「サウスダコタ州」を編集中
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1968年に[[ミネソタ州]]の[[オジブワ族]]が組織した、スラム育ちの若者たちによる「[[アメリカインディアン運動]](AIM)」は、1970年代にアメリカ合衆国のインディアンに対する[[民族浄化]]政策に全米規模で反旗を翻した最大級の組織である。スー族は、このAIMに結成直後から参加共闘することとなった。AIM運動家でスポークスマンの[[ラッセル・ミーンズ]]は、AIM以前からのスー族権利回復運動の代表的なラコタ族インディアンとして知られる。また、合衆国によるキリスト教化に抗った伝統派の宗教者が多く、[[レイムディアー|ジョン・ファイア・レイム・ディアー]]や[[マシュー・キング]]、[[レオナルド・クロウドッグ|レナード・クロウドッグ]]といったスー族の長老宗教者たちは「[[インディアン寄宿学校]]」で伝統文化を奪われたAIMの若者たちに請われてインディアンの伝統儀式の指導を行い、1970年代の権利回復運動のなかの精神的支柱となると同時に、全米のインディアン部族の伝統宗教復活に尽力した。 |
1968年に[[ミネソタ州]]の[[オジブワ族]]が組織した、スラム育ちの若者たちによる「[[アメリカインディアン運動]](AIM)」は、1970年代にアメリカ合衆国のインディアンに対する[[民族浄化]]政策に全米規模で反旗を翻した最大級の組織である。スー族は、このAIMに結成直後から参加共闘することとなった。AIM運動家でスポークスマンの[[ラッセル・ミーンズ]]は、AIM以前からのスー族権利回復運動の代表的なラコタ族インディアンとして知られる。また、合衆国によるキリスト教化に抗った伝統派の宗教者が多く、[[レイムディアー|ジョン・ファイア・レイム・ディアー]]や[[マシュー・キング]]、[[レオナルド・クロウドッグ|レナード・クロウドッグ]]といったスー族の長老宗教者たちは「[[インディアン寄宿学校]]」で伝統文化を奪われたAIMの若者たちに請われてインディアンの伝統儀式の指導を行い、1970年代の権利回復運動のなかの精神的支柱となると同時に、全米のインディアン部族の伝統宗教復活に尽力した。 |
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オグララ・スー族は1973年の「[[ウンデット・ニー#ウンデッド・ニー占拠事件|ウンデッド・ニー占拠]]」の際に、また2007年には[[ラコタ]]・スー族が「[[ラコタ共和国]]」の独立国家宣言を行っている。 |
オグララ・スー族は1973年の「[[ウンデット・ニー#ウンデッド・ニー占拠事件 1973年|ウンデッド・ニー占拠]]」の際に、また2007年には[[ラコタ]]・スー族が「[[ラコタ共和国]]」の独立国家宣言を行っている。 |
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ヤンクトン・スー族は、[[アメリカ陸軍工兵司令部]]が保養地域として占領している二つの土地の、部族への返還を求めている。工兵司令部は2005年、この土地の所有権をサウスダコタ州に譲渡した。これに反対するヤンクトン・スー族は「[[アメリカインディアンの墓地の保護と遺物の返還法]](NAGPRA)」に基づき、所有権譲渡無効を訴え、異議申し立てを行っている。[[2005年]]9月30日、連邦地方裁判所は、「この土地に関してスー族に実害は無く、連邦政府にはNAGPRAに基づく義務は生じない」と判定、スー族の訴えを却下した。ヤンクトン族は即時抗告している。 |
ヤンクトン・スー族は、[[アメリカ陸軍工兵司令部]]が保養地域として占領している二つの土地の、部族への返還を求めている。工兵司令部は2005年、この土地の所有権をサウスダコタ州に譲渡した。これに反対するヤンクトン・スー族は「[[アメリカインディアンの墓地の保護と遺物の返還法]](NAGPRA)」に基づき、所有権譲渡無効を訴え、異議申し立てを行っている。[[2005年]]9月30日、連邦地方裁判所は、「この土地に関してスー族に実害は無く、連邦政府にはNAGPRAに基づく義務は生じない」と判定、スー族の訴えを却下した。ヤンクトン族は即時抗告している。 |