「ジェームズ・T・カーク」の版間の差分
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[[ファイル:Star Trek William Shatner.JPG|thumb|200px|宇宙大作戦のジェームズ・T・カーク |
[[ファイル:Star Trek William Shatner.JPG|thumb|200px|宇宙大作戦のジェームズ・T・カーク(演:ウィリアム・シャトナー)]] |
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'''ジェームズ・タイベリアス・カーク'''('''James Tiberius Kirk''')は[[サイエンス・フィクション|SF]]ドラマ『[[スタートレック]]』シリーズに登場する人物である。『[[宇宙大作戦]]』(TOS)及び映画シリーズの主人公であり、小説やコミック、ゲームにも多数登場している。 |
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== 概要 == |
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キャラクター名 |
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長い歴史を持つスタートレックシリーズの最初の主人公。惑星連邦宇宙艦隊に所属するコンスティテューション級宇宙艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701の3代目の船長である。『スタートレック(邦題:[[宇宙大作戦]])』における彼の数々の冒険は、後のシリーズにおいても知らぬ者はいない伝説となっている。 |
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'''ジェームズ・タイベリアス・カーク'''('''James Tiberius Kirk''')キャラクター上の空想年度([[2233年]][[3月22日]] - [[2293年]]/2371年)は[[サイエンス・フィクション|SF]]ドラマ[[スタートレック]]シリーズに登場する架空の人物で、『[[宇宙大作戦]]』(TOS)及びTOSキャストによる映画での主人公。『[[新スタートレック]]』以降の時代では「伝説の男」として語り継がれている。 |
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兄のジョージ・サミュエル・カークも宇宙艦隊に所属し、『宇宙大作戦』シーズン1の「デネバ星の怪奇生物」にてデネバ星で妻子と暮らす科学者として登場、その死が描かれる。これ以前の時代を描く『''[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド]]』''ではU.S.S.エンタープライズに科学士官として勤務している。 |
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== 性格 == |
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明るく楽天的で、行動力があり、直感的に物事を判断するリーダー。基本的には落ち着きがあり倫理的な行動規範を持つものの、しばしば激昂したりルールを無視する場面が見られる。
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兄ジョージ・サミュエル・カークによれば、少年時代は常に成績トップでなければ気が済まない負けず嫌いなところがあり、また運任せにしたりルールを破る場面も散見される性格であった。しかし船長としての彼には一抹の不安もないという。(SNW10話) |
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常に氷のように冷静なスポック副長、皮肉屋の旧友レナード・マッコイ船医との掛け合いはドラマの見どころのひとつとなっている。後のシリーズと異なり、率先して危険な惑星上陸任務に赴き、これを指揮する船長︵宇宙艦隊の規約などの設定が固まっていなかったという点もある︶。
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「女性関係が多い」というイメージもあるが、これはシーズン3におけるプロデューサーからの「ロマンスシーンを多く入れろ」という要請からそうなってしまった経緯がある。そのためシーズン2までは別人のようにロマンスシーンがない。 |
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== 経歴 == |
== 経歴 == |
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2233年地球の[[アイオワ州]]リバーサイド出身。アイオワ州以外は正史では言及されていないが、公式ウェブサイトではそのように紹介されている。シリーズの生みの親[[ジーン・ロッデンベリー]]も「リバーサイドで生まれた」とする説をモチーフにしたとされる<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.afpbb.com/articles/-/2599549 |title=スター・トレック、カーク船長の「未来の生まれ故郷」で町おこし、米アイオワ州 |accessdate=2021-02-22 |date=2009-05-04 |publisher=[https://www.afpbb.com/ AFPBB News] |language=ja}}</ref>。先祖はアメリカ西部開拓者である(宇宙大作戦「危機一髪!OK牧場の決闘」)。 |
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少年時代は本の虫でおとなしい性格であったが、なんらかのきっかけで向こう見ずで奔放な青年へ成長する。この「きっかけ」のくだりは『[[スター・トレック (2009年の映画)]]』のDVD特典のカットされたシーンで描かれている。ジェイムズは気弱な少年で、家出する兄ジョージ・サミュエル・カークを止められなかった上に、それを気にも留めない叔父からクラシックカーの洗車を命じられる。ふとふっきれたジェイムズは車に乗り込み暴走させ、歩く兄を通り越していき、冒頭のシーンへとつながる。 |
