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'''エンスト'''は、使用者の意図に関わりなく[[エンジン]]が停止する現象をいう。英語で言えばengine stall('''エン'''ジン[[失速|'''スト'''ール]])、[[和製英語]]では'''エン'''ジン'''スト'''ップと呼ばれるもので、エンストはこれらを縮めた日本語であるが、エンジンストップという言葉には、意図的にエンジンを停止させるという意味に使われることも多い(エンジンストールの場合はそういう意味は含まない)。 |
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'''エンスト'''とは、[[英語]]で[[原動機]]の一種を指す[[機関 (機械)|エンジン]]([[:en:Engine|Engine]])と、[[失速]]を意味する[[ストール]]([[:en:Stall (engine)|Stall]])をそれぞれ[[略語|略して]]つなげた[[日本語|日本]]の[[造語]]で<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-how-to-deal-with-engine-stall/ | title=車がエンストしてしまったらどうすればいい? | publisher=[[チューリッヒ保険会社]]|accessdate=2021-12-10}}</ref>、[[運転手|運転者]]の意図に関わりなく[[エンジン]]が停止してしまう現象。エンストの原因としてわかりやすいのは[[燃料]]の不足である。 |
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== 自動車におけるエンスト == |
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[[マニュアルトランスミッション|MT]]車運転時に比較的多い状況として、発進時の[[クラッチ]]操作やギヤの選択を誤るとエンストを起こすことがある。直流[[電動機]]などと異なり、内燃機関は低回転域での[[トルク]]が小さいため<!-- ︵極端な場合だが、回転数0ではトルクは0になる︶ -->、エンジンが[[負荷]]に打ち勝って動き続けるには、一定の回転数を維持する必要がある。ところが、発進するときなどは[[車輪]]は回っていないため、いきなりエンジンとつなぐと回転が遅くなって止まってしまう。MT車にはエンジンと[[トランスミッション]]をつないだり放したりするクラッチという機構があり、発進時には[[半クラッチ]]という操作でこれを微妙につないで駆動力を少しずつタイヤに伝え、走り出してから完全につなぐように操作する。
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[[オートマチックトランスミッション|AT]]車では多くの場合[[トルクコンバータ]]を使うのでこのような現象は起こらないとされるが、高速走行中に急ブレーキなどでタイヤを[[滑走|ロック]]させたり、本来の進行方向とは逆方向に動く(Dレンジに入れているにもかかわらず急坂で後退する)などで、まれにエンストする場合がある。ほかにもエンジンの[[点火プラグ]]の損耗、[[エアフロメーター]]や[[エアフィルター]]の汚れ、[[鉛蓄電池|バッテリー]]電圧の低下(機械式[[噴射ポンプ]]の[[ディーゼルエンジン]]を除く)、[[エンジンコントロールユニット]] (ECU) の不具合などで、[[空燃比|燃料調節]]が狂うとエンストすることがある。 |
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[[tr:Durma (motor)]] |
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[[zh-yue:死火]] |
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自動車におけるエンスト[編集]
MT車運転時に比較的多い状況として、発進時のクラッチ操作やギヤの選択を誤るとエンストを起こすことがある。直流電動機などと異なり、内燃機関は低回転域でのトルクが小さいため、エンジンが負荷に打ち勝って動き続けるには、一定の回転数を維持する必要がある。ところが、発進するときなどは車輪は回っていないため、いきなりエンジンとつなぐと回転が遅くなって止まってしまう。MT車にはエンジンとトランスミッションをつないだり放したりするクラッチという機構があり、発進時には半クラッチという操作でこれを微妙につないで駆動力を少しずつタイヤに伝え、走り出してから完全につなぐように操作する。 AT車では多くの場合トルクコンバータを使うのでこのような現象は起こらないとされるが、高速走行中に急ブレーキなどでタイヤをロックさせたり、本来の進行方向とは逆方向に動く︵Dレンジに入れているにもかかわらず急坂で後退する︶などで、まれにエンストする場合がある。ほかにもエンジンの点火プラグの損耗、エアフロメーターやエアフィルターの汚れ、バッテリー電圧の低下︵機械式噴射ポンプのディーゼルエンジンを除く︶、エンジンコントロールユニット (ECU) の不具合などで、燃料調節が狂うとエンストすることがある。関連項目[編集]
出典[編集]
- ^ “車がエンストしてしまったらどうすればいい?”. チューリッヒ保険会社. 2021年12月10日閲覧。