「ターミネーター:ニュー・フェイト」の版間の差分
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| [[ジョン・コナー]] || [[エドワード・ファーロング]] <ref>{{Cite web|title=『ターミネーター』新作ジョン・コナー役にエドワード・ファーロング復帰 - Engadget Japanese|url=https://japanese.engadget.com/2019/07/19/terminator-furlong/|website=Engadget JP|accessdate=2019-07-23|language=ja-jp|first=Munenori|last=Taniguchi}}</ref> ジュード・コリー <ref>[[imdbname:9894886|インターネット・ムービー・データベース (IMDb)_Jude Collie]]</ref> || なし |
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== 製作スタッフ == |
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本作は批評家から絶賛されているところもあれば、著しく厳しく評価されているところもある。映画批評集積サイトの[[Rotten Tomatoes]]には300件以上のレビューがあり、批評家支持率は70%、観客満足度は82%となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.rottentomatoes.com/m/terminator_dark_fate |title=ROTTEN TOMATOES|publisher=Variety|date=2019-12-31|accessdate=2019-12-31}}</ref>。平均点は10点満点中6.3点となっており<ref>{{Cite web|url=https://m.imdb.com/title/tt6450804/|title=IMDB|publisher=Variety|date=2019-12-31|accessdate=2019-12-31}}</ref>、インターネット総合評価では、批評家による加重スコアが100のうち54、観客によるスコアが10のうち4.2となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.metacritic.com/movie/terminator-dark-fate|title=METACRITIC|publisher=Variety|date=2019-12-31|accessdate=2019-12-31}}</ref>。 |
本作は批評家から絶賛されているところもあれば、著しく厳しく評価されているところもある。映画批評集積サイトの[[Rotten Tomatoes]]には300件以上のレビューがあり、批評家支持率は70%、観客満足度は82%となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.rottentomatoes.com/m/terminator_dark_fate |title=ROTTEN TOMATOES|publisher=Variety|date=2019-12-31|accessdate=2019-12-31}}</ref>。平均点は10点満点中6.3点となっており<ref>{{Cite web|url=https://m.imdb.com/title/tt6450804/|title=IMDB|publisher=Variety|date=2019-12-31|accessdate=2019-12-31}}</ref>、インターネット総合評価では、批評家による加重スコアが100のうち54、観客によるスコアが10のうち4.2となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.metacritic.com/movie/terminator-dark-fate|title=METACRITIC|publisher=Variety|date=2019-12-31|accessdate=2019-12-31}}</ref>。 |
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[[IGN]]は10点満点のうち8点(GREAT)を付け、『ターミネーター:ニュー・フェイト』は前の3作がつまずいた点で成功し、クリエイティブ性においても、商業面においてもフランチャイズを良い状態に戻している」と評した<ref>{{Cite web|url=https://jp.ign.com/terminator-dark-fate/39420/review/|title=ターミネーター:ニュー・フェイト - レビュー|accessdate=2019/12/6|publisher=IGN JAPAN}}</ref>。 |
[[IGN]]は10点満点のうち8点(GREAT)を付け、『ターミネーター:ニュー・フェイト』は前の3作がつまずいた点で成功し、クリエイティブ性においても、商業面においてもフランチャイズを良い状態に戻している」と評した<ref>{{Cite web|url=https://jp.ign.com/terminator-dark-fate/39420/review/|title=ターミネーター:ニュー・フェイト - レビュー|accessdate=2019/12/6|publisher=IGN JAPAN}}</ref>。 |
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=== 興行収入 === |
