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「ジェームズ・T・カーク」の版間の差分

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{{物語世界内の観点|date=2020年1月}}

[[ファイル:Star Trek William Shatner.JPG|thumb|200px|宇宙大作戦のジェームズ・T・カーク(演:ウィリアム・シャトナー)]]

[[ファイル:Star Trek William Shatner.JPG|thumb|200px|宇宙大作戦のジェームズ・T・カーク(演:ウィリアム・シャトナー)]]

'''ジェームズ・タイベリアス・カーク'''('''James Tiberius Kirk''')は[[サイエンス・フィクション|SF]]ドラマ『[[スタートレック]]』シリーズに登場する人物である。『[[宇宙大作戦]]』(TOS)及び映画シリーズの主人公であり、小説やコミック、ゲームにも多数登場している。


'''ジェームズ・タイベリアス・カーク'''('''James Tiberius Kirk''')は[[サイエンス・フィクション|SF]]ドラマ『[[スタートレック]]』シリーズに登場する架空の人物である。『[[宇宙大作戦]]』(TOS)及び映画シリーズの主人公であり、小説やコミック、ゲームにも多数登場している。



== 概要 ==

== 概要 ==

長い歴史を持つスタートレックシリーズの最初の主人公。惑星連邦宇宙艦隊に所属するコンスティテューション級宇宙艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701の3代目の船長である。『スタートレック(邦題:[[宇宙大作戦]])』における彼の数々の冒険は、後のシリーズにおいても知らぬ者はいない伝説となっている。

長い歴史を持つスタートレックシリーズの最初の主人公。惑星連邦宇宙艦隊に所属するコンスティテューション級宇宙艦U.S.S.エンタープライズNCC-1701の3代目の船長である。『スタートレック(邦題:[[宇宙大作戦]])』における彼の数々の冒険は、後のシリーズにおいても知らぬ者はいない伝説となっている。


兄のジョージ・サミュエル・カークも宇宙艦隊に所属し、『宇宙大作戦』シーズン1の「デネバ星の怪奇生物」にてデネバ星で妻子と暮らす科学者として登場、その死が描かれる。これ以前の時代を描く『''[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド]]』''ではU.S.S.エンタープライズに科学士官として勤務している。



== 性格 ==

== 性格 ==






兄ジョージ・サミュエル・カークによれば、少年時代は常に成績トップでなければ気が済まない負けず嫌いなところがあり、また運任せにしたりルールを破る場面も散見される性格であった。しかし船長としての彼には一抹の不安もないという。(SNW10話)







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== 経歴 ==

== 経歴 ==


2233[[]][[]]<ref>[http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2599549/4106051 ] - AFP BBNews 200954</ref>西OK

2233[[]][[]]<ref>{{Cite web||url=https://www.afpbb.com/articles/-/2599549 |title= |accessdate=2021-02-22 |date=2009-05-04 |publisher=[https://www.afpbb.com/ AFPBB News] |language=ja}}</ref>西OK


少年時代は本の虫でおとなしい性格であったが、なんらかのきっかけで奔放な青年へ成長する。この「きっかけ」のくだりは『[[スター・トレック (2009年の映画)]]』のDVD特典のカットされたシーンで描かれている。奔放発想によって2254には宇宙艦隊アカデミーに在籍中決してリアすがでない"[[コバヤシマル]]"テストクリアた唯一候補生となる。


[[ (2009)]]DVD

奔放な発想によって2254年には宇宙艦隊アカデミーに在籍中、決してクリアすることができない"[[コバヤシマル]]"テストをクリアした唯一の候補生となる。



2263年に30歳の若さで大佐に昇進、オーバーホールを終えた[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の船長として、5年間の深宇宙探査に赴く。(『スタートレック(邦題:[[宇宙大作戦]])』)

2263年に30歳の若さで大佐に昇進、オーバーホールを終えた[[エンタープライズ (スタートレック)|U.S.S.エンタープライズ]]の船長として、5年間の深宇宙探査に赴く。(『スタートレック(邦題:[[宇宙大作戦]])』)



2270年には提督(少将)に昇進し、宇宙艦隊司令部に所属。


226822722285U.S.S.A2293U.S.S.B16


2272年に地球に襲来した謎の物体「ヴィジャー」を迎え撃つため、新人のデッカー艦長に代わりU.S.S.エンタープライズの指揮を執る。(劇場版1作)

===ケルヴィン・タイムライン===

劇場版第11作『[[スター・トレック (2009年の映画)]]』の舞台となる平行宇宙での時間軸。2233年4月に父であるジョージ・カーク大尉が勤務するU.S.S.ケルヴィンの脱出ポッドの中で生まれる。その後アイオワにある叔父の農場で幼年期を過ごす。「天才的頭脳を持つ問題児」な青年に成長した彼は、宇宙艦隊のクリストファー・パイク船長にスカウトされ、宇宙艦隊アカデミーに進学する。その後パイク船長の後任としてU.S.S.エンタープライズの船長となる。