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=== プライム・タイムライン=== |
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テレビドラマ・テレビアニメとその劇場版が舞台としている宇宙での時間軸。 |
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奔放な発想によって2254年には宇宙艦隊アカデミーに在籍中、決してクリアすることができない"[[コバヤシマル]]"テストをクリアした唯一の候補生となる。 |
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* [[2233年]]3月22日 |
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: 地球の[[アイオワ州]]リバーサイドで生まれる。アイオワ州以外は正史では言及されていないが、公式ウェブサイトではそのように紹介されている。シリーズの生みの親[[ジーン・ロッデンベリー]]も「リバーサイドで生まれた」とする説をモチーフにしたとされる<ref>[http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2599549/4106051 スター・トレック、カーク船長の「未来の生まれ故郷」で町おこし、米アイオワ州] - AFP BB News 2009年5月4日</ref>。先祖はアメリカ西部開拓者である(宇宙大作戦 第56話「危機一髪!OK牧場の決闘」)。 |
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* [[2243年]]ごろ - タルサスIV番星の大虐殺で生き残る。 |
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* [[2250年]] - 宇宙艦隊入隊、アカデミーで学ぶ。 |
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* [[2251年]] - 学生ながら少尉として実地訓練を許され、U.S.Sリパブリックに配属。士官候補生の上級訓練を受ける。 |
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* [[2253年]] - 中尉、学生教官として宇宙艦隊アカデミーに戻る。﹁歩く書架﹂"stack of books with legs"と呼ばれ、その授業は﹁考えるか、沈むか、どちらかだ﹂"you either think... or sink."と言われた。
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* [[2254年]] - "[[コバヤシマル]]"テストをクリアした唯一の候補生となる。宇宙艦隊アカデミーを卒業、大尉としてU.S.Sファラガットに配属。ガロヴィック船長他大部分の乗員が犠牲になる中で惑星調査を初めて指揮、ガス雲エイリアンの破壊的攻撃から生き残る。 |
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* [[2255年]]ごろ - 少佐に昇進。<ref name=canon/> |
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* [[2260年]]ごろ - 中佐に昇進、[[クリストファー・パイク]]船長の[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]に担当士官として配属。<ref name=canon/> |
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* [[2263年]] |
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: 大佐に昇進、オーバーホールを終えた[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の船長として、5年間の深宇宙探査に出発。初登場は2番目のパイロットエピソード「[[宇宙大作戦#各話タイトル|光るめだま]](''[[:en:Where No Man Has Gone Before|Where No Man Has Gone Before]]'')」、以降『[[宇宙大作戦]]』《Star Trek:The Original Series 通称TOS》の主役として活躍。 |
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* [[2268年]] - 深宇宙探査を終え帰還、エンタープライズ船長の任を終え少将に昇進し宇宙艦隊司令部に所属。 |
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* [[2272年]] - ヴィジャーが襲来。それに対し新造艦に近い大改装を終えた[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]を自らが後任の艦長に就任させた[[ウィラード・デッカー]]大佐を副長にしりぞけ自身が艦長(船長)として指揮、同事件を解決(映画1作目『[[スタートレック (映画)]]』《Star Trek: The Motion Picture 通称TMP》)。 |
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* [[2277年]]ごろ - 艦隊司令部に所属。[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の艦長(船長)職は大佐に昇進した[[スポック]]に任せ、自身は艦隊アカデミー訓練部の指揮を執る。<ref name=canon/> |
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* [[2285年]] |
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: 老朽化にともない練習艦となった[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]でスポック艦長指揮下の訓練生を乗せての練習航海に同乗するが、カークと[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]に恨みを抱きジェネシス計画を妨害した優生人類カーン・ヌエニン・シンによって奪われたU.S.S.リライアントと戦闘に。これを撃破し計画を阻止するが艦を救うためスポック大佐が死亡(映画2作目『[[スタートレックII カーンの逆襲]])。 |
