「ガンヘッド」を編集中
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制作当時は特撮作品に[[Computer Generated Imagery|CGI]]が導入される前だったこともあり、特撮はスタッフの手作業によるアナログ特撮が大半を占めている。ロボットアニメの実写版を期待したサンライズ、SF映画を意図した原田、特撮ものならではのロボットものにしたかった川北とそれぞれの狙いが異なったが、結局は東宝のプロデューサーもサンライズのプロデューサーも川北の方向性で撮影中にシナリオを直していった<ref>冠木新市『君もゴジラを創ってみないか 川北紘一特撮ワールド』徳間オリオン、1994年、pp.186-187。</ref>。川北は、当初はタイトルも脚本も決まっていない状態で企画だけ持ち込まれたといい、自ら脚本や絵コンテなどを書いて現実的に実現可能なものを提案したと述懐している{{R|大百科SG58}}。 |
制作当時は特撮作品に[[Computer Generated Imagery|CGI]]が導入される前だったこともあり、特撮はスタッフの手作業によるアナログ特撮が大半を占めている。ロボットアニメの実写版を期待したサンライズ、SF映画を意図した原田、特撮ものならではのロボットものにしたかった川北とそれぞれの狙いが異なったが、結局は東宝のプロデューサーもサンライズのプロデューサーも川北の方向性で撮影中にシナリオを直していった<ref>冠木新市『君もゴジラを創ってみないか 川北紘一特撮ワールド』徳間オリオン、1994年、pp.186-187。</ref>。川北は、当初はタイトルも脚本も決まっていない状態で企画だけ持ち込まれたといい、自ら脚本や絵コンテなどを書いて現実的に実現可能なものを提案したと述懐している{{R|大百科SG58}}。 |
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ミニチュアセットは、従来の怪獣映画のような基準の寸法ではなく、ガンヘッドのミニチュアスケールに合わせて1メートル四方で制作された{{R|平成C242}}。ガンヘッドが壁︵坑道︶を登るシーンがあることから、壁面は鉄骨で造られ、撮影もセットを横にして行われた{{R|平成C242}}。[[大澤哲三]]によるアイデアのもと、壁は分割できて別のセットに組み替えて使い回せるように制作されたため、カメラがセット内に入る自由度も大きかった{{R|mynavi_2412386}}。また、カイロンドームが主な舞台となっている |
ミニチュアセットは、従来の怪獣映画のような基準の寸法ではなく、ガンヘッドのミニチュアスケールに合わせて1メートル四方で制作された{{R|平成C242}}。ガンヘッドが壁(坑道)を登るシーンがあることから、壁面は鉄骨で造られ、撮影もセットを横にして行われた{{R|平成C242}}。[[大澤哲三]]によるアイデアのもと、壁は分割できて別のセットに組み替えて使い回せるように制作されたため、カメラがセット内に入る自由度も大きかった{{R|mynavi_2412386}}。また、カイロンドームが主な舞台となっているため、画面が似たようなイメージにならないよう、ライティングなどを工夫してなるべく各所を移動している風に見せようと、手を尽くしていたという{{R|mynavi_2412386}}。 |
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撮影用レールは特注品であり、後に『ゴジラvsビオランテ』でも用いられた(詳細は[[ビオランテ#植獣形態の移動]]を参照)。 |
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エフェクトアニメーションを担当した[[雨宮慶太]]は、[[ガスの科学館]]や[[国際花と緑の博覧会|花博]]などの展示映像を制作していたことからIMAGICAと繋がりがあり、同社が本作品に携わることになった際に参加を持ちかけられたという{{R|20th91}}。 |
エフェクトアニメーションを担当した[[雨宮慶太]]は、[[ガスの科学館]]や[[国際花と緑の博覧会|花博]]などの展示映像を制作していたことからIMAGICAと繋がりがあり、同社が本作品に携わることになった際に参加を持ちかけられたという{{R|20th91}}。 |