2285年にテラフォーミングプロジェクト「ジェネシス」の一件にて宇宙基地からU.S.S.エンタープライズを奪取し、自爆消失させる(劇場版2~3作)。同年、クジラ探査船の地球襲来事件により地球を滅亡から救うも、エンタープライズ奪取等の責任を問われ大佐に降格、U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Aの艦長に就任。(劇場版4作)

=== シャトナーバース ===


2293年、衛星プラクシスの喪失によって破滅の危機に瀕したクリンゴン帝国と和平を結び、惑星連邦とクリンゴン帝国との同盟の礎を築く。(劇場版6作)



U.S.S.NCC-1701-B78(7[[ ]])

遺体は回収されており、2401年時点でデイストローム研究所にて保管されてプロジェクト・フェニックスによって再生が試みられている。



=== ケルヴィン・タイムライン ===

劇場版第11作『[[スター・トレック (2009年の映画)]]』の舞台となる平行宇宙での時間軸。2233年4月に父であるジョージ・カーク大尉が勤務するU.S.S.ケルヴィンの脱出ポッドの中で生まれる。その後アイオワにある叔父の農場で幼年期を過ごす。「天才的頭脳を持つ問題児」な青年に成長した彼は、宇宙艦隊のクリストファー・パイク船長にスカウトされ、宇宙艦隊アカデミーに進学する。その後パイク船長の後任としてU.S.S.エンタープライズの船長となる。艦隊に入った頃に時折見せていた反抗的な態度も時が経つにつれ減っていき、数年後には船長として申し分のない落ち着いた性格となっていた。


=== シャトナーバース ===

: ウィリアム・シャトナー自身による続編小説シリーズにおいて『ジェネレーションズ』での死亡後、ロミュランとボーグによって復活、TNG、DS9、VOYのキャラを巻き込みながら活躍する事になる。このシリーズは通称シャトナーバースと呼ばれている。

: ウィリアム・シャトナー自身による続編小説シリーズにおいて『ジェネレーションズ』での死亡後、ロミュランとボーグによって復活、TNG、DS9、VOYのキャラを巻き込みながら活躍する事になる。このシリーズは通称シャトナーバースと呼ばれている。

:; オデッセイ

:; オデッセイ

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:* Captain's Glory

:* Captain's Glory



=== スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド ===

== ネーミング ==

2022''年から配信されたドラマシリーズ『[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド]]』''では、カーク船長の前任[[クリストファー・パイク]]がエンタープライズ船長を勤める時期に、U.S.S.ファラガットに勤務する大尉であった。また、ロミュラン人が過去に飛んで歴史を改変した別時間軸では、惑星連邦は存在せずに地球連合の戦艦の艦長である。



シーズン1-10話、パイク船長が『宇宙大作戦』シーズン1-9話「宇宙基地SOS」時点でエンタープライズ船長を続けていた世界線にて、U.S.S.ファラガット船長としてカーク船長が登場。この時のカーク船長の手腕を見たパイク船長は、元の時間に戻った際に自身の後継として彼を気にかけるようになる。


本来の世界線上でのカークはシーズン2-6話に登場し、U.S.S.ファラガットの副長への昇進が内定している(宇宙艦隊史上最年少(2233年生まれの為、23~24歳)での副長への昇進と言及されている)。


== ネーミング ==


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初登場となるパイロットフィルム"Where No Man Has Gone Before"(「光るめだま」)では、ミドルネームのイニシャルは「R」とされていた。

初登場となるパイロットフィルム"Where No Man Has Gone Before"(「光るめだま」)では、ミドルネームのイニシャルは「R」とされていた。




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映画11作目では出産直後、母により祖父の名を受け継ぎ「Tiberius/タベリアス」と命名されるシーンがあるが、この作品内では度々自ら「Tiberius」を名乗っている。

映画11作目では出産直後、母により祖父の名を受け継ぎ「Tiberius/タベリアス」と命名されるシーンがあるが、この作品内では度々自ら「Tiberius」を名乗っている。



小説や以降のテレビシリーズではCaptainを「艦長」と訳しているが、日本でテレビ放送した[[宇宙大作戦]]ではCaptainを「船長」と訳したため、日本ではカークの「船長」と呼び区別するのが慣例となっている。宇宙大作戦以前の時代を描いた[[スタートレック エンタプライズ]]』の[[ジョサン・アチャー]]も「船長」と呼ばれることとなっ


Captain[[]]Captain32


== 演じた俳優と声優 ==

== 演じた俳優と声優 ==


=== 俳優 ===

=== 俳優 ===

* [[ウィリアム・シャトナー]]


