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{{Infobox 船

[[画像:Ritsurin2 05s3400.jpg|thumb|220px|新港第三突堤から出航するりつりん2]]

|名称= りつりん2

[[画像:Ritsurin2 06s3200.jpg|thumb|220px|新港第三突堤に接岸するりつりん2]]

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|画像説明= [[高松港|高松東港]]にて

'''りつりん2'''は[[神戸港]]・[[新港 (神戸市)|新港]]フェリーターミナル（[[兵庫県]][[神戸市]]）と[[高松港|高松東港]]（[[香川県]][[高松市]]）を往復する[[フェリー]]。[[ジャンボフェリー]]株式会社が運航する。姉妹船は[[こんぴら2]]。

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|総トン数= 3,664トン

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{{Commons|Category:Ritsurin2}}



'''りつりん2'''は、[[加藤汽船]]が所有し[[ジャンボフェリー]]が運航する[[フェリー]]。[[神戸港]]・[[新港 (神戸市)|新港]]フェリーターミナル︵[[兵庫県]][[神戸市]]︶と[[高松港|高松東港]]︵[[香川県]][[高松市]]︶を結ぶ航路に就航している。

''航路の利用については、[[ジャンボフェリー]]を参照。''


==概要==

== 概要 ==

{{see also|ジャンボフェリー}}

*船種・船名 - [[旅客船]]・りつりん2

[[林兼船渠]]の977番船として[[1990年]]7月に竣工し、2003年まで[[加藤汽船]]が運航していたが、現在は僚船「[[あおい　(フェリー)|あおい]]」とともに[[ジャンボフェリー]]が運航している。

*船型 - 全通船楼船首船橋型鋼製旅客船兼自動車渡船

*船舶番号 - 121157

船首はランプが露出しており切り落とされたような形状となっているほか、上部構造物が船首から船体中央に配置され後方は露天の車両甲板となるなど、特徴的な船容をしている。

*信号符字 - JJ3674

2025年にりつりん2の後継となる新造船が就航予定である。

*船籍港 - 神戸港


*船主名 - [[加藤汽船]]株式会社

== 船内 ==

*運行者 - ジャンボフェリー株式会社

2000年に一部改造を受けている。また2022年には新造船「あおい」就航に合わせ同船に準じた改装が施されており<ref>[https://www.ships-net.co.jp/%E2%97%8F%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%B4%E3%82%89%EF%BC%92%E3%80%8D%E5%BC%95%E9%80%80-33%E5%B9%B4%E3%81%AE/ 艦船ニュース ジャンボフェリーの「こんぴら2」引退 33年の航跡にピリオド] - 世界の艦船</ref>、自由席エリアと指定席「プレミア席」エリアに分けた形とした。

