イエス・ファースト・アルバム
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『イエス・ファースト・アルバム』 | ||||
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イエス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1969年春 | |||
ジャンル | プログレッシヴ・ロック、サイケデリック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ポール・クレイ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
イエス アルバム 年表 | ||||
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イエス・ファースト・アルバム (Yes) は、イギリスのプログレッヴロックバンド、イエスのデビュー・アルバムである。
英国のロック・バンドとして初めて、R&Bの老舗、米アトランティック・レーベルと契約を交わした事や、当作品に掲載された英メロディ・メイカー誌の記者のレビューからも、当時、彼らが如何に注目されていたかが伺い知れる。しかし、そんな業界内での期待とは裏腹に大きなリアクションもなく、彼らより後に同レーベルと契約を交わした英国バンド、レッド・ツェッペリンに水をあけられるなど、本作品の結果は華々しいと言えるものではなかった︵デビュー作のリリースはツェッペリンの方が先︶。
サイケデリックなフォーク・ロックといった趣の音楽で、厚みのあるコーラスとグルーヴ感のあるオルガン、ソロ・パートなどで顕著なジャズの影響が印象的な作品。リズム・セクションは既にバンドのトレードマークとなるほどの個性があり、ギターはウェス・モンゴメリーからピート・タウンゼントまでを自由に往来するような振幅の広さがある。オリジナル曲の全てにジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアのどちらか、或いは両方が関わっている。ジャズ・サックス奏者の名前をそのまま曲名にした﹁ハロルド・ランド﹂は、ビル・ブラッフォードのアイディアも取り入れられている。また、﹁ビヨンド・アンド・ビフォア﹂﹁スウィートネス﹂に、イエスの前身﹁メイベル・グリアーズ・トイショップ﹂のギタリスト、クライヴ・ベイリーが共作者としてクレジットされている。バーズの﹁アイ・シー・ユー﹂、ビートルズの﹁エヴリ・リトル・シング﹂といったカヴァー曲では、大胆なアレンジでの再構築が聴ける。
バンド名と本作ジャケットのロゴ案は、ピーター・バンクスによるもの。
収録曲
- A面
- ビヨンド・アンド・ビフォア Beyond and Before (Squire - Bailey)
- アイ・シー・ユー I See You (McGuinn - Crosby)
- バーズの「アイ・シー・ユー」のカヴァー曲。
- 昨日と今日 Yesterday and Today (Anderson)
- ルッキング・アラウンド Looking Around (Anderson - Squire)
- B面
- ハロルド・ランド Harold Land (Anderson - Squire - Bruford)
- エヴリ・リトル・シング Every Little Thing (Lennon - McCartney)
- ビートルズの「エヴリ・リトル・シング」のカヴァー曲。
- スウィートネス Sweetness (Anderson - Squire - Bailey)
- サヴァイヴァル Survival (Anderson)
レコーディング・メンバー
- ジョン・アンダーソン Vocals
- クリス・スクワイア Bass,Vocals
- ビル・ブルーフォード Drums,Perc
- トニー・ケイ Keyboards
- ピーター・バンクス Guitars,Vocals