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2263年に30歳の若さで大佐に昇進、オーバーホールを終えた[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の船長として、5年間の深宇宙探査に赴く。(『スタートレック(邦題:[[宇宙大作戦]])』) |
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: 事件終了後、一旦は艦を母港に帰還させるが死亡したスポックのカトラが生きている事を知り彼を救うために、廃艦が決定していた[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]を少数の古参クルーと共謀して無断で出航させ強奪、カーンと戦闘した宙域に再び艦を向けるがクリンゴンと遭遇。先のカーン(U.S.S.リライアント)との戦闘でのダメージで状態が万全でなかったことなどもあり交戦途中で艦が戦闘不能に陥る。万策尽き最後の手段で艦に乗り込んできたクリンゴン兵を道連れに[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]を自爆消失させる。その後スポックを救いクリンゴンから接収した船でヴァルカンへ降りる(映画3作目『[[スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!]]』)。 |
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2270年には提督(少将)に昇進し、宇宙艦隊司令部に所属。 |
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: [[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の強奪・爆破などの重大な軍規違反を問われ、軍法会議にかけられるため接収したクリンゴン船を用いてのヴァルカンから地球への帰還の途上、外宇宙からの探査プローブによる地球の危機を知り20世紀へタイムスリップを敢行。協力者を得てプローブと意思疎通の出来るクジラを23世紀に連れ帰り探査プローブから地球を救う。 |
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2272年に地球に襲来した謎の物体「ヴィジャー」を迎え撃つため、新人のデッカー艦長に代わりU.S.S.エンタープライズの指揮を執る。(劇場版1作) |
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: 事件終息後、予定通り軍法会議にかけられるがプローブ事件から地球を救った功績を認められ処罰による降格と称した温情処分で大佐に戻り消失した[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]と同型艦の新たな[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]、NCC-1701-A(通称エンタープライズA)を与えられ艦長(船長)に就任(映画4作目『[[スタートレックIV 故郷への長い道]]』)。 |
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* 2285~2286年前後ごろ |
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: バルカン人サイボックによりエンタープライズAを乗っ取られ「神のいる惑星」シャカリーに向かい「神」を名乗る存在と対決の末、事件を解決する(映画5作目『[[スタートレックV 新たなる未知へ]]』)。 |
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* [[2293年]] - キトマー和平会議において反対勢力の妨害を防ぎ会議を無事終了させる(映画6作目『[[スタートレックVI 未知の世界]]』)。 |
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2285年にテラフォーミングプロジェクト「ジェネシス」の一件にて宇宙基地からU.S.S.エンタープライズを奪取し、自爆消失させる(劇場版2~3作)。同年、クジラ探査船の地球襲来事件により地球を滅亡から救うも、エンタープライズ奪取等の責任を問われ大佐に降格、U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Aの艦長に就任。(劇場版4作) |
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: キトマー会議の一件を最後に、老朽化し艦隊の現用艦登録をはずれるエンタープライズAの退役を期に自身も航宙艦の艦長(船長)職をしりぞく。 |
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: 退役したエンタープライズAから、その艦名と船籍番号を引き継いだ最新鋭の新型エンタープライズ、NCC-1701-B(通称エンタープライズB)の就航式・処女航海に招待され同乗するが間もなく艦がネクサスに遭遇。ネクサスによる危機から同艦を救った際に爆発に巻き込まれて行方不明に。 |
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: その時点で死亡したものと判断され公式に記録された。しかし実は死亡しておらず、生存したままネクサスの世界に取り込まれてしまう。 |
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* 2371年 |
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: 同様にネクサスに取り込まれてしまった24世紀のエンタープライズD艦長、[[ジャン=リュック・ピカード]]と遭遇、ピカードの説得によりネクサスを離脱。トリアン・ソランのネクサス再入計画から惑星ヴェリディアンIVの2億3000万の住民と不時着したエンタープライズDの乗員を救うも、その際の機材崩落に巻き込まれ致命傷を負い絶命、その生涯を終える。 |