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[[シネマトゥデイ]]やIGNの報道によれば、[[2019年]][[11月1日]]に[[アメリカ合衆国]]で世界初公開された北米初日興行収入では当所の予想は約40億円だったが、公開された日が平日との事もあり約11億円に留まる。そのため、一部のユーザー達から厳しい評価をされていた。興行収入が現時点で約287億円<ref>{{cite news|url= https://www.boxofficemojo.com/release/rl3103950337/weekend/?ref_=bo_rl_tab#tabs| title=‘Terminator: Dark Fate’興行収入|publisher=Variety|date=2019-12-07|accessdate=2019-12-07}}</ref>であり、製作費の約203.5億円<ref>{{cite news|url=https://variety.com/2019/film/box-office/terminator-dark-fate-box-office-flop-1203391309/|title=‘Terminator: Dark Fate’ Faces $100 Million Box Office Loss|publisher=Variety|date=2019-11-03|accessdate=2019-11-13}}</ref>の他数億のマーケティング費用がかかっているのに割が合わず、11月当初では合計約100億円の赤字計上が浮上していた<ref>{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0112147|title=﹃ターミネーター﹄新作、首位デビューも苦戦‥全米ボックスオフィス考|newspaper=シネマトゥデイ|publisher=シネマトゥデイ|date=2019-11-05|accessdate=2019-11-06}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://jp.ign.com/joker/39596/news/100|title=︻北米興行成績︼ターミネーター‥ニュー・フェイト |
[[シネマトゥデイ]]やIGNの報道によれば、[[2019年]][[11月1日]]に[[アメリカ合衆国]]で世界初公開された北米初日興行収入では当所の予想は約40億円だったが、公開された日が平日との事もあり約11億円に留まる。そのため、一部のユーザー達から厳しい評価をされていた。興行収入が現時点で約287億円<ref>{{cite news|url= https://www.boxofficemojo.com/release/rl3103950337/weekend/?ref_=bo_rl_tab#tabs| title=‘Terminator: Dark Fate’興行収入|publisher=Variety|date=2019-12-07|accessdate=2019-12-07}}</ref>であり、製作費の約203.5億円<ref>{{cite news|url=https://variety.com/2019/film/box-office/terminator-dark-fate-box-office-flop-1203391309/|title=‘Terminator: Dark Fate’ Faces $100 Million Box Office Loss|publisher=Variety|date=2019-11-03|accessdate=2019-11-13}}</ref>の他数億のマーケティング費用がかかっているのに割が合わず、11月当初では合計約100億円の赤字計上が浮上していた<ref>{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0112147|title=﹃ターミネーター﹄新作、首位デビューも苦戦‥全米ボックスオフィス考|newspaper=シネマトゥデイ|publisher=シネマトゥデイ|date=2019-11-05|accessdate=2019-11-06}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://jp.ign.com/joker/39596/news/100|title=︻北米興行成績︼﹃ターミネーター‥ニュー・フェイト﹄がコケる? 現時点で約100億円の損失になる見込み|newspaper=IGN Japan|publisher=産経デジタル|date=2019-11-07|accessdate=2019-11-07}}</ref>。
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日本では劇場公開開始に際して行なわれた[[YouTube]]での本編映像一部公開に加えて<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/353610|title=「ターミネーター:ニュー・フェイト」新映像|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-01|accessdate=2019-11-21}}</ref>、シュワルツェネッガーら主要キャスト達の来日<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/354074|title=シュワルツェネッガーら日本到着|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-04|accessdate=2019-11-21}}</ref>、記者会見<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/354128|title=「ターミネーター」キャスト来日 