** 『宇宙大作戦』~映画第7作

; [[ウィリアム・シャトナー]]

* [[サンドラ・スミス]]

: 『宇宙大作戦』~映画第7作

** 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク)


* [[クリス・パイン]]

; [[サンドラ・スミス]]

** 映画第11作~第13作

: 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク)

* [[ジミー・ベネット]]


** 映画第11作(少年時代)

; [[クリス・パイン]]

* [[ポール・ウェズレイ]]

: 映画第11作~第13作

** 『[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド]]』


; [[ジミー・ベネット]]

: 映画第11作(少年時代)



=== 日本語版吹き替え ===

=== 日本語版吹き替え ===

{{See also|スタートレック#日本語版の吹き替え}}

{{See also|スタートレック#日本語版の吹き替え}}

* [[矢島正明]]


** 『宇宙大作戦』、映画第1作(テレビ朝日版)、映画第2作~第3作(日本テレビ版)、映画第7作(VHS版)、『ディープ・スペース・ナイン』、映画第1作~第7作(新録版)

; [[矢島正明]]

* [[野沢雅子]]

: 『宇宙大作戦』、映画第1作(テレビ朝日版)、映画第2作~第3作(日本テレビ版)、映画第7作(VHS版)、『ディープ・スペース・ナイン』、映画第1作~第7作(新録版)

** 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク)


* [[ささきいさお|佐々木功]]

; [[野沢雅子]]

** 『まんが宇宙大作戦』

: 『宇宙大作戦』(第79話「変身! カーク船長の危機」女性に変身してしまったカーク)

* [[大塚明夫]]


** 映画第4作(フジテレビ版)、映画第6作(VHS版)

; [[ささきいさお|佐々木功]]

** 大塚は『新スタートレック』で[[ウィリアム・T・ライカー]]役を演じている。

: 『まんが宇宙大作戦』

* [[筈見純]]


** 映画第5作(機内上映版)

; [[大塚明夫]]

* [[阪口周平]]

: 映画第4作(フジテレビ版)、映画第6作(VHS版)

** 映画第11作~第13作

: 大塚は『新スタートレック』で[[ウィリアム・T・ライカー]]役を演じている。

** 阪口は映画第3作(新録版)で青年期のスポックを演じている。


; [[筈見純]]

* [[浪川大輔]]

** 『[[スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド|スタートレック:ストレンジ・ニューワールド]]』

: 映画第5作(機内上映版)


; [[阪口周平]]

: 映画第11作~第13作

: 阪口は映画第3作(新録版)で青年期のスポックを演じている。



== 脚注 ==

== 脚注 ==

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=== 注釈 ===

<references/>

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=== 出典 ===

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{{スタートレック}}

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{{ささきいさお}}


{{DEFAULTSORT:かく しえむす}}

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[[Category:スタートレック:オリジナルシリーズの登場人物]]

[[Category:スタートレック:オリジナルシリーズの登場人物]]

[[Category:新スタートレックの登場人物]]

[[Category:新スタートレックの登場人物]]

[[Category:スタートレック:ディープ・スペース・ナインの登場人物]]

[[Category:スタートレック:ディープ・スペース・ナインの登場人物]]

[[Category:スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールドの登場人物]]

[[Category:架空の宇宙船の船長・艦長]]



[[de:Figuren im Star-Trek-Universum#Captain James Tiberius Kirk]]

[[de:Figuren im Star-Trek-Universum#Captain James Tiberius Kirk]]


2024年3月21日 (木) 15:28時点における最新版

宇宙大作戦のジェームズ・T・カーク(演:ウィリアム・シャトナー)

James Tiberius KirkSFTOS

[]


U.S.S.NCC-17013

1:U.S.S.

[]




(SNW10)



32

[]


2233[1]西OK

 (2009)DVD

2254""

226330U.S.S.5

2270

2272U.S.S.1

2285U.S.S.23U.S.S.NCC-1701-A4

22936

U.S.S.NCC-1701-B78(7 )

2401

[]


11 (2009)22334U.S.S.U.S.S.

[]


TNGDS9VOY


STAR TREK: The Ashes of Eden

  (The Return)

  (Avenger)



  (Spectre)

  (Dark Victory)

  (Preserver)



Captain's Peril

Captain's Blood

Captain's Glory

:[]


2022:U.S.S.

1-101-9SOSU.S.S.

2-6U.S.S.((223323~24))

[]


JamesJim

"Where No Man Has Gone Before"R

T197416"Bem"T1[ 1][ 2][ 3]1991T25

11Tiberius/Tiberius

CaptainCaptain32

演じた俳優と声優[編集]

俳優[編集]

日本語版吹き替え[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 

出典[編集]