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2293年、衛星プラクシスの喪失によって破滅の危機に瀕したクリンゴン帝国と和平を結び、惑星連邦とクリンゴン帝国との同盟の礎を築く。(劇場版6作) |
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: その遺体はピカードによりヴェリディアンIIIにて埋葬される(映画7作目『[[スタートレック ジェネレーションズ]]』)。 |
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同年、招待されたU.S.S.エンタープライズNCC-1701-Bの処女遊覧航行中、難民輸送船を飲み込み破壊しようとする謎のエネルギーリボンに遭遇、難民船を救助し殉職する。78年後、エネルギーリボンからネクサスという異世界に囚われていたところをジャン=リュック・ピカード艦長に発見されるが、ヴェリディアン星系の危機を救い再度殉職する。(劇場版7作‥[[スタートレック ジェネレーションズ]])
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===ケルヴィン・タイムライン=== |
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劇場版第11作からの舞台となる平行宇宙での時間軸。 |
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遺体は回収されており、2401年時点でデイストローム研究所にて保管されてプロジェクト・フェニックスによって再生が試みられている。 |
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: 映画11作目『[[スター・トレック (2009年の映画)]]』では「[[2233年]]4月 ロミュラン艦と交戦中の[[スター・トレック (2009年の映画)|U.S.Sケルヴィン]]から脱出中の宇宙空間上のシャトル内で生まれる」に変わっており上記の正史上の「3月22日 アイオワ州生まれ」とは異なる。この誕生に関する正史との相違発生の経緯は同作冒頭で描かれている。そのため同作のカークは育ちから入隊~[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の船長に就任までの間の経歴や経緯も正史とは大きく異なり、その世界の歴史自体も正史とは大きく変化している。ただしこの映画の舞台は単に「不測のアクシデントにより歴史変化が生じた世界」というだけでなく厳密には「パラレルワールド」でもあると監督の[[J・J・エイブラムス]]やスタッフも語っており[[Star Trek Online]]の公式サイトのコラム「STO and Abrams(Star Trek XI)」でもこの件が詳しく解説されているので本作での若き日のジェイムズ・タイベリウス・カークは正史のカークとは、ある意味別人とも言える。 |
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=== ケルヴィン・タイムライン === |
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== その他の登場作品 == |
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劇場版第11作『[[スター・トレック (2009年の映画)]]』の舞台となる平行宇宙での時間軸。2233年4月に父であるジョージ・カーク大尉が勤務するU.S.S.ケルヴィンの脱出ポッドの中で生まれる。その後アイオワにある叔父の農場で幼年期を過ごす。「天才的頭脳を持つ問題児」な青年に成長した彼は、宇宙艦隊のクリストファー・パイク船長にスカウトされ、宇宙艦隊アカデミーに進学する。その後パイク船長の後任としてU.S.S.エンタープライズの船長となる。艦隊に入った頃に時折見せていた反抗的な態度も時が経つにつれ減っていき、数年後には船長として申し分のない落ち着いた性格となっていた。 |
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=== シャトナーバース === |
=== シャトナーバース === |
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: ウィリアム・シャトナー自身による続編小説シリーズにおいて『ジェネレーションズ』での死亡後、ロミュランとボーグによって復活、TNG、DS9、VOYのキャラを巻き込みながら活躍する事になる。このシリーズは通称シャトナーバースと呼ばれている。 |
: ウィリアム・シャトナー自身による続編小説シリーズにおいて『ジェネレーションズ』での死亡後、ロミュランとボーグによって復活、TNG、DS9、VOYのキャラを巻き込みながら活躍する事になる。このシリーズは通称シャトナーバースと呼ばれている。 |
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:; オデッセイ |
:; オデッセイ |
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:* Captain's Glory |
:* Captain's Glory |
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=== スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド === |
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== ネーミング == |
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2022''年から配信されたドラマシリーズ『[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド]]』''では、カーク船長の前任[[クリストファー・パイク]]がエンタープライズ船長を勤める時期に、U.S.S.ファラガットに勤務する大尉であった。また、ロミュラン人が過去に飛んで歴史を改変した別時間軸では、惑星連邦は存在せずに地球連合の戦艦の艦長である。 |