35年来の友情について|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-05|accessdate=2019-11-21}}</ref>、ジャパンプレミア<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/354349|title=シュワ、日本のファンの方々へメッセージ|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-06|accessdate=2019-11-21}}</ref>が功を奏し、[[興行通信社]]による全国映画動員ランキングでは2週連続で1位を獲得した。また、現在までの日本累計興行収入は約23.5億円となっている<ref name="natalie_355068">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/355068|title=「ターミネーター ニューフェイト」が動員1位|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-12|accessdate=2019-11-21}}</ref><ref name="natalie_355879">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/355879|title=「ターミネーター ニューフェイト」2週連続で動員トップ|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-18|accessdate=2019-11-21}}</ref>。 |
日本では劇場公開開始に際して行なわれた[[YouTube]]での本編映像一部公開に加えて<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/353610|title=「ターミネーター:ニュー・フェイト」新映像|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-01|accessdate=2019-11-21}}</ref>、シュワルツェネッガーら主要キャスト達の来日<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/354074|title=シュワルツェネッガーら日本到着|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-04|accessdate=2019-11-21}}</ref>、記者会見<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/354128|title=「ターミネーター」キャスト来日 35年来の友情について|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-05|accessdate=2019-11-21}}</ref>、ジャパンプレミア<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/354349|title=シュワ、日本のファンの方々へメッセージ|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-06|accessdate=2019-11-21}}</ref>が功を奏し、[[興行通信社]]による全国映画動員ランキングでは2週連続で1位を獲得した。また、現在までの日本累計興行収入は約23.5億円となっている<ref name="natalie_355068">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/355068|title=「ターミネーター ニューフェイト」が動員1位|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-12|accessdate=2019-11-21}}</ref><ref name="natalie_355879">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/355879|title=「ターミネーター ニューフェイト」2週連続で動員トップ|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-18|accessdate=2019-11-21}}</ref>。 |
2020年3月11日 (水) 01:21時点における版
ターミネーター:ニュー・フェイト | |
---|---|
Terminator: Dark Fate | |
監督 | ティム・ミラー |
脚本 |
デヴィッド・S・ゴイヤー[1][2] ビリー・レイ ジャスティン・ローズ |
原案 |
ジェームズ・キャメロン ゲイル・アン・ハード |
原作 |
ジェームズ・キャメロン ジャスティン・ローズ ジョシュ・フリードマン デヴィッド・S・ゴイヤー チャールズ・H・イグリー |
製作 |
ジェームズ・キャメロン デヴィッド・エリソン |
製作総指揮 | ジェームズ・キャメロン |
出演者 |
リンダ・ハミルトン アーノルド・シュワルツェネッガー マッケンジー・デイヴィス ナタリア・レイエス ガブリエル・ルナ ディエゴ・ボネータ |
音楽 | ジャンキーXL[3] |
撮影 | ケン・セング |
編集 |
