コンテンツにスキップ

「ちくま文庫」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
Os.syo (会話 | 投稿記録)
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
5行目: 5行目:

== 特徴 ==

== 特徴 ==

ちくま文庫の柱は4本あり、「新教養」「[[古典]]」「[[ヤングアダルト]]」「[[全集]]」である<ref>岡崎 (2000)、232頁。</ref>。文庫名を「筑摩文庫」でなく、敢えて平仮名で「ちくま文庫」と命名したのは、元々の筑摩書房のイメージから離れ、「ゆるやかな枠組みで作品を選んでいこう」という想い<ref>岡崎 (2000)、231頁、文庫編集部員だった金井ゆり子の回想より。</ref>に基づいている。

ちくま文庫の柱は4本あり、「新教養」「[[古典]]」「[[ヤングアダルト]]」「[[全集]]」である<ref>岡崎 (2000)、232頁。</ref>。文庫名を「筑摩文庫」でなく、敢えて平仮名で「ちくま文庫」と命名したのは、元々の筑摩書房のイメージから離れ、「ゆるやかな枠組みで作品を選んでいこう」という想い<ref>岡崎 (2000)、231頁、文庫編集部員だった金井ゆり子の回想より。</ref>に基づいている。

また文庫編集部員であった松田哲夫によると当時筑摩という漢字がよめない読者がいたためひらがなにしたという。<ref>松田哲夫編集狂時代より</ref>

また文庫編集部員であった松田哲夫によると当時筑摩という漢字がよめない読者が数多くいたためひらがなにしたという。<ref>松田哲夫編集狂時代より</ref>



文庫レーベルは2種類に分けられ、「翻訳、古典、シリーズ」を扱う'''月'''マークと「現代日本の小説、エッセイ、評論、ノンフイクションほか」を扱う'''太陽'''マークが扉ページに描かれている。個人全集を多数出した版元として、文庫サイズでの個人全集([[夏目漱石]]・[[芥川龍之介]]・[[森鴎外]]・[[太宰治]]・[[宮沢賢治]]など多数)が充実<ref>岡崎 (2000)、233頁、一部を除き、全巻分売されるので、読者は好きな巻だけを買うことができ、宮沢賢治の場合は童話の収録された巻の売れ行きがよく、詩集の収録された巻は弱い。ただし、常備は難しいので品切の巻も多い。</ref>しているのも特色である。

文庫レーベルは2種類に分けられ、「翻訳、古典、シリーズ」を扱う'''月'''マークと「現代日本の小説、エッセイ、評論、ノンフイクションほか」を扱う'''太陽'''マークが扉ページに描かれている。個人全集を多数出した版元として、文庫サイズでの個人全集([[夏目漱石]]・[[芥川龍之介]]・[[森鴎外]]・[[太宰治]]・[[宮沢賢治]]など多数)が充実<ref>岡崎 (2000)、233頁、一部を除き、全巻分売されるので、読者は好きな巻だけを買うことができ、宮沢賢治の場合は童話の収録された巻の売れ行きがよく、詩集の収録された巻は弱い。ただし、常備は難しいので品切の巻も多い。</ref>しているのも特色である。


2016年8月29日 (月) 10:27時点における版


198512  [1]


4[2][3] [4]

2[5]

199225

1990 [6]

TOKYO STYLETDC

2006Math&Science




30


5

201425

32

3

1

11

1

7

8[7]

10

3

1412[8]



(一)^ 

(二)^  (2000)232

(三)^  (2000)231

(四)^ 

(五)^  (2000)233

(六)^  (2000)234-235

(七)^ 8

(八)^ 6

参考文献

  • 岡崎武志『文庫本 雑学ノート[二冊目]文庫王のごひいき文庫ものがたり』ダイヤモンド社、2000年、229-240頁頁。ISBN 4-478-95035-0 
  • 編集狂時代本の雑誌社のち新潮文庫松田哲夫著
  • ほか以下の書籍に詳しい。
筑摩書房とわたし(パロル舎)
柏原成光
筑摩書房と四十年(筑摩選書)
永江朗

関連項目

外部リンク