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シーズン1-10話、パイク船長が『宇宙大作戦』シーズン1-9話「宇宙基地SOS」時点でエンタープライズ船長を続けていた世界線にて、U.S.S.ファラガット船長としてカーク船長が登場。この時のカーク船長の手腕を見たパイク船長は、元の時間に戻った際に自身の後継として彼を気にかけるようになる。 |
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本来の世界線上でのカークはシーズン2-6話に登場し、U.S.S.ファラガットの副長への昇進が内定している(宇宙艦隊史上最年少(2233年生まれの為、23~24歳)での副長への昇進と言及されている)。 |
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== ネーミング == |
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ジェイムズ''James''の愛称がジム''Jim''であることから、[[スポック]]、[[レナード・マッコイ|マッコイ]]ら親友からはジムと呼ばれる。このため、キャラクター紹介でも'''ジム・カーク'''とされることがある。
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ジェイムズ''James''の愛称がジム''Jim''であることから、[[スポック]]、[[レナード・マッコイ|マッコイ]]ら親友からはジムと呼ばれる。このため、キャラクター紹介でも'''ジム・カーク'''とされることがある。
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初登場となるパイロットフィルム"Where No Man Has Gone Before"(「光るめだま」)では、ミドルネームのイニシャルは「R」とされていた。 |
初登場となるパイロットフィルム"Where No Man Has Gone Before"(「光るめだま」)では、ミドルネームのイニシャルは「R」とされていた。 |
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本放送では﹁ジェームズ・T・カーク﹂とされ、ミドルネームについては言及はされていなかったが、[[1974年]]の[[まんが宇宙大作戦|アニメシリーズ]]第16話"Bem"︵﹁分解宇宙人ベム﹂︶で初めて﹁T﹂が﹁タイベリアス﹂の略とされた。これが[[スタートレック (映画)|映画第1作]]の小説版でも踏襲された |
本放送では﹁ジェームズ・T・カーク﹂とされ、ミドルネームについては言及はされていなかったが、[[1974年]]の[[まんが宇宙大作戦|アニメシリーズ]]第16話"Bem"︵﹁分解宇宙人ベム﹂︶で初めて﹁T﹂が﹁タイベリアス﹂の略とされた。これが[[スタートレック (映画)|映画第1作]]の小説版でも踏襲されたため{{Efn|作品中では﹁カークの祖父サミュエルがローマ皇帝[[ティベリウス]]にちなんで名づけたが、カーク本人はこれを良しとせず、自ら略すことが多い﹂としている。}}、事実上の標準的設定とされ{{Efn|映画作品の小説版や[[マイケル・オクダ]]による設定資料などでは公式設定に準ずる扱いを受けることがあるが、あくまでも正統な設定の扱いはされない。}}、追随する多くの小説や[[ファン・フィクション]]などでもそのように扱われていった︵小説版での表記は﹁ティベリウス﹂︶。しかし、﹁正史﹂とされる実写作品{{Efn|name=canon|スタッフの間では、スタートレックの﹁正史﹂とされるのは実写映像化された作品のみであり、アニメシリーズや小説版は正統な設定とはされない。}}での﹁タイベリアス﹂の登場は意外にも遅く、[[1991年]]の﹃[[スタートレックVI未知の世界|未知の世界]]﹄が初めてである。﹁タイベリアス﹂が正統な設定となったのは、﹁ジェームズ・T・カーク﹂の初登場から25年も経ってからのことであった。
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映画11作目では出産直後、母により祖父の名を受け継ぎ「Tiberius/タベリアス」と命名されるシーンがあるが、この作品内では度々自ら「Tiberius」を名乗っている。 |
映画11作目では出産直後、母により祖父の名を受け継ぎ「Tiberius/タベリアス」と命名されるシーンがあるが、この作品内では度々自ら「Tiberius」を名乗っている。 |
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小説や以降のテレビシリーズではCaptainを「艦長」と訳しているが、日本でテレビ放送した[[宇宙大作戦]]ではCaptainを「船長」と訳したため、日本ではカークの |
小説や以降のテレビシリーズではCaptainを﹁艦長﹂と訳しているが、日本でテレビ放送した[[宇宙大作戦]]ではCaptainを﹁船長﹂と訳したため、日本ではアーチャー船長、バーナム船長、パイク船長などカーク以前の艦長を﹁船長﹂と呼び区別するのが慣例となっている。﹃スタートレック‥ディスカバリー﹄のバーナム船長に関しては、シリーズ途中で舞台が32世紀へと移行したものの﹁船長﹂のままとなっている。
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== 演じた俳優と声優 == |
== 演じた俳優と声優 == |
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=== 俳優 === |
=== 俳優 === |
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* [[ウィリアム・シャトナー]] |
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** 『宇宙大作戦』~映画第7作 |
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[[ウィリアム・シャトナー]]が演じた。[[宇宙大作戦|TOS]]#79"Turnabout Intruder"(「変身! カーク船長の危機」)では、女性に変身してしまったカークを[[サンドラ・スミス]]が演じている。2009年に公開された『[[スター・トレック (2009年の映画)|映画11作目]]』では[[クリス・パイン]]が青年時代、[[ジミー・ベネット]]が少年時代を演じている。 |
