「カワイモデル」の版間の差分
Olaf Lavender (会話 | 投稿記録) 2024年3月末に残念ながら廃業したことを加筆しました。 |
|||
| (10人の利用者による、間の12版が非表示) | |||
| 1行目: | 1行目: | ||
{{混同|河合商会|x1=この項目では、東京・千代田区にある鉄道模型メーカーのカワイモデルについて説明しています。かつて足立区に存在した模型メーカーの}} |
|||
{{基礎情報 会社 |
{{基礎情報 会社 |
||
|社名 = 株式会社カワイモデル |
| 社名 = 株式会社カワイモデル |
||
|英文社名 = |
| 英文社名 = |
||
|ロゴ = |
| ロゴ = |
||
|種類 = [[株式会社]] |
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]] |
||
|市場情報 = 非上場 |
| 市場情報 = <!-- 株式非公開会社において「非上場」などと書く必要はありません --> |
||
|略称 = |
| 略称 = |
||
|国籍 = {{JPN}} |
| 国籍 = {{JPN}} |
||
|郵便番号 = 101-0041 |
| 本社郵便番号 = 101-0041 |
||
|本社所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[神田須田町]]1丁目28番1号<br/>カワイビル1階 |
| 本社所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[神田須田町]]1丁目28番1号<br/>カワイビル1階 |
||
|設立 = [[1928年]] |
| 設立 = [[1928年]] |
||
|業種 = |
| 業種 = 3800 |
||
|統一金融機関コード = |
| 統一金融機関コード = |
||
|SWIFTコード = |
| SWIFTコード = |
||
|事業内容 = 鉄道模型の製造および販売 |
| 事業内容 = 鉄道模型の製造および販売 |
||
|代表者 = |
| 代表者 = |
||
|資本金 = |
| 資本金 = |
||
|売上高 = |
| 売上高 = |
||
|総資産 = |
| 総資産 = |
||
|従業員数 = |
| 従業員数 = |
||
|決算期 = 12月 |
| 決算期 = 12月 |
||
|主要株主 = |
| 主要株主 = |
||
|主要子会社 = |
| 主要子会社 = |
||
|関係する人物 = |
| 関係する人物 = |
||
|外部リンク = |
| 外部リンク = |
||
|特記事項 = |
| 特記事項 = |
||
}} |
}} |
||
'''株式会社カワイモデル'''は、[[東京都]][[千代田区]]に本社を置く[[鉄道模型]]メーカー。 |
|||
|
現存する日本最古の鉄道模型メーカーとして長らく知られていたが、2024年3月末に廃業した。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
川合兼之、延之兄弟により川合模型製作所として創業。当初展示模型を製作していたが[[1928年]]（[[昭和]]3年）鉄道模型も製作するようになり弟の延之が1934年神田須田町に出店本格的に鉄道模型販売をするようになった<ref>上田龍史「日本鉄道模型小史」『鉄道模型趣味』No.499</ref>。 |
|||
[[1928年]]（[[昭和]]3年）、川合延之により川合模型製作所として創業。 |
|||
当初は[[35mmゲージ]]を扱い、当時[[ティンプレート]]が主流だった鉄道模型分野において、早くから精密志向の[[スケールモデル]]を供給していた。後に[[ |
当初は[[35mmゲージ]]を扱い、当時[[ティンプレート]]が主流だった鉄道模型分野において、早くから精密志向の[[スケールモデル]]を供給していた。後に[[16番ゲージ]]鉄道模型の普及に貢献する。かつて教育教材的な側面の強かった鉄道模型において、早くから趣味として楽しむ鉄道模型を指向していた。 |
||
また、1936年︵昭和11年︶4月に日本初の純粋な鉄道模型専門誌である﹃[[模型鉄道]]﹄を創刊するなど、鉄道模型の普及、啓蒙活動にも力を入れていた。近くにあった[[交通博物館]]内に系列の工房があり、交通博物館の展示模型などの製作も多数にのぼる<ref>ペリーが持ち込んできた蒸気機関車の1/4模型、佐賀藩が作成した蒸気機関車模型のレプリカ、タキ3000型タンク車、911型ディーゼル機関車、キハ35-900型気動車、秩父三峰ロープウェイのゴンドラ、モハ155系クハ155型電車、ナハネ10型3等寝台車、DD50型ディーゼル機関車、EF58型電気機関車︵原型・流線型の2種︶、EF53型電気機関車、キハ81型ディーゼル気動車、キ100型単線用ラッセル式雪かき車など。出典はいずれも交通博物館の展示解説による。</ref>。
|
また、1936年︵昭和11年︶4月に日本初の純粋な鉄道模型専門誌である﹃[[模型鉄道]]﹄を創刊するなど、鉄道模型の普及、啓蒙活動にも力を入れていた。近くにあった[[交通博物館]]内に系列の工房があり、交通博物館の展示模型などの製作も多数にのぼる<ref>ペリーが持ち込んできた蒸気機関車の1/4模型、佐賀藩が作成した蒸気機関車模型のレプリカ、タキ3000型タンク車、911型ディーゼル機関車、キハ35-900型気動車、秩父三峰ロープウェイのゴンドラ、モハ155系クハ155型電車、ナハネ10型3等寝台車、DD50型ディーゼル機関車、EF58型電気機関車︵原型・流線型の2種︶、EF53型電気機関車、キハ81型ディーゼル気動車、キ100型単線用ラッセル式雪かき車など。出典はいずれも交通博物館の展示解説による。</ref>。
|
||
| 38行目: | 40行目: | ||
戦後は一部の製品を除き、戦前の精密志向から方針を変え、独特のフォルムを持つ製品を中心に供給する。ソフトメタル部品の多用、金属製車体ながら木製床板の使用、客車類においてやや狭い目に設計された幕板部など、今なお往時と変わらぬ個性豊かな製品を供給した。 |
戦後は一部の製品を除き、戦前の精密志向から方針を変え、独特のフォルムを持つ製品を中心に供給する。ソフトメタル部品の多用、金属製車体ながら木製床板の使用、客車類においてやや狭い目に設計された幕板部など、今なお往時と変わらぬ個性豊かな製品を供給した。 |
||
== 主な製品 == |
|||
なお、同業の[[河合商会]]とは資本・人材関係は無い。 |
|||
*EB20（自由型）Oゲージ 1947年戦後第一作<ref>「広告に見る戦後日本鉄道模型製品の歴史」『[[鉄道模型趣味]]』2007年11月号</ref> |
|||
*EB凸型（自由型）HOゲージ 1948年HO製品第一作<ref>「広告に見る戦後日本鉄道模型製品の歴史」『鉄道模型趣味』2008年9月号</ref> |
|||
*カワイ13-L（[[電動機|モーター]]）1960年代の鉄道模型用小型モーターとして一世を風靡した<ref>[[機芸出版社]]『変わった車両30題』1965年4月1日発行</ref> |
|||
== |
== 脚注 == |
||
<references /> |
<references /> |
||
==外部リンク== |
==外部リンク== |
||
* |
*{{Official|www.jmra.gr.jp/kawaimodel/}} |
||
{{鉄道模型}} |
|||
[[Category:日本の鉄道模型メーカー|かわいもてる]] |
[[Category:日本の鉄道模型メーカー|かわいもてる]] |
||
2024年4月19日 (金) 11:52時点における最新版
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 |
 日本〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目28番1号 カワイビル1階 |
| 設立 | 1928年 |
| 業種 | その他製品 |
| 法人番号 | 9010001014221 |
| 事業内容 | 鉄道模型の製造および販売 |
| 決算期 | 12月 |