*航行区域 - 沿海

*就航航路 - 神戸～高松

=== 船室 ===

*造船所名 - 林兼船渠

*自由席

*建造番号 - 977

**2階：リクライニング&ボックス席（リクライニング44席・ボックス5席）

*起工年月 - 1990年1月

**3階：のびのび席（68席）

*進水年月 - 1990年3月

*プレミア席

*竣工年月 - 1990年7月

**1階：シングル個室（15室）

*就航年月 　

**2階：ボックス席（4席×6ブース）、

*総トン数 - 3,664トン

**3階：コンフォートリクライニング席（18席）、のびのび席（33席）、のびのび席女性専用（7席）、のびのびファミリー個室（2室）

*全長 - 115.91m

* 和室「のびのび席」 - 3階、カーペット敷大部屋、電源コンセント付、女性専用ルームあり

*型幅 - 20.00m

* ドライバーズルーム

*型深さ - 11.60m


*機関 - [[ディーゼル]]×2

=== 設備 ===

**種類 - 過給機付4サイクル8シリンダ・ディーゼル機関

;屋上

**馬力 - 12,000PS

*展望デッキ

**出力 - 8,826キロワット

;4階

**回転数 -毎分520

*ゲームコーナー

*航海速力 - 18.50ノット

*キッズスペース

*旅客定員 - 475名

;3階

*積荷 トラック(8t) -61台

*女性シャワー室（プレミア席客専用）

*デッキ - 上甲板上4層（第1旅客甲板、第2旅客甲板、航海船橋甲板、羅針儀甲板）、上甲板下2層（車両甲板、タンク等）

*授乳室

*備考 - 2000年一部改造

;2階

* 男性浴室（プレミア席客専用）

* ショップ・うどんコーナー・カフェコーナー

* シャワー室（女性用のみ）

;1階

*ペットラウンジ

*ラゲッジスペース

* 身障者用エレベーター - 設置場所の関係上、2階は通過（トラックドライバー専用エリアになるため）。


==船内==

*キャビン - 和室、洋室、レディースルーム、チャイルドルーム、ドライバーズルーム

*施設 - 売店、浴室（男性用のみ）、洗濯・乾燥機（浴室脱衣場内）、喫煙所、授乳室

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画像:Ritsurin2 05s3400.jpg|新港第三突堤から出航するりつりん2

File:Ritsurin 2 in Takamatsu-higashi port.jpg|高松東港に接岸するりつりん2

画像:Ritsurin2 07s3872.jpg|車両甲板

画像:Inboard of Ritsurin2 JAPAN.jpg|エントランス

画像:Inboard of Ritsurin2 JAPAN.jpg|エントランス

画像:Inboard of Ritsurin2 (Cabin) JAPAN.jpg|和室

画像:Inboard of Ritsurin2 (Cabin) JAPAN.jpg|和室
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==外部リンク==

== 事故・インシデント ==

=== 旅客船りつりん2火災事件 ===

*[http://www.ferry.co.jp/index2.htm ジャンボフェリー]（公式サイト）

2000年2月28日22時20分ごろ、乗客60名、乗組員14名、トラック41台、乗用車3台、バイク1台を乗せて、播磨灘を高松港から神戸港へ向かっていた本船の機関室で火災が発生した。燃料供給弁の閉鎖の不手際もあり、消火器、放水による消火に失敗したため、主機室、補機室の水密扉、通風機などを封鎖してハロンガス消火設備による密閉消火を行い、23時20分ごろ火災はほぼ鎮火した。乗客は来援した[[第五管区海上保安本部]]巡視艇「[[あきづき型巡視艇|あわぎり]]」「[[すずかぜ型巡視艇|まやざくら]]」「[[やまゆり型巡視艇|こすもす]]」により[[明石港]]へ搬送され、一酸化炭素中毒となった乗客1名および、消火活動に当たり熱傷、気道熱傷を負った乗員2名が病院へ搬送された<ref>{{Cite report

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| title= フェリー（りつりん2）火災事故（最終報）

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| archivedate= 2015-12-01

}}</ref>。


== 脚注 ==

{{Commons|Category:Ritsurin2}}

{{脚注ヘルプ}}

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==外部リンク==

* [http://www.ferry.co.jp/index2.htm ジャンボフェリー]（公式サイト）

* {{marineTraffic|id=660615}}

{{ship-stub}}

{{ship-stub}}

[[Category:神戸港|りつりん2]]

{{DEFAULTSORT:りつりん2}}

[[Category:香川県の交通|りつりん2]]

[[Category:神戸港]]

[[Category:フェリー|りつりん2]]

[[Category:香川県の交通]]

[[Category:日本のフェリー]]

[[Category:1990年竣工船]]

[[Category:林兼重工業が建造した船舶]]

2023年1月15日 (日) 09:07時点における最新版

りつりん2
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 加藤汽船
運用者 ジャンボフェリー
建造所 林兼船渠（第977番船）
母港 神戸港
姉妹船 こんぴら2
信号符字 JJ3674
IMO番号 8919910
MMSI番号 431000458
経歴
起工 1990年1月
進水 1990年3月
竣工 1990年7月
要目
総トン数 3,664トン
全長 115.91m
型幅 20.00m
型深さ 11.60m
デッキ数 上甲板上4層（第1旅客甲板、第2旅客甲板、航海船橋甲板、羅針儀甲板）、上甲板下2層（車両甲板、タンク等）
機関方式 ディーゼル
主機関 過給機付4サイクル8シリンダ×2
推進器 固定ピッチプロペラ×2軸
出力 8,826キロワット（12,000PS）
航海速力 18.50ノット
旅客定員 475名
車両搭載数 8tトラック61台
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ウィキメディア・コモンズには、りつりん2に関連するメディアがあります。