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* [[サンドラ・スミス]] |
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** 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク) |
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* [[クリス・パイン]] |
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** 映画第11作~第13作 |
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* [[ジミー・ベネット]] |
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** 映画第11作(少年時代) |
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* [[ポール・ウェズレイ]] |
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** 『[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド]]』 |
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=== 日本語版吹き替え === |
=== 日本語版吹き替え === |
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{{See also|スタートレック#日本語版の吹き替え}} |
{{See also|スタートレック#日本語版の吹き替え}} |
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* [[矢島正明]] |
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** 『宇宙大作戦』、映画第1作(テレビ朝日版)、映画第2作~第3作(日本テレビ版)、映画第7作(VHS版)、『ディープ・スペース・ナイン』、映画第1作~第7作(新録版) |
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TOSとDS9、ENTでは[[矢島正明]]、TOS第79話﹁変身!カーク船長の危機﹂の女性に変身してしまったカークは[[野沢雅子]]。劇場版では矢島正明 (TMP-ST3テレビ版、TMP-ST6再録版、GEN)、[[大塚明夫]] (ST4テレビ版、ST6ビデオ版)、[[筈見純]] (ST5機内上映版)、[[阪口周平]] (STXI-STID)。﹃[[まんが宇宙大作戦]]﹄では[[ささきいさお|佐々木功]]。なお大塚はTNGで[[ウィリアム・T・ライカー]]役、阪口はST3再録版で青年期のスポックも演じている。
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* [[野沢雅子]] |
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** 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク) |
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『[[スタートレック:ディープ・スペース・ナイン|ディープ・スペース・ナイン(DS9)]]』第104話「伝説の時空へ」にも再登場するが、これは[[ベンジャミン・シスコ|シスコ]]らが『宇宙大作戦』43話「新種クアドロトリティケール」の過去に行ったという設定で、当時の映像の編集・合成。声は原語版では俳優本人が声を演て、吹き替えではカーク役の矢島とウフーラ役の[[松島みのり]]はオリジナルと同じで、スコット役はシーズン1で同役を演じた[[小林修 (声優)|小林修]]が起用されている。 |
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* [[ささきいさお|佐々木功]] |
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** 『まんが宇宙大作戦』 |
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* [[大塚明夫]] |
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** 映画第4作(フジテレビ版)、映画第6作(VHS版) |
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** 大塚は『新スタートレック』で[[ウィリアム・T・ライカー]]役を演じている。 |
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* [[筈見純]] |
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** 映画第5作(機内上映版) |
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* [[阪口周平]] |
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** 映画第11作~第13作 |
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** 阪口は映画第3作(新録版)で青年期のスポックを演じている。 |
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* [[浪川大輔]] |
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** 『[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド|スタートレック:ストレンジ・ニューワールド]]』 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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{{スタートレック}} |
