自動車 トヨタ・bB「Play Music Player」 - 電通
- 公共広告機構(現・ACジャパン) AC骨髄移植推進財団「スロットマシン」 - 電通
- 朝日新聞社
- ジャーナリスト宣言キャンペーン「言葉のチカラ・オペラ」 - 電通
- ジャーナリスト宣言キャンペーン「言葉のチカラ・オペラ/言葉のチカラ・希望」 - 株式会社電通
- ビットワレット株式会社 Edy「Chair使えるお店増えました」 - 博報堂/博報堂イン・プログレス
- コニカミノルタホールディングス 企業「最強のチーム」 - 博報堂
- カルピス 冴え緑茶「シャワー会議」 - 博報堂/博報堂イン・プログレス
- スターフライヤー 企業「スターフライヤー就航記念」 - 博報堂/博報堂エルグ
- 日立マクセル マクセルDVD「大人になったジブンへ」 - アサツー ディ・ケイ
- 日本電気 IT、で、エコ「植物でケータイ」 - マッキャンエリクソン
- リオン リオネット補聴器 日本音風景百選「川越 時の鐘」 - 東急エージェンシー
- ソニー・コンピュータエンタテインメント PSP脳力トレーナーポータブル「アレリーマン」 - 博報堂
- 松下電器産業(現・パナソニック) パナソニック補聴器「あのころの音がきこえますか?」 - 電通関西支社
- ダスキン ミスタードーナツ ミスドリカちゃん第2弾「レアルリカちゃん」 - 博報堂
- ヤクルト本社 企業「登場・新パッケージ」 - アサツー ディ・ケイ
- 毎日新聞社 毎日スイッチ新聞「ティザー/ボリューム/照明」 - 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
- 日本コカ・コーラ
- 茶流彩彩さんぴん茶「初恋」 - 電通
- Fanta
- 「そうだったらいいのにな ヤギ/カメラマン/リモコン」 - 博報堂クリエイティブ・ヴォックス/博報堂
- 「そうだったらいいのにな ヤギ/カメラマン/リモコン/デザイナー」 - 博報堂クリエイティブ・ヴォックス/博報堂
- クリアーアップル「そうだったらいいのになUFO」 - 博報堂クリエイティブ・ヴォックス/博報堂
- 「そうだったらいいのにな デザイナー」 - 博報堂クリエイティブ・ヴォックス/博報堂
- スパイラル グレープ「自己紹介」ほか - 博報堂
- ヤフー ヤフー・オークション「服がかぶった/ジャマな家具 おならVer.」 - 博報堂
- 日清食品 日清ラ王「槍ヶ岳山頂」 - 電通
- メルセデス・ベンツ日本 メルセデス・ベンツ・Aクラス「NEXT A-Class」 - プロダクションI.G/博報堂
- 富士重工 スバル・フォレスター「Let me drive」- HYSUBARU TEAM
- 大塚食品 MATCH「夢/デビュー/眉毛/部活」- 博報堂
- au
- ダイハツ工業
- ダイハツ・ムーヴ
- 5代目「パパの愛」ほか - 博報堂/博報堂クリエイティブ・ヴォックス
- 6代目 - 電通
- ダイハツ・タント(3代目・4代目) - 電通
- 企業CM「くらしの真ん中で 働く人たち(ハイゼットトラック)」ほか - 電通/ワンスカイ
- ダイハツ・ブーン(3代目)ダイハツ工業 - 博報堂/博報堂クリエイティブ・ヴォックス
- ダイハツ・トール - 博報堂/博報堂クリエイティブ・ヴォックス
- ダイハツ・ミライース(2代目) - 電通
- ダイハツ・ハイゼットトラック(10代目)「こわいおやじに」 - 電通
- ダイハツ・ミラトコット「銭湯」「勘違い」「ボウリング」「縦列駐車」ほか - 電通
- ダイハツ・ロッキー(2代目) - 博報堂/博報堂クリエイティブ・ヴォックス
- ダイハツ・タフト(2代目) - 電通
- ダイハツ・ムーヴ
- 株式会社バイク王&カンパニー バイク王×ルパン三世「キャンペーン」
テレビドラマ
編集- イタズラなKiss〜Love in TOKYO
- お父さんは高校生
- フリンジマン〜愛人の作り方教えます〜
- きみはペット
- 兄に愛されすぎて困ってます
- 架空OL日記
- 僕はまだ君を愛さないことができる
- PRINCE OF LEGEND
- コタキ兄弟と四苦八苦
- きょうの猫村さん
- FAKE MOTION -卓球の王将-
- リモートで殺される
- うきわ -友達以上、不倫未満-
- 俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
- 脚本芸人
- 運命警察
- サワコ 〜それは、果てなき復讐
- silent(制作協力)
- いちばんすきな花(制作協力)
- 海のはじまり(制作協力)
映画
編集- 2013年
- 2014年
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 2022年
脚注
編集
(一)^ ab商号の変更に関するお知らせ - 2012年4月2日、2018年6月29日閲覧
(二)^ ab株式会社AOI Pro.と株式会社ティー・ワイ・オーとの共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関する基本合意書の締結について - 2016年7月11日、2017年1月5日閲覧
(三)^ AOI Pro.子会社パーゴルフなど2社の解散・精算へ - 2014年11月4日、2018年6月29日閲覧
(四)^ “連結子会社間の合併に関するお知らせ”. AOI TYO Holdings. 2020年1月7日閲覧。
(五)^ “来期体制および本店移転に関するお知らせ”. AOI Pro.. 2021年7月17日閲覧。
(六)^ “本店移転に関するお知らせ”. AOI Pro.. 2024年2月2日閲覧。