りつりん2は、加藤汽船が所有しジャンボフェリーが運航するフェリー。神戸港・新港フェリーターミナル（兵庫県神戸市）と高松東港（香川県高松市）を結ぶ航路に就航している。

概要

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「ジャンボフェリー」も参照

林兼船渠の977番船として1990年7月に竣工し、2003年まで加藤汽船が運航していたが、現在は僚船﹁あおい﹂とともにジャンボフェリーが運航している。

船首はランプが露出しており切り落とされたような形状となっているほか、上部構造物が船首から船体中央に配置され後方は露天の車両甲板となるなど、特徴的な船容をしている。 2025年にりつりん2の後継となる新造船が就航予定である。

船内

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2000年に一部改造を受けている。また2022年には新造船「あおい」就航に合わせ同船に準じた改装が施されており[1]、自由席エリアと指定席「プレミア席」エリアに分けた形とした。

船室

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  • 自由席
    • 2階：リクライニング&ボックス席（リクライニング44席・ボックス5席）
    • 3階：のびのび席（68席）
  • プレミア席
    • 1階：シングル個室（15室）
    • 2階：ボックス席（4席×6ブース）、
    • 3階：コンフォートリクライニング席（18席）、のびのび席（33席）、のびのび席女性専用（7席）、のびのびファミリー個室（2室）
  • 和室「のびのび席」 - 3階、カーペット敷大部屋、電源コンセント付、女性専用ルームあり
  • ドライバーズルーム

設備

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屋上
  • 展望デッキ
4階
  • ゲームコーナー
  • キッズスペース
3階
  • 女性シャワー室（プレミア席客専用）
  • 授乳室
2階
  • 男性浴室（プレミア席客専用）
  • ショップ・うどんコーナー・カフェコーナー
  • シャワー室（女性用のみ）
1階
  • ペットラウンジ
  • ラゲッジスペース
  • 身障者用エレベーター - 設置場所の関係上、2階は通過（トラックドライバー専用エリアになるため）。
  • 新港第三突堤から出航するりつりん2
    新港第三突堤から出航するりつりん2
  • 高松東港に接岸するりつりん2
    高松東港に接岸するりつりん2
  • 車両甲板
    車両甲板
  • エントランス
    エントランス
  • 和室
    和室
  • 浴室
    浴室

事故・インシデント

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旅客船りつりん2火災事件

[編集]

2000年2月28日22時20分ごろ、乗客60名、乗組員14名、トラック41台、乗用車3台、バイク1台を乗せて、播磨灘を高松港から神戸港へ向かっていた本船の機関室で火災が発生した。燃料供給弁の閉鎖の不手際もあり、消火器、放水による消火に失敗したため、主機室、補機室の水密扉、通風機などを封鎖してハロンガス消火設備による密閉消火を行い、23時20分ごろ火災はほぼ鎮火した。乗客は来援した第五管区海上保安本部巡視艇﹁あわぎり﹂﹁まやざくら﹂﹁こすもす﹂により明石港へ搬送され、一酸化炭素中毒となった乗客1名および、消火活動に当たり熱傷、気道熱傷を負った乗員2名が病院へ搬送された[2][3]。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]


(一)^ 艦船ニュース ジャンボフェリーの﹁こんぴら2﹂引退33年の航跡にピリオド - 世界の艦船

(二)^ 神戸地方海難審判庁 (21 March 2001). 平成12年神審第89号 旅客船りつりん2火災事件 (PDF) (Report). 海難審判・船舶事故調査協会. 2015年12月1日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年12月1日閲覧。

(三)^ フェリー︵りつりん2︶火災事故︵最終報︶ (PDF) (Report). 消防庁. 29 February 2000. 2015年12月1日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年12月1日閲覧。

外部リンク

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