{{スタートレック}} |
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{{ささきいさお}} |
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{{DEFAULTSORT:かく しえむす}} |
{{Normdaten}} |
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{{DEFAULTSORT:かあく しええむす}} |
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[[Category:スタートレック:オリジナルシリーズの登場人物]] |
[[Category:スタートレック:オリジナルシリーズの登場人物]] |
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[[Category:新スタートレックの登場人物]] |
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[[Category:スタートレック:ディープ・スペース・ナインの登場人物]] |
[[Category:スタートレック:ディープ・スペース・ナインの登場人物]] |
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[[Category:スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールドの登場人物]] |
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[[Category:架空の宇宙船の船長・艦長]] |
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[[de:Figuren im Star-Trek-Universum#Captain James Tiberius Kirk]] |
[[de:Figuren im Star-Trek-Universum#Captain James Tiberius Kirk]] |
2024年3月21日 (木) 15:28時点における最新版
概要[編集]
長い歴史を持つスタートレックシリーズの最初の主人公。惑星連邦宇宙艦隊に所属するコンスティテューション級宇宙艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701の3代目の船長である。﹃スタートレック︵邦題‥宇宙大作戦︶﹄における彼の数々の冒険は、後のシリーズにおいても知らぬ者はいない伝説となっている。 兄のジョージ・サミュエル・カークも宇宙艦隊に所属し、﹃宇宙大作戦﹄シーズン1の﹁デネバ星の怪奇生物﹂にてデネバ星で妻子と暮らす科学者として登場、その死が描かれる。これ以前の時代を描く﹃スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド﹄ではU.S.S.エンタープライズに科学士官として勤務している。性格[編集]
明るく楽天的で、行動力があり、直感的に物事を判断するリーダー。基本的には落ち着きがあり倫理的な行動規範を持つものの、しばしば激昂したりルールを無視する場面が見られる。 兄ジョージ・サミュエル・カークによれば、少年時代は常に成績トップでなければ気が済まない負けず嫌いなところがあり、また運任せにしたりルールを破る場面も散見される性格であった。しかし船長としての彼には一抹の不安もないという。(SNW10話) 常に氷のように冷静なスポック副長、皮肉屋の旧友レナード・マッコイ船医との掛け合いはドラマの見どころのひとつとなっている。後のシリーズと異なり、率先して危険な惑星上陸任務に赴き、これを指揮する船長︵宇宙艦隊の規約などの設定が固まっていなかったという点もある︶。 ﹁女性関係が多い﹂というイメージもあるが、これはシーズン3におけるプロデューサーからの﹁ロマンスシーンを多く入れろ﹂という要請からそうなってしまった経緯がある。そのためシーズン2までは別人のようにロマンスシーンがない。経歴[編集]
2233年地球のアイオワ州リバーサイド出身。アイオワ州以外は正史では言及されていないが、公式ウェブサイトではそのように紹介されている。シリーズの生みの親ジーン・ロッデンベリーも﹁リバーサイドで生まれた﹂とする説をモチーフにしたとされる[1]。先祖はアメリカ西部開拓者である︵宇宙大作戦﹁危機一髪!OK牧場の決闘﹂︶。 少年時代は本の虫でおとなしい性格であったが、なんらかのきっかけで向こう見ずで奔放な青年へ成長する。この﹁きっかけ﹂のくだりは﹃スター・トレック (2009年の映画)﹄のDVD特典のカットされたシーンで描かれている。ジェイムズは気弱な少年で、家出する兄ジョージ・サミュエル・カークを止められなかった上に、それを気にも留めない叔父からクラシックカーの洗車を命じられる。ふとふっきれたジェイムズは車に乗り込み暴走させ、歩く兄を通り越していき、冒頭のシーンへとつながる。 奔放な発想によって2254年には宇宙艦隊アカデミーに在籍中、決してクリアすることができない"コバヤシマル"テストをクリアした唯一の候補生となる。 2263年に30歳の若さで大佐に昇進、オーバーホールを終えたU.S.S.エンタープライズの船長として、5年間の深宇宙探査に赴く。︵﹃スタートレック︵邦題‥宇宙大作戦︶﹄︶ 2270年には提督︵少将︶に昇進し、宇宙艦隊司令部に所属。 2272年に地球に襲来した謎の物体﹁ヴィジャー﹂を迎え撃つため、新人のデッカー艦長に代わりU.S.S.エンタープライズの指揮を執る。︵劇場版1作︶ 2285年にテラフォーミングプロジェクト﹁ジェネシス﹂の一件にて宇宙基地からU.S.S.エンタープライズを奪取し、自爆消失させる︵劇場版2~3作︶。同年、クジラ探査船の地球襲来事件により地球を滅亡から救うも、エンタープライズ奪取等の責任を問われ大佐に降格、U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Aの艦長に就任。︵劇場版4作︶ 2293年、衛星プラクシスの喪失によって破滅の危機に瀕したクリンゴン帝国と和平を結び、惑星連邦とクリンゴン帝国との同盟の礎を築く。︵劇場版6作︶ 同年、招待されたU.S.S.エンタープライズNCC-1701-Bの処女遊覧航行中、難民輸送船を飲み込み破壊しようとする謎のエネルギーリボンに遭遇、難民船を救助し殉職する。78年後、エネルギーリボンからネクサスという異世界に囚われていたところをジャン=リュック・ピカード艦長に発見されるが、ヴェリディアン星系の危機を救い再度殉職する。(劇場版7作‥スタートレック ジェネレーションズ) 遺体は回収されており、2401年時点でデイストローム研究所にて保管されてプロジェクト・フェニックスによって再生が試みられている。ケルヴィン・タイムライン[編集]
