Multi Video System
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メーカー | SNK |
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CPU | MC68000 |
対応メディア | ロムカセット |
対応ストレージ | PCカード |
コントローラ入力 | ケーブル |
互換ハードウェア | ネオジオ(家庭用) |
概要
編集バリエーション&装備一覧
編集複数のソフトの装着、家庭用とのメモリーカード共用が売りのため、基板のみの販売予定は当初はなかったものの、市場の要望により1本スロットの基板の販売が開始された。
同時にゲームソフト側でも、メモリーカード使用を前提とした、クリアまで長時間かかるような構成は減り、また、システムも残クレジット数が画面に表示できるようになるなど、汎用筐体に合わせた設定が追加された。
1本スロット
編集1本スロットの物はMV-1Cを除いて基板に対してソフトは水平に刺さる、また音量調整用のスイッチも備える。
- MV-1
- メモリーカードユニット(MV-IC)装備可能、家庭用ネオジオコントローラー装着可能、ステレオミニジャック出力端子装備、音量調整スイッチはスライド式。
- MV-1F
- MV-1を一回り小さくした基板。メモリーカードユニット装着のための端子が省かれている。
- MV-1FZ
- MV-1Fをさらに小型化し、音声はモノラル化されている、音量調整スイッチはプラスドライバーで回転させるタイプに変更された。それ以前には付いていたオプション端子が削除されている。
- MV-1A
- 対戦BIOS装備以外はMV-1FZとほぼ同等。
- MV-1B
- 基板よりソフトの方が大きく、かなり小型化されている。BIOSは従来のDIP40ピンからSOP40ピンに変更されている。
- MV-1C
- 従来は垂直のサブ基板となっていたカートリッジスロットをメイン基板と一体化させコストダウンを図ったモデル。そのためMV-1Bより基板サイズは大きい。音量調整スイッチも削除された。発売当時、国内オペレーターは既に多数の旧モデルを保有していたため、国内ではあまり流通していない。そのため国内版BIOSのモデルも存在するが、大多数は日本国外仕様のBIOSが載っている。
複数スロット
編集複数スロットの物は専用筐体に組み込まれて販売されたものであり、JAMMA規格と一部端子が異なる。いずれも本体に対してソフトは垂直に刺さる。初期の物にはゲームによってはノイズ音が発生するものがあった。その対策として、基板上の特定の部分の抵抗をニッパーなどで切断するなどの対応策が公表された。
- MV-2F
- メモリーカードスロット装備、メモリーカードユニット(MV-IC)装備可能、いずれも非装備の3種類が存在。家庭用ネオジオコントローラー装着可能、ステレオミニジャック出力端子装備。スロットは2つ。
- MV-4F
- メモリーカードユニット(MV-IC)装備可能、家庭用ネオジオコントローラー装着可能、ステレオミニジャック出力端子装備。スロットは4つ。
- MV-6F
- メモリーカードユニット(MV-IC)装備可能、家庭用ネオジオコントローラー装着可能、ステレオミニジャック出力端子装備。スロットは6つ。
カスタム基板
編集- MV-0
- セキュリティ強化および販売価格の調整のため、カートリッジ方式を取り止め一枚基板としたもの。マシンスペックそのものに変化は無いが、セキュリティ機能を強化するためのチップが追加されハッキング対策が取られた。なお、対策の効果は従来の製品に比べ多少ハッキングを遅らせる程度であった。ROMソケットはDIPタイプではなく、振動で接触不良が多発するためにホットボンドで固定されている。採用されたタイトルは『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』『メタルスラッグ5』『ザ・キング・オブ・ファイターズ2003』の3作品だけで、その後のタイトルはカートリッジに戻っている。なお、この3作品は日本国外向けの後期出荷版のみであるが、通常のカートリッジでも発売されている。
開発・販売
編集基板の販売手法
編集SNKはMVSの発売にあたり、アーケードゲームとしての一般的な販売手法の他に、設置を希望する店舗に無償で筐体を貸し出しその収益を徴収するという独自の手法を取っていた。このため、ゲームセンターだけでなく様々な店の一角でMVS筐体を見ることができた。
タイトル開発
編集その他
編集一本スロットの物では、MVSに供給された麻雀ゲームソフトに対応するべく、MVS標準のジョイスティック+4ボタンを麻雀専用コントロールパネルに置き換え、麻雀専用台にした物も存在する。しかし、このようなMVS筐体は使用可能なソフトの数が限られてくる上、複数の麻雀ゲームが搭載できないことから、多く出回ることは無かった。これには、MVS用の麻雀ゲーム自体の数が少なかったことも背景にあった。また、MVS対応の麻雀ゲームは基本的に標準筐体で操作することを前提としていたという理由もある。
コイン投入時の効果音はテレビ番組でよく使われている。
登場時から長期間経過し、性能が不十分になったことやコピー対策が不十分になったことなどにより、その代替としてSYSTEM BOARD Y2が採用されている。
MVSX
