OpenMusic(オープンミュージック)は、コンピュータ支援作曲を目的とし、Common Lispをベースに開発されたビジュアルプログラミング言語である。また、Lispプログラミングの開発環境として音楽に限らず多目的に使うことも可能である。

OpenMusic
最新版

6.19 / 2021年5月20日 (3年前) (2021-05-20)

リポジトリ ウィキデータを編集
プラットフォーム クロスプラットフォーム
ライセンス GNU GPL v3
公式サイト repmus.ircam.fr/openmusic/home
テンプレートを表示
パッチの編集例
マケットの編集例

1990IRCAMGNU GPL v3

概要

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OpenMusicIRCAMMAXMAXOpenMusicMIDI

OpenMusicMIDI, ETF, MusicXML, wave, AIFFSDIF使CsoundGNU LilyPond

設計

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フレームワークにIRCAM、CNMATMTGが開発したSDIFを、MIDIオペレーティングシステムおよびオーディオ・アーキテクチャにはGRAME (フランス国立音楽創造センター)が開発保守しているMidishareおよびLibAudioStream libraryを使用している。それらによって微分音の記述と再生を可能にするMidicentというMIDIに準拠した規格が実現されている。 OpenMusicで書かれたコードはMAXやPure Dataと同じく「パッチ」または「アブストラクション」と呼ばれる。またパッチにて演算出力されたオーディオやMIDIデータを時間上に配置し、さらに加工を行うシーケンサのような編集機能として「マケット」がある。

歴史

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OpenMusic1990IRCAMMacintoshPatchWork

macOSWindowsLinux

派生ソフトウェア

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PatchWorkの基礎を開発したミカエル・ラーソンはIRCAMからシベリウス音楽院に移籍後にPatchWorkの後継となるPWGLを独自開発しており、PWGLはOpenMusicの競合ソフトウェアとなっている。

PatchWork時代からの利用者の中にはマグヌス・リンドベリのようにPWGLに移った作曲家もいれば、ブライアン・ファーニホウトリスタン・ミュライユのようにOpenMusicの設計に積極的に関わる作曲家もいる。


2013Max/MSPOpenMusicCACBACHAutomized Composers Help[1]Cycling 74Max/MSPIRCAMbach.scorebach.bach.nthbach.listOpenMusic

BACHMax/MSPMSPSuperVPModalysIRCAMOpenMusicsupervp~modalys~MaxBACHMaxOpenMusicOpenMusicMax

OpenMusicSuperVP使BACH

関連アプリケーション

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著名な利用者

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注釈

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  1. ^ [1]

関連項目

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文献

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外部リンク

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