ジェームズ・キャメロン デヴィッド・エリソン ティム・ミラー ジュリアン・クラーク |
製作会社 |
パラマウント映画 20世紀フォックス スカイダンス・プロダクションズ ライトストーム・エンターテインメント テンセント・ピクチャーズ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 128分 |
製作国 |
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言語 |
英語 スペイン語 |
製作費 | 約203.5億円[7] |
興行収入 |
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前作 | ターミネーター2 |
概要
﹃ターミネーターシリーズ﹄生誕35周年記念作品。﹃ターミネーター2﹄︵1991年公開︶の正統な続編と本作を位置付けるシリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に復帰し[10]、リンダ・ハミルトンも28年ぶりにサラ・コナー役で復帰した[5]。また、ターミネーターとは別に常人より強い能力を持つ強化人間︵Enhanced Human Being, エンハンスド・ヒューマン・ビーイング︶も登場した[11][12]。 日本においては、2019年に本国の20世紀スタジオがディズニー社に買収されて以降は、映画配給をウォルト・ディズニー・ジャパンが担当している。ストーリー
サイバーダイン社の破壊とT-1000型ターミネーターとの死闘を経て、1997年に起きるはずだったスカイネットによる﹁審判の日﹂を阻止した1995年から3年後の1998年。サラ・コナーとその息子、ジョン・コナーはグアテマラのビーチで休息を取っていたが、突然T-800型ターミネーターがサラの目の前に現れ、その場でジョンを抹殺する。審判の日は回避されたが、それ以前にスカイネットにより送り込まれていた他のT-800が、T-1000の他にもう一体残存していたのだった。抹殺任務を遂行したT-800はそのままビーチを後にする。 時代は変わり2020年。メキシコに1人の女性と1体のターミネーターが未来から送り込まれて来た。片方は抵抗軍がターミネーターの製造過程で発生したサイバネティックス技術を人体に応用し強化された人間(強化人間)﹁グレース﹂。もう片方はT-1000を遥かに凌ぐ性能を持つ新型ターミネーター﹁Rev-9﹂(レヴ-ナイン)。彼らはそれぞれの任務を果たすため、﹁ダニー・ラモス﹂を捜索する。 ダニーは弟のディエゴと共に機械工場に出勤していたが、そこに彼女の父親に擬態したRev-9が現れる。間一髪で駆けつけたグレイスに助けられ、ディエゴを含めた3人で逃亡を図るも、グレース一行の乗る車両が燃料不足のため速く動くことができず、大型トラックに乗って猛追するRev-9に苦戦を強いられていた。Rev-9との交戦は続き、ディエゴは致命傷を負って車から逃げられなくなり、Rev-9の運転する車が衝突し死亡してしまう。絶体絶命の中、武器を携えた初老の女性が現れ、Rev-9を一時的に無力化する。その女性こそ、ジョンを失いながら孤独に戦い続けていた戦士﹁サラ・コナー﹂だった。 その後グレースは強化の副作用により身動きがしずらくなっていたが、ダニーと共に薬局で薬を調達しグレースの治療を行い、3人はお互いの情報を共有する。サラは﹁審判の日﹂に纏わるこれまでの戦い、ジョンの死後、何者かから送られてくるメールの情報通りに現れるターミネーターを狩り続け、今回のメールでグレースの出現を知ったこと、メールの文末には必ず﹁ジョンのために﹂と記されていたことを明かす。一方、グレースは自分はダニーを守るために送り込まれて来た2042年の人類軍の強化兵士であること、彼女が知る未来にはスカイネットもジョンも存在せず、機械軍を統べる存在がAI﹁リージョン﹂であることを2人に伝える。話をまとめたサラは、ダニーが自分と同じく﹁人類抵抗軍リーダーの母親になる存在﹂と推測し、協力を約束する。 グレースが上官から教えられていた助っ人とサラへのメールの送り主が同一人物であることを知った3人は、その人物に会うべくアメリカへの入国を決意。密航業者であるダニーの叔父の協力で国境を越えるが、国境警備隊に潜入したRev-9に監視用ドローンで捕捉され、ドローン墜落による爆殺は避けたものの収容所に入れられてしまう。直接殺しにやってきたRev-9を危機一髪で退けた3人は、ヘリコプターでメールの発信源とされるテキサス州ラレドに向かう。 そこで3人が出会ったのは、かつてジョンを抹殺したT-800だった。サラはジョンを殺したT-800に対し、感情を抑えられず破壊しようとするが、グレースに止められる。T-800はジョン抹殺という目的を果たした後、﹁審判の日﹂の回避によりスカイネットが存在しない時間軸の現代において、長い時間をかけ人類から様々なことを学習し良心を覚えたと語る。﹁カール﹂という名前と、新しい家族を得て暮らしていた彼は、ジョンを殺したことへの罪悪感から、自らが感知したタイムスリップの予兆をサラに伝え、彼女に生きる目的を与えようとしていたのだった。一行は、逃げ続けるのではなく、どこか特定のキル・ボックス︵罠箱、防衛ライン︶で待ち構えRev-9を破壊することを決心、T-800も家族を逃がした上で協力を申し出る。そんなT-800に対し、サラは﹁事が済んだらあなたを殺す﹂と言い放つのだった。 サラ、ダニー、グレース、T-800︵カール︶はRev-9を破壊すべく、サラの旧知である米軍少佐と接触しEMP兵器の横流し品を入手するが、そこへRev-9がヘリコプターで強襲、一行は空軍基地に駐機中の輸送機を拝借し上空へと免れる。頼みの綱であるEMP兵器がRev-9によって破壊されてしまい、Rev-9を止める有効打を失ってしまったが、それでも困難に立ち向かおうとするダニーに対しグレースは﹁人類抵抗軍の指導者になるのはダニー自身であり、リージョンによる人類抹殺開始以降に孤児となった自分を助け戦士として導いてくれたのも彼女﹂との真実を明かす。