劇場版第11作﹃スター・トレック (2009年の映画)﹄の舞台となる平行宇宙での時間軸。2233年4月に父であるジョージ・カーク大尉が勤務するU.S.S.ケルヴィンの脱出ポッドの中で生まれる。その後アイオワにある叔父の農場で幼年期を過ごす。﹁天才的頭脳を持つ問題児﹂な青年に成長した彼は、宇宙艦隊のクリストファー・パイク船長にスカウトされ、宇宙艦隊アカデミーに進学する。その後パイク船長の後任としてU.S.S.エンタープライズの船長となる。艦隊に入った頃に時折見せていた反抗的な態度も時が経つにつれ減っていき、数年後には船長として申し分のない落ち着いた性格となっていた。シャトナーバース[編集]
ウィリアム・シャトナー自身による続編小説シリーズにおいて﹃ジェネレーションズ﹄での死亡後、ロミュランとボーグによって復活、TNG、DS9、VOYのキャラを巻き込みながら活躍する事になる。このシリーズは通称シャトナーバースと呼ばれている。 オデッセイ ●STAR TREK: The Ashes of Eden︵未訳︶ ●新宇宙大作戦 カーク艦長の帰還 (The Return) ●新宇宙大作戦 サレックへの挽歌 (Avenger) ミラー・ユニバース・トリロジー ●新宇宙大作戦 鏡像世界からの侵略 (Spectre) ●新宇宙大作戦 暗黒皇帝カーク (Dark Victory) ●新宇宙大作戦 栄光のカーク艦長 (Preserver) トータリティ ●Captain's Peril ●Captain's Blood ●Captain's Gloryスタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド[編集]
2022年から配信されたドラマシリーズ﹃スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド﹄では、カーク船長の前任クリストファー・パイクがエンタープライズ船長を勤める時期に、U.S.S.ファラガットに勤務する大尉であった。また、ロミュラン人が過去に飛んで歴史を改変した別時間軸では、惑星連邦は存在せずに地球連合の戦艦の艦長である。 シーズン1-10話、パイク船長が﹃宇宙大作戦﹄シーズン1-9話﹁宇宙基地SOS﹂時点でエンタープライズ船長を続けていた世界線にて、U.S.S.ファラガット船長としてカーク船長が登場。この時のカーク船長の手腕を見たパイク船長は、元の時間に戻った際に自身の後継として彼を気にかけるようになる。 本来の世界線上でのカークはシーズン2-6話に登場し、U.S.S.ファラガットの副長への昇進が内定している(宇宙艦隊史上最年少(2233年生まれの為、23~24歳)での副長への昇進と言及されている)。ネーミング[編集]
ジェイムズJamesの愛称がジムJimであることから、スポック、マッコイら親友からはジムと呼ばれる。このため、キャラクター紹介でもジム・カークとされることがある。 初登場となるパイロットフィルム"Where No Man Has Gone Before"︵﹁光るめだま﹂︶では、ミドルネームのイニシャルは﹁R﹂とされていた。 本放送では﹁ジェームズ・T・カーク﹂とされ、ミドルネームについては言及はされていなかったが、1974年のアニメシリーズ第16話"Bem"︵﹁分解宇宙人ベム﹂︶で初めて﹁T﹂が﹁タイベリアス﹂の略とされた。これが映画第1作の小説版でも踏襲されたため[注釈 1]、事実上の標準的設定とされ[注釈 2]、追随する多くの小説やファン・フィクションなどでもそのように扱われていった︵小説版での表記は﹁ティベリウス﹂︶。しかし、﹁正史﹂とされる実写作品[注釈 3]での﹁タイベリアス﹂の登場は意外にも遅く、1991年の﹃未知の世界﹄が初めてである。﹁タイベリアス﹂が正統な設定となったのは、﹁ジェームズ・T・カーク﹂の初登場から25年も経ってからのことであった。 映画11作目では出産直後、母により祖父の名を受け継ぎ﹁Tiberius/タベリアス﹂と命名されるシーンがあるが、この作品内では度々自ら﹁Tiberius﹂を名乗っている。 小説や以降のテレビシリーズではCaptainを﹁艦長﹂と訳しているが、日本でテレビ放送した宇宙大作戦ではCaptainを﹁船長﹂と訳したため、日本ではアーチャー船長、バーナム船長、パイク船長などカーク以前の艦長を﹁船長﹂と呼び区別するのが慣例となっている。﹃スタートレック‥ディスカバリー﹄のバーナム船長に関しては、シリーズ途中で舞台が32世紀へと移行したものの﹁船長﹂のままとなっている。演じた俳優と声優[編集]
俳優[編集]
- ウィリアム・シャトナー
- 『宇宙大作戦』~映画第7作
- サンドラ・スミス
- 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク)
- クリス・パイン
- 映画第11作~第13作
- ジミー・ベネット
- 映画第11作(少年時代)
- ポール・ウェズレイ
日本語版吹き替え[編集]
- 矢島正明
- 『宇宙大作戦』、映画第1作(テレビ朝日版)、映画第2作~第3作(日本テレビ版)、映画第7作(VHS版)、『ディープ・スペース・ナイン』、映画第1作~第7作(新録版)
- 野沢雅子
- 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク)
- 佐々木功
- 『まんが宇宙大作戦』
- 大塚明夫
- 映画第4作(フジテレビ版)、映画第6作(VHS版)
- 大塚は『新スタートレック』でウィリアム・T・ライカー役を演じている。
- 筈見純
- 映画第5作(機内上映版)
- 阪口周平
- 映画第11作~第13作
- 阪口は映画第3作(新録版)で青年期のスポックを演じている。
- 浪川大輔
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “スター・トレック、カーク船長の「未来の生まれ故郷」で町おこし、米アイオワ州”. AFPBB News (2009年5月4日). 2021年2月22日閲覧。