編集タイトル カッコ内は日本語版のタイトル |
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THE KING OF FIGHTERS '94 (ザ・キング・オブ・ファイターズ '94) |
THE KING OF FIGHTERS '95 (ザ・キング・オブ・ファイターズ '95) |
THE KING OF FIGHTERS '96 (ザ・キング・オブ・ファイターズ '96) |
THE KING OF FIGHTERS '97 (ザ・キング・オブ・ファイターズ '97) |
THE KING OF FIGHTERS '98 (ザ・キング・オブ・ファイターズ '98) |
THE KING OF FIGHTERS '99 (ザ・キング・オブ・ファイターズ '99) |
THE KING OF FIGHTERS 2000 (ザ・キング・オブ・ファイターズ 2000) |
THE KING OF FIGHTERS 2001 (ザ・キング・オブ・ファイターズ 2001) |
THE KING OF FIGHTERS 2002 (ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002) |
THE KING OF FIGHTERS 2003 (ザ・キング・オブ・ファイターズ 2003) |
SAMURAI SHODOWN (SAMURAI SPIRITS) |
SAMURAI SHODOWN II (真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変) |
SAMURAI SHODOWN III (サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣) |
SAMURAI SHODOWN IV (サムライスピリッツ 天草降臨) |
SAMURAI SHODOWN V (サムライスピリッツ零) |
SAMURAI SHODOWN V SPECIAL (サムライスピリッツ零SPECIAL) |
FATAL FURY (餓狼伝説) |
FATAL FURY 2 (餓狼伝説2) |
FATAL FURY SPECIAL (餓狼伝説SPECIAL) |
FATAL FURY 3 (餓狼伝説3) |
REAL BOUT FATAL FURY (リアルバウト餓狼伝説) |
REAL BOUT FATAL FURY SPECIAL (リアルバウト餓狼伝説スペシャル) |
REAL BOUT FATAL FURY 2: THE NEWCOMERS (リアルバウト餓狼伝説2 THE NEW COMERS) |
GAROU: MARK OF THE WOLVES (餓狼 MARK OF THE WOLVES) |
WORLD HEROES (ワールドヒーローズ) |
WORLD HEROES 2 (ワールドヒーローズ2) |
WORLD HEROES 2 JET (ワールドヒーローズ2 JET) |
WORLD HEROES PERFECT (ワールドヒーローズパーフェクト) |
SAVAGE REIGN (風雲黙示録) |
KIZUNA ENCOUNTER (風雲スーパータッグバトル) |
ART OF FIGHTING (龍虎の拳) |
THE PATH OF THE WARRIOR -ART OF FIGHTING 3- (ART PF FIGHTING 龍虎の拳外伝) |
THE LAST BLADE (幕末浪漫 月華の剣士) |
THE LAST BLADE 2 (幕末浪漫第二幕 月華の剣士〜月に咲く華、散りゆく花〜) |
SHOCK TROOPERS (ショックトルーパーズ) |
METAL SLUG (メタルスラッグ) |
METAL SLUG 2 (メタルスラッグ2) |
METAL SLUG X (メタルスラッグX) |
METAL SLUG 3 (メタルスラッグ3) |
METAL SLUG 4 (メタルスラッグ4) |
METAL SLUG 5 (メタルスラッグ5) |
SENGOKU (戦国伝承) |
SENGOKU2 (戦国伝承2) |
SENGOKU3 (戦国伝承2001) |
TOP PLAYER'S GOLF (トッププレイヤーズゴルフ) |
SUPER SIDEKICKS (得点王) |
MAGICIAN LORD (マジシャンロード) |
3 COUNT BOUT (ファイヤースープレックス) |
FOOTBALL FRENZY (フットボールフレンジー) |
BASEBALL STARS PROFESSIONAL ( ベースボールスターズ プロフェッショナル) |
発売されたタイトル
編集脚注
編集参考文献
編集- ALL ABOUT SNK対戦格闘ゲーム 1991〜2000(ISBN 4-88554-677-X)
関連項目
編集- ハイパーネオジオ64 - MVSの後継基板にあたる
- NESiCAxLive - タイトーが運営するアーケードのネットワーク配信サービス。MVSで元祖となった複数のゲームを一つの汎用筐体および基板で運用、複数の中から遊ぶゲームを選択する方式をこちらでも採用している(一部例外の作品もあり)。
- アーケードアーカイブス(アケアカNEOGEO)
- ネオジオ ミニ(本体がMVS筐体のSC25-4型を模したデザインになっている)