ダニーが新たな﹃ジョン・コナー﹄であったことに驚くサラ達であったが、その直後空中給油機を奪取していたRev-9が彼女らの輸送機に追い付き、空中給油機を輸送機に衝突させ、輸送機は崩壊する。墜落する輸送機の中から一行はパラシュートで脱出。パラシュートはダムに硬着陸してダム下流に水没、輸送機はダム湖に墜落するが、T-800の奮闘とサラの機転によりRev-9の追撃を交わす。その後、ダム地下の水力発電所のタービン室まで来たダニーは、ここをキル・ボックスと定め、Rev-9を迎撃することを決意。激しい戦闘の末に、高速で回転する巨大発電タービンにRev-9を巻き込むが、直後に起こった爆発によりグレースは重傷を負い、T-800も機能停止してしまう。しかし、Rev-9は破壊されておらず、液体金属の外皮と右腕を失い満身創痍となりながらもダニーに迫る。瀕死となったグレースは自らの動力源となっている大電力パワーパックを用いてRev-9をショートさせて破壊することをダニーに申し出る。ダニーは激しく抵抗するが、このままでは全員殺されてしまうことから、止むを得ずパワーパックを取り出す。家族を奪われ、さらにグレースも失ったダニーは必死にRev-9へ挑むが、一蹴され窮地に追い込まれてしまう。サラの呼びかけに応えるように再起動したT-800の助力でRev-9の頭蓋内骨格にグレースのパワーパックを突き刺し、T-800はショートするRev-9を引きずり共に溶解炉へと落下する。やがて高熱により骨格が徐々に溶解し、ついにRev-9を破壊。そして﹁最後のT-800﹂であるカールもサラとダニーの無事を見届けると、﹁ジョンのために﹂と言い残して機能を停止し、この世を去った。 死闘から数日後。サラとダニーは家族と公園で遊ぶ子供時代のグレースを見に行く。ダニーはサラに﹁グレースは二度と死なせない﹂との自らの決意を示し、その言葉を受け止めたサラは戦士の先達として訓練を課すことを決め、2人が車で走り去る場面で物語は幕を閉じる。主要キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
サラ・コナー | リンダ・ハミルトン | 戸田恵子 [13] |
T-800 / カール | アーノルド・シュワルツェネッガー ブレット・アザー [14] | 玄田哲章 |
グレイス | マッケンジー・デイヴィス | 坂本真綾 [13] |
ダニー・ラモス | ナタリア・レイエス | 高垣彩陽 [13] |
Rev-9(レヴ-ナイン) | ガブリエル・ルナ | 小松史法 [13] |
ディエゴ・ラモス | ディエゴ・ボネータ | 伊東健人 [13] |
ジョン・コナー | エドワード・ファーロング [15] ジュード・コリー [16] | なし |
製作スタッフ
- 監督:ティム・ミラー
- 製作:ジェームズ・キャメロン/デヴィッド・エリソン
- VFX:デジタル・ドメイン
- 音楽:ジャンキーXL
製作
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評価
本作は批評家から絶賛されているところもあれば、著しく厳しく評価されているところもある。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには300件以上のレビューがあり、批評家支持率は70%、観客満足度は82%となっている[20]。平均点は10点満点中6.3点となっており[21]、インターネット総合評価では、批評家による加重スコアが100のうち54、観客によるスコアが10のうち4.2となっている[22]。 IGNは10点満点のうち8点(GREAT)を付け、﹃ターミネーター‥ニュー・フェイト﹄は前の3作がつまずいた点で成功し、クリエイティブ性においても、商業面においてもフランチャイズを良い状態に戻している﹂と評した[23]。興行収入
シネマトゥデイやIGNの報道によれば、2019年11月1日にアメリカ合衆国で世界初公開された北米初日興行収入では当所の予想は約40億円だったが、公開された日が平日との事もあり約11億円に留まる。そのため、一部のユーザー達から厳しい評価をされていた。興行収入が現時点で約287億円[24]であり、製作費の約203.5億円[25]の他数億のマーケティング費用がかかっているのに割が合わず、11月当初では合計約100億円の赤字計上が浮上していた[26][27]。 日本では劇場公開開始に際して行なわれたYouTubeでの本編映像一部公開に加えて[28]、シュワルツェネッガーら主要キャスト達の来日[29]、記者会見[30]、ジャパンプレミア[31]が功を奏し、興行通信社による全国映画動員ランキングでは2週連続で1位を獲得した。また、現在までの日本累計興行収入は約23.5億円となっている[32][33]。コラボレーション
マイクロソフトから発売されたXbox One/Windows 10用ソフト﹃Gears 5﹄(Z指定)とのコラボレーションが実施された[34]。 予約特典としてマルチプレイヤーで使用可能な﹁Terminator Dark Fate キャラクターパック﹂[35]があり、サラ・コナー、T-800、Vector Lancer スキン、7日間のBoostなどを含む。 これは現在ストアにて有料配信も行われている。また、﹁Terminator Dark Fate キャラクターパック2﹂にはマルチプレイヤー用のグレースとRev-9を収録している。脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイトテンプレート {{ja icon}} を使ってください。
- ターミネーター:ニュー・フェイト - allcinema
- Terminator: Dark Fate - IMDb(英語)